目次
1.裏表を逆につけてしまう
マスクの形状は「プリーツ型マスク」「立体型マスク」「平型マスク」と3種類に分けられます。どのタイプのマスクも裏と表がありますので逆につけないようにしましょう。中でも間違いやすいのが「プリーツ型マスク」です。
プリーツ型マスクの表面(外側)は一般的に「プリーツを開いたとき山側になる面が表面(外側)」とされています。ヒダで言うと「ヒダの向きが下になっている面が表面(外側)」です。
また、耳かけのヒモが付いている位置で確認することも多いかもしれませんが、ヒモの付いている面はメーカーによって違うこともあります。
裏側(内側)に付いているメーカーもあれば、ヒモが隙間を抑えるよう表面(外側)に付いているメーカーもありますので、ヒモの付いている面だけで判断するのもNGです。
表裏を逆につけると、ウィルスや花粉の侵入を防ぐ効果が発揮できないことや、マスクによっては直接肌に触れる裏側(内側)は素材にこだわり、肌触りを良くしている商品もあります。慌てて表と裏を逆につけてしまうことが無いよう気を付けて下さい。
なお、一度逆に付けてしまったマスクは、外側にした面にウィルスなどの飛散物が付着している可能性があるため、正しく付け直すのは控えて新しいマスクを用意するのが良いでしょう。
2.上下を逆につけてしまう
マスクは上下も正しくつけなくてはマスクが顔全体にフィットさせられません。付けた時に、鼻回りにフィットさせるためのワイヤーやノーズフィッターがあれば正しく使うようにします。
上下を逆にすると、マスクと顔の間に隙間ができウィルスや花粉が侵入しやすくなります。特に頬や鼻回りは隙間ができやすいため、ワイヤー部分を必ず上にして鼻の形に合わせて使います。
3.合わないサイズのマスクをつけてしまう
マスクの性能を活かすには、顔にぴったりと密着させなくてはいけません。正しくつけていても自分の顔のサイズに合わないサイズのマスクを使っては効果も落ちてしまいます。1つのサイズを買い置きして家族で使うという使い方も、家族全員のサイズが合わなければNGです。
日本衛生材料工業連合会のホームページでは、マスクのサイズの測り方を次のように書かれています。
《測り方》
- 親指と人さし指でL字型を作り、親指の先端を耳の付け根に当てます。
- L字型にした人さし指は、鼻の付け根から1㎝下に当てます。
- 親指と人さし指の間の長さがマスクのサイズ選びの目安になります。
《測った指の間の長さ》
- 9~11㎝ → 子供用サイズがおすすめ
- 10.5~12.5㎝ → 小さめサイズがおすすめ
- 12~14.5cm → 普通サイズがおすすめ
- 14㎝以上 → 大きめサイズがおすすめ
こちらを参考にして、顔の大きさに合ったサイズのマスクを付けるようにしましょう。
4.マスクから鼻を出してしまう
マスクをずっと付けていると息苦しくなるという時もあるかもしれませんが、鼻を出して付けるのはNGです。この付け方では自分がする咳やくしゃみを飛散させない効果は期待できても、鼻が出ていれば外からのウィルスや花粉が侵入してしまいます。
5.マスクを顎にかけてしまう
外さなければならないときに、顎にかけるのもNGです。顎についた飛散物が内側に入ってしまう可能性があります。また、マスクを顎にずらす時、表面(外側)についた雑菌やホコリ、花粉など飛散物が手に付着して、鼻や口、目を触ると体内に飛散物が侵入してしまいます。
6.ゴム紐がゆるんで隙間だらけになっている
せっかくマスクを付けていてもゴム紐がゆるんでいると、頬とマスクの隙間からウィルスや花粉が侵入し、効果が半減してしまいます。プリーツを広げた時に、鼻から顎までしっかりと覆うようにゴム紐がゆるい場合は調節しましょう。
マスクを外すときに気を付けること
使ったマスクの表面(外側)にはウィルスや花粉などが付着していることがあります。外すときはマスクの表面(外側)は触らずに、ゴム紐の部分をだけを持って外すのが正しい捨て方です。
また、捨てるときは、マスクの表面(外側)も裏側(内側)にも触れずゴム紐部分だけを持ち、できたらビニール袋に入れて口を閉じて捨てるのがおすすめです。
マスクに付いていたウィルスが手に付着することも考えられるため、捨てた後はしっかりと手を洗いアルコール消毒をしておくと安心です。
さいごに
不織布製のマスクは基本は使い捨てのため、ウィルス感染者や咳、くしゃみをした人と接したときは、正しい捨て方で破棄して新しいマスクに交換すると安心です。
間違った使い方はマスクの性能を十分に発揮できないこともあるため、正しい付け方や外し方でウィルスや花粉などの飛散物の侵入から守りましょう。