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みかんの皮、そのまま捨てるのはもったいない!
手軽に楽しめて栄養たっぷり、とっても美味しい果物の「みかん」。しかし、食べた後すぐに「ああ美味しかった」と、皮をゴミ箱へ捨ててはいませんか?実は、みかんの皮には様々な活用方法があり、そのまま捨ててしまうのは非常にもったいないのです。
もしもまだみかんの皮が手元にある方がいましたら、以下で紹介する活用法を試してみてください。きっと今後、みかんの皮を捨てるのがもったいないと感じてくるでしょう。
1.電子レンジなどの油汚れを落とせる
まず代表的なのが、電子レンジの掃除です。みかんの皮に含まれる「リモネン」という成分が、油汚れを効率よく落とす手助けをしてくれます。リモネンはオレンジ色の部分(外側)の皮にたくさん含まれており、頑固な汚れにはそちら側を使うようにするのがコツです。
《使い方》
- みかんの皮を500Wで2分程度加熱しましょう。
- そうしたら皮のオレンジ色の部分を使って油汚れを拭き取ってください。キレイに取れるでしょう。※皮や内部が熱くなっているので注意!
- 簡単な汚れには皮の内側を活用するのもOKです。
- その後、電子レンジの内部を全体的に布巾等で拭き取れば完了です。
2.油性ペンのインクを落とせる
油性ペンのインクも「油」ですので、みかんの皮のリモネンが効果を発揮してくれます。オレンジ色の方を油性インクに擦りつければ落ちていくでしょう。
しかし、擦った後はみかんの皮が少し表面に残ってしまい、ザラザラとしてしまうことがあります。その際は、ふきんなどで表面を拭いてあげればピカピカになりますので、ぜひお試しください。
3.シンクの汚れもキレイに落とせる
みかんの皮は主婦の掃除を手助けしてくれるパワフルなグッズと言えます。もちろん、水回りにもその効果を発揮します。
特に、シンク掃除には効果てきめん。シンクに皮をこすりつけるだけで、皮に含まれる「クエン酸」が、水垢・石鹸カスなどを綺麗に落としてくれます(クエン酸はアルカリ性と中和する性質があるため)。もちろんシンク以外にも、洗面所の洗面台や鏡などにも応用できます。
洗剤を使わずともピカピカに磨き上げてしまうみかんの皮…決して侮れません。シンク掃除をする機会が少ない方も、みかんの皮だけであればサッと簡単に拭き取れるはず。ゴミとして捨ててしまう前に、ぜひお試しください。
4.みかんの皮を「洗剤」にしておくと掃除も楽チン
みかんの皮で掃除ができるなら、みかんの皮の成分だけのスプレーを作ってしまうのも一つの手です。スプレーして擦れば、前述した掃除方法にも使える事でしょう。
作り方はとっても簡単!みかん3~4個分の皮を煮るだけで完成します。400ccの水を沸騰させ、15分程度煮たら、冷やして濾し、スプレーボトルに入れるだけです。ただし、使用期限は2週間程度になりますので、使い切るようにしてください。
5.消臭効果あり!気になる場所に置くだけ
みかんの皮には消臭効果もあります。しかも、ニオイが気になる場所に皮を置くだけです。例えば…
- トイレ
- 靴入れ(靴箱)
- 電子レンジ内
- キッチン
など、生活のニオイが発生しやすい場所に置いてみてください。良い香りが嫌なニオイを消して、より快適な生活空間を作り上げることができるでしょう。
6.入浴剤として香りを楽しむ
香りと言えば、お風呂でもみかんの皮は大活躍します。乾いたみかんの皮を湯舟に入れることで、良い香りを楽しみながらバスタイムを過ごせることでしょう。しかし、そのまま入れるのではなく、ちょっとした手間がかかります。
《作り方・使い方》
- 無農薬みかんを用意し、水洗いしましょう。無農薬みかん以外は、まず水洗いでワックスや農薬を落とす必要があります。剥いた後に殺菌のため数分煮るのが良いでしょう。
- みかん4~5個分程度の皮を用意しましょう。
- 5~7日程度乾燥させましょう。お皿などに乗せたまま放置しておくだけで十分です。
- そのまま入れると皮が散乱してしまいますので、湯舟に入れられるネットや布などに入れましょう。これで完成です。
- あとは、湯舟に入れて香りを楽しみましょう。
7.ガーデニングの肥料にもなる
みかんの皮の活用法は掃除だけに留まりません。ガーデニングにも応用できる、とっておきの使い道があります。
みかんの皮に限った話ではありませんが、害虫は柑橘系の香りを苦手としているため、土にまぶしておくと近寄らせない効果を発揮します。乾かしたみかんの皮を細かくし、撒いておきましょう。大切な植物がより長く、健康的になるかもしれません。
8.実は食べれる!ジャムなどにして食用に
みかんの皮は、食用ではないと思っていませんか?実は、食べることもできるのです。定番と言えるのが、ジャムにしてしまうこと。レシピもネットにたくさん載っていますので、ぜひ作ってみてください(※無農薬みかんを使うのがおすすめ)。
他にも、「みかん茶」というお茶にしたり、クッキーの中にみかんの皮をエッセンスとして加え、香りを楽しんでいる方もちらほら。もしもあなたがお菓子作りをしているのであれば、大事な一つの食材に成り得るということです。もったいないので、捨てずに活用してみてくださいね。
9.「陳皮(ちんぴ)」にして活用
みかんの皮を乾燥させたものを「陳皮」と言い、古くからお薬や漢方として使用されてきました。ビタミンCが豊富ですので、風邪の予防などで活躍していたようです。
もちろん、陳皮には他の使い道もあります。前述した「入浴剤として使う」のも陳皮の使い道です。他にも、お料理のアクセントとして陳皮を使う方もいるようですので、作っておいても損はありません。この機会にぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
《作り方》
- 軽く水洗いした無農薬みかんの皮を、細切りにします。無農薬みかん以外は、細切りにする前に、殺菌のため数分煮るのが良いでしょう。
- 1週間程度、天日干しにします。お天気と相談しながら乾燥させる期間を設けてください。
- そうしましたら、乾燥したみかんの皮を密閉された容器に入れましょう。乾燥しているので、当然湿気を吸いやすい状態ですので、すぐに入れるのが賢明です。また、防腐剤や乾燥剤なども一緒に入れておくとより良いでしょう。
まとめ:これであなたもみかんの皮マスター!
いつの時代も愛され続けてきたみかん。しかし、みかんの「皮」にはなかなかスポットライトが当たらないのが現状です。捨てるなんてもったいない!今日からみかんの皮で生活をより豊かにしてみませんか?