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スマホの充電がすぐなくなるとお困りですか?
「せっかくスマホを100%まで充電したのに、すぐにバッテリーが20%まで減ってしまう…」とお悩みの声をよく聞きます。筆者自身、以前までは同じように悩み、その結果、スマホ自体を早めに買い替えてしまうこともありました。
しかし、まだ使用できるスマホを高額な料金を支払って買い替えることに、「勿体ない」と感じる人は多いでしょう。ならば、スマホのバッテリーをなるべく長持ちさせるしかありません!
スマホのバッテリーを長持ちさせるためには、バッテリーがすぐに消耗してしまう原因を知ることが最も重要です。
間違った充電の仕方をすると寿命を縮めてしまうリスクも
スマホのバッテリーが消耗してしまい、結果的にすぐにバッテリー切れを起こしてしまうという困った現象。このバッテリーの消耗を促してしまう原因は、経年劣化とバッテリーに必要以上の負荷をかけてしまうことが大きな原因です。
バッテリーに必要以上の負荷をかけてしまう主な原因の1つに、間違った充電方法が挙げられます。普段、何気なく行っているスマホの充電ですが、間違った充電の仕方を実践してしまうと、それだけでスマホの寿命を縮めてしまうリスクが高まります。
スマホの充電でしてはいけないNG行為
スマホの寿命を縮めてしまう間違ったスマホの充電方法。では、どのようなスマホの充電方法がバッテリーに負荷をかけてしまうのでしょうか。下記に大きく分けて4つの充電方法をご紹介しますので、心当たりのある方はすぐにやめましょう。
1.バッテリーが0%になってから充電する
「スマホの充電をするのは、充電が0%までなくなってから」という人も多いでしょう。一般的に、スマホを充電する行為自体が、バッテリーに負荷をかける行為であると考えられているため、充電回数を減らそうという考えを持つ人も多いからです。
しかし、実はバッテリーが0%になってから充電する行為自体が、最もバッテリーに負荷をかけやすい行為なのです。なぜならば、バッテリーが完全になくなった状態から充電することで、バッテリーは急速に発電しなければならないからです。
発電行為はバッテリーに熱を持たせるため、大きな負荷がかかります。この行為を何回、何十回と繰り返すことで、バッテリーに大きな負荷が何度も掛かり、知らぬ間にスマホの寿命を縮めてしまう原因を作り出すことになります。
2.バッテリーが100%になっても充電し続ける
バッテリー切れになってから充電することは、バッテリーに大きな負荷をかけることになります。反対に、バッテリーが100%になっても尚、充電し続ける行為も同じく負荷をかけることになります。
先ほどもお話ししたとおり、スマホを充電することで、バッテリーに負荷をかけることになります。この事実を踏まえた上で、バッテリーが100%になっても充電し続ける行為を考えてみましょう。余計にバッテリーは発電させられていることになります。
そのため、少しずつ負荷が掛かり、結果的にスマホのバッテリー寿命を縮めることになるのです。
3.寝る前に充電器に繋ぐ
「もう今日は遅いし寝よう」と寝床に入り、スマホを充電器に繋いでから眠るという人は多いでしょう。眠っている間にスマホのバッテリーを100%にし、次の日、準備万端の状態で外出できるため、効率的ですよね。
しかし、1つ前にもお話ししたとおり、バッテリーが100%の状態で充電し続ける行為は、バッテリーに負荷をかけることになります。睡眠時間が6~7時間だと仮定すると、その間、スマホはずっと充電し続けることになるため、大きな負荷が掛かってしまうのです。
寝る前のスマホ充電は、多くの人がしがちです。しかし、この行為がスマホの寿命を縮める原因を作ってしまうため、多くの人が「スマホの充電がすぐに切れてしまう」と悩んでいるのです。就寝中のスマホ充電はやめましょう。
4.スマホを使用しながらの充電
多くの人がしがちな間違った充電方法、残りの1つはスマホを使用しながらの充電です。充電しながらスマホを使用していると、バッテリー切れを気にする必要がないため、快適に使用できますよね。そのため、多くの人がこの方法を実践しがちです。
しかし、「スマホを使用しながら充電していたら、スマホがすごく熱くなった…」という経験はありませんか?これこそ、スマホやバッテリーに大きな負荷をかけているサインです。
スマホを充電する行為だけでもバッテリーに負荷をかけています。それにもかかわらず、さらに負荷をかけるスマホ使用。スマホやスマホのバッテリー側から見ると、ダブルパンチ状態です。
非常に大きな負荷が掛かるため、これを毎日のように行っていれば、必然的にスマホの寿命は縮まります。
スマホのバッテリーは20~80%を保つべし
「スマホのバッテリーは100%まで回復したほうが良い」「フル充電することで、1日中、快適に使える」と考える人が多いですが、スマホのバッテリーは20~80%を保つべきです。
理由は、20%を下回ると、すぐに充電が切れてしまう恐れがあることや、実は100%充電がバッテリーに負荷をかけてしまうからです。
最近では、機種によって20%を下回ると、低電力モードに節約してくれる機能が搭載されました。そのため、20%を下回った場合でも、慌てて充電する必要はありません。しかし、低電力モードは、速度が落ちるなど快適度も低下します。
したがって、20%を下回ったら、まずは低電力モードに切り替え、なるべく早く充電を開始するよう心掛けるべきでしょう。スマホの寿命を少しでも長持ちさせるために、バッテリー切れには注意しましょう。
充電回数がバッテリー消耗に影響するとは限らない
一般的に囁かれている、「充電回数が多いと、スマホの寿命が縮まる」という話ですが、嘘ではありません。しかし、少々誤解が生まれていると感じます。
実は、このバッテリーに負荷をかけてスマホの寿命を縮める充電回数というのは、『バッテリー切れになってから、100%まで充電した回数』を指します。つまり、20%から80%まで充電した回数は、カウントされないことになります。
だからといって20%から80%まで充電する行為が、まったくバッテリーに負荷をかけていないということではありません。しかし、バッテリー0%からフル充電する行為を除けば、従来言われていたような充電回数問題に神経質になる必要はありません。
スマホの充電は寝る前までに終わらせよう!
今回ご紹介したNG行為に当てはまっていたという方も多いでしょう。毎日行うスマホの充電ですが、間違った方法を実践していると、バッテリーへの負担が積み重なり、スマホの寿命を縮めることになります。また、多くの人がしがちな寝る前充電は絶対NGです。スマホの充電は寝る前までに終わらせ、就寝中は充電器から外すことを心掛けましょう。