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周囲でもよく見かける『自分勝手な人』
「あの人といるとなんだか疲れるな」「もやもやする…」と、他人からネガティブな感情を引き出す『自分勝手な人』はどこにでも存在します。職場はもちろん、友人や近所の人など、繋がりが強ければ強いほど、逃げることもできないので悩みの種になりがちです。
『自分勝手な人』のラインは難しいですが、基本的には人に迷惑をかけたり、人が嫌がることを平気でする人のことを指します。そのため、周囲は振り回されることが多く、次第に疲れてしまうのです。
自分ではなかなか気付けない!
自分勝手な人にはその身勝手さを直してほしい!そう思う人は多いでしょう。しかし、自分勝手な人は、自分が『自分勝手な人』であることを認識していることは、ほとんどありません。
そもそも「自分は自分勝手なのかも…」と思える人は、他人が嫌な気持ちになることをしないよう心掛けています。さらに、自分自身の欠点を修正しようと努力するため、『自分勝手な人』にはならないのです。
しかし、自分勝手な人は、まさか自分の行動が他人に迷惑をかけていたり、嫌がられたりしているとは夢にも思っていません。他人の気持ちは顧みないので、むしろ「自分は多くの友達に囲まれている!幸せ!」とさえ思っているかもしれません。
『自分勝手な人』に共通する5つのこと
『自分勝手な人』は、よく観察してみると、ある共通点を持っていることがわかります。ここでは『自分勝手な人』に共通する特徴を5つ紹介していきますので、周りにいる『自分勝手な人』に当てはまっているか、また自分が当てはまっていないかを確かめてみてください。
1.すぐに嘘をつく
あなたの周りに平気で嘘をつくような人はいませんか。また、あなた自身、「このくらいなら…」と平気で嘘をつくことはありませんか?自分勝手な人は、平気で嘘をつくという共通点を持っています。
自分勝手な人は、自分が嘘をつくことで、その嘘が周囲に迷惑をかけるような事態を引き起こしたり、相手を傷つけることになるかもしれないと考えることができません。そのため、簡単に、平気で嘘をつく人が多いのです。
2.人の話を聞かず自分の話ばかりする
友達と一緒に食事に行くと、相手ばかりが喋っていて、自分の話はまったく聞いてくれないと、不満に思うことはありませんか?自分勝手な人は、自分を中心として考えているため、「自分が、自分が」と自分の話ばかりする傾向が強いです。
また、相手が話を切り出しても、その話題をかっさらうかのように自分の話題へと切り替え、結果的に再び『自分勝手な人』へ話題が移ってしまう、という光景も珍しくありません。
人の話を聞くことが好きな人もいますが、多くの人間関係はギブアンドテイクで成り立っています。自分の話もするけれど、相手の話も聞くことが当たり前です。自分勝手な人は、「自分が良ければそれでいい」という考えを根底に持っているため、相手の話を聞こうとしないのです。
3.親切にされることを当たり前だと思っている
自分勝手な人は、自分中心で回っていると無意識の内に思っているため、他人から親切にされることを当たり前だと思っている傾向があります。そのため、自分でできるようなことであっても、平気で他人に頼んでしまうのです。
例えば、自分が頼まれた仕事を急がしそうにしている同僚に、悪びれる様子もなく「これ、お願い」と頼む人はいませんか?自分勝手な人は、このような行動を頻繁に繰り返します。
それによって、周囲は振り回されてしまったり、仕事が増えてしまうことで疲れたりと、さまざまな迷惑を被ることになるのです。しかし、当の本人は迷惑をかけていることに気付いていなかったり、気にしなかったりすることが多いため、一向に改善されません。
4.ちょっとしたことで不機嫌になる
自分が中心となって行動している自分勝手な人は、自分にとって不都合なことが起こると途端に機嫌が悪くなります。それが日常の世間話の中で出てきた大したことナ話題であっても、突然不機嫌になることがあるので、周囲は振り回されます。
自分勝手な人の意見に反対の意見が出たり、その人の行動をとがめるために軽く注意をしただけでも、あからさまに機嫌の悪さを態度に表すため、話しかける側も無意識のうちに身構えてしまうのです。
感情がエスカレートしてしまうと、自分に対しては向かってきたと感じ、感情的に怒り始める人もいます。そのため、周囲は面倒ごとに巻き込まれたくないという思いから、常に自分勝手な人の機嫌をうかがうようになりがちです。
5.広く浅い交友関係
ここまでお話ししたとおり、自分勝手な人に周囲が振り回されることは多くあります。そのため、長い時間一緒にいると精神的に疲れてしまい、「あまり関わりたくない」という感情すら芽生えてしまいます。
すると、自然と自分勝手な人の周りには人が集まらなくなり、必要な時のみ会話をするという人間関係が構築されがちです。
しかし、悪い態度で接してしまうと攻撃される恐れがあるため、周囲は基本的には笑顔で接します。一見、仲が悪いように見えない関係であっても、片方は自分勝手な人と適度な距離を保とうとしているため、自然と広く浅い交友関係ができあがるのです。
もちろん、広く浅い交友関係を築いているすべての人が自分勝手であるということではありません。あくまで、このような傾向があるという一例です。
『自分勝手な人』の対処法
あなたの周りにも存在する『自分勝手な人』ですが、職場の同僚やご近所さんであれば、避けては通れません。では、『自分勝手な人』とはどのように付き合っていくべきなのでしょうか。
適度に距離を置くことが大切
第一に、無理に「仲良くなりたい」と深い付き合いを望まず、適度な距離感を保つことが重要です。邪険に扱うのではなく、あくまで顔を合わせた際は、笑顔で愛想良く接しましょう。
頼まれ事をしたり、食事などのお誘いを断らなければいけない時は、申し訳なさそうに、丁寧に謝罪し断りましょう。軽くあしらってしまうと、「邪険に扱われた」と思われ、機嫌を損ねてしまったり、攻撃される恐れがあるからです。
「顔を合わせたら、気持ち良く接する」というスタンスで接することで、適度な距離感が保てますよ。
基本は笑顔で柔らかい姿勢を保って
自分勝手な人は、自分が気持ち良く接することができる相手には、基本的に攻撃的になったり、不機嫌になったりすることは少ないです。そのため、接する際は、基本的に笑顔で柔らかい姿勢を保ちましょう。
話している時は笑顔で相づちを打ち、棘のない言葉を返すようにしましょう。また、先ほどもお話ししたとおり、何かをお断りする時は丁寧に、柔らかい言葉で断るように心掛けましょう。
自分勝手な人の言い分に賛同できない場合は、賛同するでも否定するでもなく、「そっか~」などと間を取った柔らかい言葉選びをすると、お互いストレスなく接することができます。
『自分勝手な人』になっていないか自分を見つめ直そう
今回は『自分勝手な人』の共通点と対処法をご紹介しました。しかし、今一度自分を見つめ直してみてください。自分も気付かぬ間に『自分勝手な人』になっていませんか?少しでも心当たりがある方は、少しずつ意識的に改善していけるよう、努力しましょう。