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玄関は家の顔!なのに我が家の玄関は暗い
玄関は家にとっての「顔」的な存在です。どんな家であっても、必ず玄関からその家に足を踏み入れることになります。
そんな玄関だからこそ、風水的にも汚れたり暗い状態だったりすると幸運が逃げてしまい、悪運を呼び寄せやすくなってしまうと言われているほどです。
現に、我が家の玄関が暗いことに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?リビングと比べると玄関は長時間過ごす場所ではありませんが、それでも暗いより明るいほうが、精神的に良い効果を得られます。
この記事では、植物や花、あるいはインテリアなどを工夫することで玄関を明るく見せる方法について解説しているので、「暗い玄関をどうにかしたい」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
玄関を暗く感じさせる原因
暗い玄関を明るくするためには、何よりもまず、「そもそもなぜ玄関が暗くなるのか」という原因を突き止めることが肝要です。
原因を把握することなしに、植物やインテリアを玄関に配置したとしても、結局はあまり効果が得られなくなってしまう可能性が高いでしょう。
では、玄関が暗いと感じるのはいったいなぜなのでしょうか?
ここではまず、玄関が暗いと感じる主な原因を2つピックアップして紹介していきます。ご自宅の玄関に以下のような状況が当てはまっていないかどうか、ぜひチェックしてみてください。
窓がない・電球の色が暗い
戸建ての場合、玄関を明るくするために窓を設けることも多いでしょう。
ですが、賃貸のマンションや団地の場合は玄関に窓がついていることはどちらかと言えば少なく、そのために外から光が全く入らない状態になってしまっています。
日が入らないと、昼でも照明に頼らなければならず、どうしても玄関を暗いと感じるでしょう。また、小窓がついている玄関であっても、十分に太陽光が入らずに昼間でも暗い状態になっているケースもしばしばです。
さらに、玄関の照明は昼白色よりも温かみのある電球色を使っているご家庭も多いでしょう。温かみのある電球は暗い印象を与えるため、そのせいで余計に玄関が暗いと感じるはずです。
壁紙やタイルの色・質感が暗い
窓がついていて日中はそれなりに太陽光が入ってきて、なおかつ電球は昼白色を使っているのに、それでも玄関が暗いと感じるならば、壁紙やタイルの色・質感に原因があると考えるべきでしょう。
玄関の壁紙としては、オフホワイト系のものがメジャーですが、深みのあるカラーや寒色系のカラーが壁紙になっていることもあります。そのせいで、太陽光や照明があっても何となく玄関が暗いと感じられるでしょう。
また、タイルがレンガや黒っぽい大理石でできている場合も、同様に玄関が暗いと感じる原因になります。賃貸では、これらの部分のDIYがなかなか難しいでしょう。
≪ポイント≫
- 「自然光が入らない」ことが原因で暗い印象になる
- 「照明の色」が暗さの原因になる場合がある
- 壁紙や床のタイルが「深みのある色」や「寒色」の場合、暗い印象になる
- レンガや大理石など「素材の質感」が暗い印象を持たせる場合がある
暗い玄関を明るく見せるアイディア7選!
毎日外出時や帰宅時に必ず通る玄関だからこそ、暗い状態を改善して、心まで明るくなるような空間に変身させたいものでしょう。
ですが、賃貸にお住まいの場合、玄関のタイルや壁紙などを根本的に変えることは難しいものですし、マイホームにお住いの場合であってもリフォームにはお金も時間もかかります。
しかし、諦める必要はありません。工夫をすれば、お金も時間もかけずに手っ取り早く暗い玄関を明るい空間に変えられます。
ここからは、どんよりとした玄関を明るくする方法について解説していきますので、ぜひ参考になさってみてください。
アイディア1:玄関周りは白(明るい色)で統一する
暗い玄関を明るく見せたいならば、まずは玄関周りを明るい色のインテリアで統一しましょう。
玄関に、マットや傘入れ、スリッパ、ハンガーラックやシューズボックスなどのアイテムを置いているご家庭も多いのではないでしょうか?
これらのアイテムの色が寒色系だったり、あるいはクールなブラックカラーだったりすると、玄関が暗くどんよりとして見えてしまいます。できるならば、ホワイトやクリーム色、あるいは暖色系のパステルカラーで統一するとよいでしょう。
明るめの色で統一することで、玄関がより広くおしゃれに見えるというメリットもあります。
アイディア2:鏡を置く
鏡を置くと言うのも、暗い玄関を明るく見せるための定番の方法です。
鏡があると、狭い玄関でも広々として見えるので、狭さゆえにどんよりとした雰囲気が漂っているならば、その暗さを解消できるでしょう。
また、鏡は太陽光や照明の光を反射させる役割もあるため、手っ取り早く玄関を明るくしたいという時におすすめです。全身鏡を置くスペースがないのであれば、大きめのウォールミラーを玄関の壁に設置してみてはいかがでしょうか。
アイディア3:人感センサー付きのライトを設置する
暗い玄関を明るくしたいのならば、人感センサー付きのライトを使うというのも効果的です。
人感センサー付きのライトならば、玄関に出入りした時にだけライトが点灯するので、省エネにもなります。
暗い玄関だとどこに照明のスイッチがあるかわからず、また足元がおぼつかなくなってしまいがちですが、人感センサー付きのライトならば自動で点灯してくれるので、暗い玄関ならではの危険性も軽減されるはずです。
アイディア4:たたき(三和土)の色を変える
たたき(三和土)の色をDIYで変えてみるというのも、比較的簡単にできる暗い玄関への対策法として挙げられるでしょう。
古い戸建てにお住いの場合、たたきが寒色系の石やコンクリートでできていることも少なくありません。それが原因で玄関そのものの印象が暗く感じられることもあるので、たたきの色をホワイト系など明るいカラーに変えてみてはいかがでしょうか?
たとえば、クッションフロアやフロアタイルならば、大体10万円以内でのリフォームが可能です。
アイディア5:玄関マットは明るい色に
玄関マットを設置しているというご家庭も多いことでしょう。中には、ペルシャ絨毯のような豪勢なものを玄関マットとして使用している人もいるはずです。
ですが、玄関マットの色が暗めだったり寒色系だったりすると、玄関そのものの印象が暗く感じてしまうことでしょう。
好みの問題もありますが、できるならばホワイト系や明るいパステルカラーの玄関マットに変えることをおすすめします。
明るいカラーの玄関マットを設置すれば、一気に玄関の雰囲気が明るく変わるはずです。
アイディア6:整理整頓する
モノが散らかっていると、本来ならば明るく広い玄関であっても狭く見えてしまいますし、ますます暗く感じてしまいがちです。
太陽光も十分に入っており、壁紙やタイル、たたきなどが暗いカラーではないのならば、モノが散らかっていることが玄関を暗く感じさせる原因だと考えられます。
靴や傘などに加えて、玄関をおしゃれに見せようとして置いているインテリアが散らかったり雑多な状態になったりしていないでしょうか?
整理整頓をすれば玄関がすっきりと広く見えるだけでなく、明るく感じられるようになるはずです。最近ではデッドスペースを活用できる収納アイテムも多いので、そのようなものを活用して玄関の収納を工夫してみましょう。
アイディア7:観葉植物を置く
一人暮らしの狭いアパートにはあまりおすすめできませんが、ある程度広さのある玄関ならば、観葉植物を玄関スペースにレイアウトするのもおすすめです。
観葉植物はある程度場所を取るため、狭い玄関に設置すると窮屈さが増してしまい、余計に暗く感じる可能性があります。そのため、やや広めの玄関をもつご家庭でないのならば、代わりに小さな花瓶に花を挿すとよいでしょう。
観葉植物や花で玄関をおしゃれにコーディネートすることで、華やかで明るい雰囲気になります。
≪ポイント≫
- 玄関インテリアやマットなどを「ホワイト系の色にする」と明るい印象になる
- 鏡を置くと「照明の光を反射」するため明るい空間になる
- センサー付きライトで「省エネしながら光源を確保」できる
- 費用は掛かるが「たたき(玄関の床面)の色」を変える方法もおすすめ
- 「玄関周りの整理」や「植物や花瓶を置く」など、工夫次第で雰囲気が変わる
暗い玄関に置く観葉植物の選び方
暗い玄関を明るく見せたいならば、観葉植物を置くとよいでしょう。
ただし、観葉植物ならばどれでもいいというわけでは決してありません。玄関に置いても育てやすいタイプの観葉植物を選ぶことが必要です。
ここからは、暗い玄関に置くのに適している観葉植物の選び方について紹介していきますので、ぜひ参考になさってみてください。
耐陰性
小窓がついていたとしても、玄関は他の部屋と比べると日光が入りにくいというデメリットがあります。
定期的に日光を浴びなければすぐにしおれてしまう観葉植物は、玄関に置くのには不向きだと言えるでしょう。日陰でもしなれることのない、耐陰性のある観葉植物をチョイスすることが大切です。
耐寒性
夏場でも、他の部屋と比べると玄関はひんやりと感じることが多いでしょう。つまり、玄関は冷えやすい場所だと言えます。
そのため、耐寒性のある、寒さに強い観葉植物を玄関用にチョイスするのが無難です。南国の観葉植物などは耐寒性がないことが多いので、避けたほうがよいでしょう。
≪ポイント≫
- 日光が無くても育つ植物を選ぶ
- 寒さに強い植物を選ぶ
暗い玄関におすすめの観葉植物5つ
では、暗い玄関を明るく華やかに見せてくれる観葉植物として、具体的にどのようなものを選べばよいのでしょうか?ここからは、玄関に置くのに適している観葉植物を5つピックアップして紹介していきますので、暗い玄関でお悩みの方はぜひ以下を参考にしながら観葉植物を選んでみてください。
おすすめ1:サンスベリア
玄関に置くのに適しているおすすめの観葉植物としてまず挙げられるのが、サンスベリアです。
真っすぐ縦に伸びた太い葉っぱが特徴的な観葉植物で、育てるためにはある程度の太陽光が必要ではありますが、強い日差しを浴びると枯れてしまいます。
こうした性質からサンスベリアは日陰に置くことを推奨されている植物です。太陽光が直接入りにくい玄関に置くのにピッタリだと言えるでしょう。
おすすめ2:ポトス
小さな葉っぱが可愛らしいポトスも、暗い玄関を明るく見せてくれるおすすめの観葉植物として挙げられるでしょう。
観葉植物の中でも定番であり、購入しやすいうえに、耐寒性に優れています。もちろん、適度に日光を浴びさせる必要はありますが、きちんとお世話をすれば冷えやすい玄関でも綺麗に葉を実らせてくれるので玄関向きだと言えるでしょう。
おすすめ3:シェフレラ
特徴的な縦長の葉っぱがおしゃれで可愛らしいシェフレラも、玄関に置くのに適した観葉植物です。
シェフレラはあまり日が当たらないところでも育ちやすく、また寒さに強い種類ですので、太陽光が入らず温度の低い玄関であっても育てやすいでしょう。
おすすめ4:ガジュマル
観葉植物として人気の高いガジュマルですが、南国原産のものですので、寒さにはあまり強くありません。ですが、初心者であっても比較的育てやすく、他の観葉植物と比べると枯れにくいので玄関に置くのに向いているでしょう。
おすすめ5:モンステラ
暗い玄関に置く観葉植物としては耐陰性に優れていることが必要ですが、モンステラはこの条件をクリアしています。
日陰でも育ちやすく、むしろ日光に当てすぎるとダメージを受けてしまうので、玄関向きの観葉植物です。ただし、耐寒性はさほどないので、冬場には注意が必要になるでしょう。
少しの工夫で暗い玄関も明るく見せられる
今回は暗い玄関を明るく見せる方法について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。毎日出入りする玄関だからこそ、少しでも明るく心地よい空間にしたいものでしょう。
壁紙やタイルなどをリフォームするのにはお金も時間もかかりますが、インテリアを明るいカラーで統一したり、観葉植物や花を挿した花瓶を置いたりすることで、暗い玄関も明るく華やかに見せられます。
今回紹介した方法を参考にしながら、玄関を明るくする工夫をしてみてはどうでしょうか。