目次
電車移動が基本の都心部…迷惑行為にドン引き!
都心部をはじめ、日本は全国的に電車を使って通勤する人が多いです。特に首都圏エリアでは、朝7~8時台は通勤ラッシュと呼ばれる超満員電車に乗り込まなければいけないため、通勤だけで疲れてしまう人も少なくありません。
最近では、電車の中で多くの人が少しでも気持ち良く過ごせるよう、マナーを守ることを促すようなポスターも多く見かけます。しかし、それでも依然として迷惑行為がなくならないため、迷惑行為に対してドン引きしているという声も多いです。
自分にとっての『普通』が迷惑行為である可能性も
周囲の人に不快感を与えるなどの『迷惑行為』。しかし、迷惑行為を行っている当人が「迷惑行為を行っている」という意識があるとは限りません。なぜならば、その人にとっての『普通』が、周囲にとっての迷惑行為であることも多いからです。
それを踏まえて考えてみると、「あの人迷惑だな…」と電車内で思っていた自分が、何らかの迷惑行為を行ってしまっている可能性も0ではありません。
自分や周囲の人が少しでも快適に電車内で過ごせるよう、1人1人が『迷惑行為』をやめる意識を持ち、尚且つ自分の電車内での過ごし方を改めて考えることが重要です。
実はドン引きされている!?電車でNGな『迷惑行為』8選
では、実際にどのような行為が『迷惑行為』として、周囲の人をドン引きさせているのでしょうか。ここでは一般的に電車でNGとされており、尚且つ「迷惑だ」と感じる人が多い『迷惑行為』を8つご紹介していきます。自分が当てはまっていないか、思い返してみてください。
電車内で化粧をする
時々見かける電車内での化粧は、マナー違反です。最近では、電車内でベースメイクからしっかり化粧をするという人は見かけなくなりましたが、口紅だけ塗るという女性は少なくありません。
口紅だけであれば、周囲の状況によっては「アリ」とする意見もあるでしょう。しかし、満員電車の中で椅子に座っている状態であれば、「迷惑だな」と感じる人が多いです。
口紅を塗る際は、鏡やスマホのインカメラで自身の顔を確認する人が多いですし、それにより少し腕が外に広がってしまったりと、周囲に迷惑をかけることも考えられます。
また、電車の揺れによって、前に立っていた人が軽くよろけてしまい、口紅がその人のスーツに付いてしまうというトラブルも0ではありません。
車両全体に聞こえるほどの大声で話す
車両全体に聞こえるほどの大声で話す行為は、「迷惑だ」と長い間言われ続けてきました。また、これは若い人に該当するという印象を持つ人も少なくありません。しかし、最近では「若い人だけでなく、中高年層も大声で話す人が多い」という声が多いです。
つまり、多くの人が無意識の内に、大きな声で話してしまっている可能性があるのです。自分の電車内で過ごし方を思い返した時、「あの時、少し声が大きかったかも」と思うことはありませんか?自分では「少し」と思っていても、周囲の人は「大声」に聞こえているかもしれません。
気にすることなく通話をしてしまう
「電車内での通話はお控えください」というポスターやアナウンスが多いため、最近では比較的少なくなってきた迷惑行為です。一昔前までは、若い人が電車内でも躊躇せずに電話してしまう姿が印象的でしたが、現在、若い世代が電車内で電話をする姿を見かけることが減りました。
その理由の1つに、若者の電話離れが挙げられます。現在の10~20代は、電話ではなくSNSアプリを活用して連絡を取る方法が主流のため、電話をすることが昔に比べ、格段に減ったという理由が挙げられます。
その一方で、電車内で未だに躊躇せずに通話してしまう人もいます。当人は小さな声で電話をしているつもりでも、周囲は思っている以上に迷惑と感じているので、電車内で電話が掛かってきても、通話は遠慮するべきでしょう。
電車内で食事する
電車内で食事をする行為は、間違いなく迷惑行為として捉えられています。匂いや音、その行為自体に不快感を感じる人は少なくありません。
しっかりランチやディナーを電車内で行う人はいないと思いますが、おせんべいやお菓子といった小さな物を食べてしまう人は、見かけることがあります。満員電車ではもちろん、比較的空いている時間帯であっても、人によっては不快に感じる人がいるので、やめるべきでしょう。
咳やくしゃみを隠すことなくする
咳やくしゃみを手で隠したり、マスクをせずにしてしまう行為も『迷惑行為』として捉えられます。特に、冬場はインフルエンザなども流行しやすい時期なので、マスクをせず、くしゃみや咳をされると、周囲は不快感だけでなく、感染の心配もあります。
少しでも咳やくしゃみが出てしまう場合は、極力マスクを着けるようにしましょう。マスクがない時や夏などは、エチケットとして、手やハンカチで口元を抑えるように心掛けましょう。
満員電車にベビーカーで乗り込もうとする
現在、多くの車両でベビーカーに子どもを乗せた状態で乗車するお母さんたちの姿を目にします。鉄道会社としても、「空いている時間帯であれば、ベビーカーをそのまま乗せて乗車していいですよ」というスタンスを取っているため、この行為自体はある程度許容されていると感じます。
しかし、それは空いている時間帯限定です。混雑時の電車に無理矢理ベビーカーを乗せようとする行為は、周囲から大きな『迷惑行為』として捉えられます。満員電車の場合、畳んだ状態のベビーカーであっても「迷惑だ」と感じる人もいるほどです。
鉄道会社によって推奨されてはいますが、時間帯や混雑状況を考え、周囲や自分だけでなく、子どもの安全確保のためにも、無理にベビーカーを乗せようとする行為はやめましょう。
満員電車でリュックを背負ったまま乗車
これは近年、『迷惑行為』の上位に上がってきています。満員電車はただでさえ、押しつぶされるような状況です。そこに多くの荷物を詰め込んだリュックを背負ったまま乗車することで、周囲の人に不快感を与えることになります。
基本的に、満員電車に乗車する際は、リュックを下ろして片手に持つことが推奨されています。少しでも多くの人が乗れるよう、また周囲の人に不快感を与えないように配慮しましょう。
混雑している中で雑誌や新聞を読む
最近は見かけることの少なくなった迷惑行為ですが、それでも依然として0にはなっていません。混雑している電車内で、雑誌や新聞を広げて読んでしまうと、隣に座っている人に当たってしまったり、座りたいのに座れないという状況を作り出したりと、迷惑に感じる人が多いです。
特に新聞はサイズが大きいため、迷惑行為として駅ナカのポスターにも描かれるほどです。
最近では、新聞や雑誌をスマホで閲覧できるサービスも多いので、スマホやタブレットと行った媒体を活用して読むようにするべきでしょう。
『迷惑行為』をやめて周囲への思いやりを忘れずに
今回は、特に「迷惑だ」と思われることの多い電車でNGな『迷惑行為』を8つご紹介しました。
当てはまってしまった項目はありませんでしたか?
「無意識でしていた…」という迷惑行為があった人は、次の乗車時から気を付けるようにしましょう。