キッチンで起こる『火事の原因』ランキングワースト1位は〇〇!絶対に気を付けるべきポイントは?

汚れたガスコンロ

キッチンが原因の火事は住宅火災の主な原因にもなっています。中でもガスコンロが原因で起こる火災は非常に多いと言われています。ちょっとした注意で防げるような原因が多いですので、日ごろから気を付けるべきポイントを意識しておきましょう。

ワースト1位は『ガスコンロ』が原因の引火

コンロの消し忘れ

消し忘れたコンロ

少しのつもりで調理中に火のそばから離れてしまい、そのまま忘れてしまう、というケースや、そばにいても調理後にうっかり火を消し忘れる、ということがあります。慌ただしくしていたり、考え事をしているとつい基本的なことも忘れてしまいがちです。

また、スマホの操作に夢中になって、油が加熱され続け、炎が発生してしまうことも。ガスコンロの火災で最も多いのが、消し忘れが原因のため「自分は大丈夫」と過信せず気を付けるように心がけましょう。

天ぷらを調理するときは特に注意

天ぷら

コンロからの出火で多いのが天ぷら油など揚げ物の油からの出火です。ガスコンロを強火のまま加熱していると10分以上過ぎると白煙が上がり始め、20分後には火がつきはじめます。ちょっとした用でもその場を離れたり、テレビを見ることなどは絶対にいけません。

コンロ周りにある布巾へ引火

火のついたガスコンロ

コンロの周りに布巾や布製のカーテンがあると火災の原因となりやすいです。布巾は普段はコンロから離れたところに置いてあるのに、使った後についコンロの横に置いてしまい引火して燃え広がるケースもあります。

また、布製のカーテンが近くにある場合も窓を開けっぱなしでコンロを使い、風によりカーテンが揺れコンロの火が引火することがないよう十分気を付ける必要があります。

コンロのバーナーキャップや受け皿からも発火する

バーナーキャップ

バーナーキャップにある炎が出る部分が煮こぼれの汚れで目詰まりすると、ガスがたまり点火プラグの火花から引火することがあります。

コンロのグリル受け皿に食品かすや油分がたまってそのままにしておくと、加熱状態となって発火します。これを防ぐには、日ごろから煮こぼれしたときや油汚れをふき取り、引火する原因をしっかりと取り除いておくことですが大切です。

揚げ物だけでなく煮物の調理中でも注意

大根の煮物

油を多く使う揚げ物には火災の注意を払いますが、煮物を調理する際にも条件がそろえば調理中に発火することがあります。調理中に加熱し続けると、水分が蒸発して蓄熱が進みます。

焦げ付きで済むことがほとんどですが、中には焦げ付いた食材から発火して火災へつながることもありますので、調理中は揚げ物以外でも目を離さないようにすることが大切です。

衣類への引火

エプロンを着て調理する女性

特に高齢者に多く見られる原因です。コンロの奥に置いてあった調味料や調理器具を取ろうと手を伸ばした時に、袖に引火してしまうケースです。衣服への引火は火災の原因にもなりますが、火傷を負うことになりとても危険です。

高齢者に多い白内障の症状は、進行するとコンロの青白い炎が見えにくくなるそうです。そのことでより着衣への着火の危険が高まってしまいます。万が一ということもあるため、コンロの奥に調味料や調理器具を置くのは控えたほうが良いでしょう。

その他キッチンで起こる火事の原因

魚焼きグリルの油かすへ引火

魚焼きグリル

魚焼きグリルに残っていた油かすが原因で出火することもあります。使用済みで残った油かすなどはその都度処理しておくことが大切です。

電子レンジやオーブントースターの汚れ

電子レンジの汚れ

電子レンジのドアの下部に隙間がありますが、そこに食品かすがたまっていませんか?そのままにしておくと、食品かすが炭化してスパークが発生して火事の原因となることがあります。

オーブントースターも同じく庫内やパンくずトレイにたまった汚れをそのままのしておくと、食品くずが炭化してスパークします。調理中に加熱された食品くずが、扉を開けた時に流れ込んだ空気を反応して発火することもありますので、こまめに掃除をしておくようにしましょう。

自然発火にも注意

キッチンペーパーで油を拭く

油汚れをふき取ったペーパーや天ぷらを揚げた後の天かすなど、火元は消えていても自然発火する事例もあります。

発火する原因は、熱を持った油が空気中の酸素と反応して発熱し、さらに温度が上がることで自然発火が発生してしまうそうです。この現象は調理直後ではなく2~10時間後と時間差で起こりやすいためとても危険です。

掃除をしていない換気扇は燃え広がる原因に

汚れた換気扇

掃除を怠った換気扇や排気ダクトが燃え広がる原因となることもあります。付着しているホコリや油汚れが、燃焼促進剤のような働きとなるためです。

掃除をしていない換気扇を使ったり経年劣化していた換気扇を使ったことが原因で、火災が発生することもまれにあるようなので換気扇などもきちんと掃除をするようにしましょう。

最後に

汚れたガスコンロ

基本的なことですが、わずかな時間でも調理中の火元から離れることは絶対にやめましょう。ちょっとした油断が大きな火災へとつながる可能性があります。面倒であっても、火元を離れるときは火を消してからにしてください。

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