電子レンジに入れてはいけないNG食材や容器10選!最悪火事になるケースも?

汚れた電子レンジ

電子レンジ、使っていますか?毎日のようにキッチンで大活躍する電子レンジですが、入れてはいけない食材や食器があります。大きな被害にならないものもありますが、最悪の場合は電子レンジの故障、さらには火事に発展するケースもあります。「知らなかった」では済まされません。この記事では、電信レンジに入れてはいけないものを10個紹介しています。もし、あなたが経験済みのものがあれば、いますぐに正しい温め方をするよう努めましょう。

電子レンジに入れてはいけないものを把握しておこう

電子レンジのあたためボタン

手間をかけずにサッと料理を温めてくれる便利な電子レンジ。毎日のように使っているご家庭がほとんどでしょう。しかし、

  • 「電子レンジの中で料理が爆発した!」
  • 「温めたら変な臭いがした!」
  • 「火花が散った!」

などの経験はございませんか?

実は、電子レンジに適さない食材や容器も存在します。最悪の場合、電子レンジが扉ごと吹き飛んだり、それが原因で食材が発火し、火事に発展してしまうことも…。間違えた・知らなかったでは済まされませんよね。

ですので、台所に立つすべての人、あるいは電子レンジを多用しているすべての人が「電子レンジにいれてはいけないもの」を必ず知っておかなければなりません。それでは、詳しく見ていきましょう。

1.卵(殻あり・なし)

生卵

殻を割っていない卵を電子レンジにいれると、「ボンッ」という音とともに爆発します。加熱されて温度が熱くなっている卵が飛散しますので、やけどの恐れがあります。

電子レンジは、外側から温めるものではなく、「マイクロ波」を使い内部から温めていくものです。卵の場合ですと「黄身」から温まりますが、その黄身が沸騰をし始めます。しかし、殻や白身に覆われているため、沸騰した黄身の逃げ道がどこにもありません。結果、黄身が熱により膨張し、その圧力に負け、白身や殻を破って勢いよく爆発してしまうのです。

ちなみに、殻をむいた卵(ゆで卵など)でも爆発してしまいます。結局のところ、内部にある水分が膨張し、その逃げ場が無いため圧力をかけてしまうことが原因です。白身や薄い膜などが張っている場合は爆発する恐れがあります。殻がある・ないに限らず、電子レンジを使って卵の調理をするのは避けるべきと言えるでしょう。

2.ペットボトル(ホット用も不可)

ペットボトルのお茶を飲む女性

コンビニや自動販売機で売られているペットボトル。温めて飲みたい!と思っても、絶対に電子レンジで温めてはいけません。ペットボトル容器が破損・破裂する恐れや、中身が吹き出してしまい大やけどをする可能性があります。小さいお子様などにも、絶対に覚えさせておきましょう。

中には電子レンジで温め可能なペットボトルもありますが、さまざまな条件(フタを開ける等)があり、必ず安全に温められる保証はありません。ですので、ペットボトルの中身は必ず耐熱性のある容器に入れたのち、電子レンジで温めるという工程を行ってください。

3.栗や銀杏などの硬い殻をもつもの

銀杏

栗や銀杏も注意が必要です。硬い殻に覆われている食品は、卵と同じように内部から爆発してしまいます。また、電子レンジから取り出した後に爆発してしまうケースもありますので、あたり一面が栗や銀杏で汚れてしまう可能性もあります。

こちらもできるだけ電子レンジを使った調理を避けるのが無難でしょう。

4.ソーセージやイカなどの薄い膜がある食品

ソーセージ

硬い殻だけが爆発の対象ではありません。ソーセージやイカなど、薄い膜を張っている食材も注意が必要になります。お子さまのお弁当用にと温めた結果、ボンッと爆発してしまった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

手間ではありますが、できるだけフライパンなどを使い、電子レンジで温めないようにしましょう。電子レンジを使用する場合は、つまようじで穴を数か所開けるか、切り込みを入れて爆発対策をしましょう。

5.水分が少ない食べもの全般(根菜類など)

焼き芋

  • 焼き芋
  • じゃがいも
  • ポップコーン
  • 干物

これらのような水分が少ない食品を電子レンジで温めると、焦げや発火の危険が伴います。当然水分が少ないので燃えやすい性質ではあるのですが、水分が元々あった食材でも加熱のしすぎで発火する恐れがあります。いずれにしても、加熱のしすぎには注意が必要です。

これらの食べ物には極力電子レンジの使用を避け、使用する場合でもわずかな時間のみ使うようにしましょう。

ちなみに、電子レンジ内についた汚れや食べ物カスにマイクロ波が集中してしまい、発火する危険性もあります。そのため、こまめに電子レンジ内を掃除することを強くおすすめします。

6.紙皿や紙コップなど

紙のお皿

紙皿や紙コップなども、電子レンジで温めるのはあまりいいとは言えないでしょう。それは、紙皿などに使われている素材「ポリエチレン」が原因です。

ポリエチレンは、紙皿や紙コップの表面についており、耐水性能を上げています。そして、この素材の耐熱温度110度程度であり、決して高くはありません。電子レンジで紙が燃えてしまうことはあまりありませんが、ポリエチレンが溶けて食材などに付着してしまいます。人体に大きな影響はないとされていますが、基本的には避けるべきでしょう。他の耐熱容器に移し替えてください。

7.アルミホイル(または金属)

ホイル焼き

電子レンジにおいて、アルミホイルの使用は非常にリスクが高いと言えます。電子レンジの中で火花が散り発火、最悪のケースですとレンジの故障や火事の原因にもなります。そのような現象が起きてしまうのは、アルミホイルと電子レンジの性質に原因があります。

アルミホイルは「アルミニウム」という金属でできており、電子レンジの出す「マイクロ波」と非常に相性が悪いためです。マイクロ波は、金属に当てると電流を発生させる性質があります。そのためアルミニウムから放電が起こり、電子レンジ内に火花が散ってしまうのです。

楽しい実験のように感じるかもしれませんが、絶対にやめましょう。

8.発泡スチロール

発泡スチロールの食器

容器などによく使われる発泡スチロールですが、基本的にはNGになります。それは発泡スチロールの「ポリスチレン」が主な原因です。

ポリスチレンの耐熱温度は、約80~90度前後になります。とはいえ、この発泡スチロールの容器には水分がほとんど含まれていませんので、電子レンジで温めても発泡スチロール自体が90度を超えることは無いと言えます。

しかし、発泡スチロールの容器の中に食材を入れて電子レンジで温めた場合、食材が90度を超えてしまう可能性があります。食材に面したポリスチレンが溶けだし、容器が変形してしまったり、穴が開いたりすることもあります。そのため、間違えて食べてしまうケースも見られるようです。

「ポリエチレンは人体に取り込んでも排出されるため問題はない」とは言われているものの、100%安全とは言いきれませんし、無理をして食べるのも違う気がします。温める際は、必ず耐熱性のある容器に移し替えてから電子レンジを使用してください。

9.木で作られている食器等

木の食器

木を使用している食器は電子レンジに入れてはいけません。木材ですので、当然水分を含んでいます。電子レンジに入れると急激に水分が膨張し、食器が見るも無残な姿になってしまいます。短時間でも食器の見た目が著しく悪くなりますので、必ず避けてください。

対処法としては、やはり他の耐熱容器に入れること。もしくは、耐熱性に優れた木材風のお茶碗などを使うようにしてください。

10.ホーロー

ホーロー鍋

おしゃれでかわいいホーロー。でも、電子レンジでは絶対に温めてはいけません。その理由は、ホーローを作る素材にあります。

ホーローには「金属」が使用されており、電子レンジのマイクロ波を跳ね返してしまうため、「ホーローの中に入れたモノが全くと言っていいほど温まらない」「火花が散る」といった現象が起こってしまうのです。

ホーローを使って温めたい場合は、いくつかの正しい方法があります。

  • 直火で温める
  • IHで温める(底面が平らなど、条件あり)
  • オーブン、またはオーブン機能を使って温める

見た目が美しく、料理を華やかに彩ってくれるホーローですが、電子レンジを使うようであれば他の容器を使うことを強くおすすめします。

まとめ:極力電子レンジは避けて、正しい温め方を

汚れた電子レンジ

電子レンジは私たちの生活において欠かすことのできない便利な家電製品です。どんな家電にもリスクはありますが、これらのNG食材・容器などを知っておくだけで防げる事故やケガもあるのです。

もし今までの生活の中でこれらのモノを温めている方がいる場合は、今すぐにでも適切な温め方を心がけるようにしてくださいね。

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