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1.主語がない
話がヘタな人の特徴の一つとして主語を省略することがあげられます。自分の頭の中でだけ話が進み、主語を「あれ」「それ」などで表現するため聞き手は混乱してしまいます。主語がないので、「誰」のことを話しているのか、「何」のことについて話しているのか分かりません。
さらに、相手が理解しているだろうという思い込みで、話をどんどん進めてしまうこともあります。残念ながら主語を省いて話す本人には自覚症状があまり無く、他人から指摘されてもあまり深刻に受け止めない傾向があるようです。
聞き手は主語が分からないと、何のことについて話しているのかと考えることになり、無駄に時間を使うことになってしまいます。話すときには聞き手が分かりやすいように伝えているか、相手の立場になって考えると良いかもしれません。
2.話が飛び飛びになる
会話中に話がいろいろ飛ぶ人は、話がまとまらず最終的に何が言いたいのか聞き手に伝わりにくくなります。また、アイディアは閃くけれど具体的な実行プランをまとめられないことが多いようです。
このタイプは、5W1Hの「いつ・どこで・誰か・何を・なぜ・どのように」を意識して言葉にすると話が明確になり、自分自身の考えも落ち着いてまとまるでしょう。
聞き手は困ることもありますが、感覚的に閃きで話す人は、会話をしていると面白い発想やアイディアなど次々出てきて、聞き手は刺激を受けとれるというメリットもあります。
3.感情的に思ったことをそのまま口に出す
思っていることをそのまま口に出すと、話の流れが前後したり、同じことを何度も繰り返して話してしまいます。聞き手はついて行けず、話し相手にストレスを与えてしまうこともあります。
また、物事を論理的でなく感情を中心にして表現すると要点が伝わりにくくなってしまいます。感情的に思ったままを言葉にすると、時系列もバラバラになり、自分のペースで物事を進めることになるため、周りからは「無神経な人」と思われてしまうので気を付けましょう。
4.早口で話す
分かりやすい説明でも早口だと聞き取りづらく、話がヘタな人と思われてしまいます。また、早口は賢い人である、とも言われていて、実際その通りかもしれません。
ですが、早口で情報量を多く詰め込みながら相手を納得させる、というパターン。これは実際のところ、聞き手は「分かったふり」をしているだけのことも多いようです。
5.話がまとまらず同じことを繰り返す
話の要点でない部分を何度も繰り返してしまう話し方をする人もいます。まとまりのない話をだらだらと繰り返すと聞き手は疲労感がたまってしまいます。
プレゼンなどでも、重要でない部分を復唱している人は、事前に発表したい内容をまとめていなかったり、自身が発表する内容を理解できていないケースが多いようです。
特にビジネスの場面でこのような話し方をすると、周囲から信頼されることは難しいので、事前に要点をまとめて伝えたいことを明確にしておくと良いでしょう。
6.どう思われるか気にし過ぎている
自分が何を言いたいかより「相手にどう思われるか」ばかり気になるタイプは、自己主張が苦手で聞き役にまわることが多いです。自分に自信が持てない人が多いようです。
また、気心の知れた相手であれば気楽に話せても、初対面や親しくない人とはうまく話せないという人もいます。このようなタイプは、会話で失敗しないことを優先に考えて、消極的になりうまく話せなくなるようです。自分に自信を持つことを心がけると良いでしょう。
7.会話のハードルを上げてしまう
人と話すときに必要以上にプレッシャーを感じてしまい、勝手に会話のハードルを上げてしまう人もいます。
相手にわかりやすく、良い話・面白い話・役立つ話をしようとかえって会話に困ってしまうことも。肩の力を抜いて会話を楽しむことを心がけたほうが、分かりやすく伝えられるようになるでしょう。
さいごに
話がヘタな人は仕事でもマイナスになることが多いかもしれません。日ごろからできるトレーニングとしては、聞き手が分かりやすいようゆっくりと丁寧に話す、相手が理解しやすいような説明を意識する、など心がけてみると良いでしょう。