目次
いんげん豆の茹で方
いんげん豆の茹で方として重要なことは、塩分・茹で時間・冷まし方になります。
いんげん豆のシャキシャキの食感や色鮮やかな緑色を残すためには、茹でる時間が短すぎても長すぎてもいけません。美味しく茹でるためにはキッチンタイマーやスマートフォンのタイマー機能を利用して茹で上がりのタイミングを逃さないように茹でましょう。
茹でる前に用意するもの
- 塩
- 氷水
いんげん豆を色鮮やかに美味しく茹でるためには塩と氷水を用意してください。
「塩」は色合いを保つ効果がある
塩を入れると、変色を防いで色鮮やかに茹でる効果があります。
塩は1Lのお湯に対して塩10g~20gを目安に入れて塩分濃度を1~2%にします。しっかり計量できない場合は小さじ2~大さじ1程度と考えましょう。
「氷水」は食感を良くしてくれる
氷水は茹でた後すぐ冷ますために用意しておきます。
すぐ冷やすことで予熱を防いでくれるので、食感が良く仕上げることができますし、色鮮やかできれいな緑色をキープすることができます。
いんげん豆の茹で方の手順
いんげん豆の茹で方の手順を確認しておきましょう。
- いんげん豆のへたを切る
いんげん豆のへたの向きを揃えて、包丁でへたの部分を切り落とします。 - お湯に塩を加える
鍋にお湯を沸かし塩を加え塩分濃度を1~2%くらいにしましょう。 - いんげん豆を入れる
鍋にいんげん豆を入れ、菜箸で少しかき混ぜます。 - 2分ほど茹でる
2分程度茹でたら1本取り出し、いんげん豆の硬さをチェックします。 - 冷水に入れる
好みの硬さに茹でたら、鍋からあげて冷水に入れて一気に冷まします。 - 水気を切る
冷水からいんげん豆をざるにあげて水気を切って完成です。
好みで茹で時間を調整する
好みの硬さでいんげん豆を茹で上げるには、茹でる時間を調整することで対応します。
いんげん豆の茹で方のコツとして、かための食感がお好みでしたら2分程度、柔らかめの食感がお好みでしたら3~4分間程度です。
いんげん豆は茹でる時間を守りつつ、茹で加減を確認しながら好みの硬さに仕上げましょう。
《 ポイント 》
- 塩は色の鮮かさを保つ
- 氷は触感を良く保つ
- ゆでる時間はタイマー等できっちり測る
- 「固めにするなら2分」「柔らかめにするなら3~4分」を目安にゆでる
いんげん豆を茹でずに電子レンジを使う
いんげん豆の茹で方をご紹介しましたが、電子レンジを使う方法もあります。
いんげん豆を電子レンジで加熱すると手軽に調理することが出来ますし、鍋で茹でるよりも多くのメリットがあります。
いんげん豆を電子レンジで調理するメリット
いんげん豆を電子レンジで調理すると、お湯を沸かすこともないので時短調理ができます。
また、栄養を逃さないで調理できるので、じつはとても優れた調理法なんです。
電子レンジでいんげん豆を調理する手順
- ヘタを取る
いんげん豆のヘタを取り、さっと水にくぐらせてラップで包みます。 - 電子レンジで加熱する
電子レンジ(600wの場合)で1分30秒加熱します。 - 冷水にひたす
加熱が終わったら、すぐ冷水にひたせば色鮮やかできれいな緑色に仕上がります。
このように、いんげん豆を電子レンジで加熱する方法はとても簡単です。
《 ポイント 》
- 電子レンジで加熱すると「時短調理」になる
- 電子レンジ調理は「栄養が流れ出てしまうのを防ぐ」調理法
いんげん豆の保存期間と保存方法
いんげん豆は、保存の方法によって保存期間が変わります。保存方法は次の3通りです
- 生のまま保存
- 茹でてから保存
- 冷凍して保存
それぞれの保存期間の注意点も紹介しておきますので参考にしてください。
生のまま保存する
いんげん豆を生のまま保存するときは、一度購入時の袋から取り出して、新聞紙やラップでつつむか、ジップ付きの保存袋などに入れてから、冷蔵庫の野菜室に入れて保存してください。
包む前には傷んでいるものや傷みかけのものがあったら取り除いておくと他のいんげんの鮮度を保ちやすくなります。
購入時の袋のまま保存するのはNGです。購入時の袋のまま保存してしまうと乾燥してしまい鮮度が落ちてしまいます。
保存期間は約1週間ですが、いんげん豆の緑が色鮮やかな内に使い切るようにしましょう。
茹でて保存する
茹でたいんげん豆を保存する場合は、タッパーなどの容器にキッチンペーパーを敷いて、その上に茹でたいんげん豆を置いてしっかりフタをして冷蔵で保存します。
茹でてしまったものを冷蔵で保存するときは冷水にさらさず、ザルに上げて冷ますと水気が抑えられます。
茹でたいんげん豆の保存期間は2~3日と短いので、できるだけ早く消費しましょう。
冷凍保存する
冷凍保存をする場合は、かために1分ほど茹でてから、冷水にひたしてキッチンペーパーで水気を拭き取り、冷凍用の保存袋に入れて保存します。加熱処理をしてから冷凍保存をすることで味や鮮度が落ちるのを抑制できます。
保存袋に入れるときは、空気をしっかり抜いてなるべく平らになるように並べ均一に冷気が当たるようにしましょう。金属トレイの上で冷やすと急速冷凍されるので、解凍した時にベチャっとした水分の多い状態が避けられます。
保存期間は約1ヶ月ですので、保存袋に入れた日付をメモしておきましょう。
《 保存期間まとめ 》
- 生のまま保存・・・1週間
- 茹でてから保存・・・2~3日
- 冷凍して保存・・・1ヶ月
茹でた”いんげん豆”の美味しい食べ方
茹でたいんげん豆の美味しい食べ方はやはり定番の「いんげんのごま和え」です。時間をかけずに簡単に作ることができます。
煎りごまと醤油と砂糖といんげん豆を和えるだけで美味しく食べることができます。生姜醤油とマヨネーズやおろし生姜を加えてアレンジすればより美味しく食べることができます。
いんげん豆の下ごしらえ
いんげん豆を美味しく食べるためには、下ごしらえをしておくことが重要になります。
最近ではいんげん豆には筋がない品種が多いのですが、筋がある品種の場合は筋が残ったまま調理してしまうと食べたときに筋が残り、食感も悪くなってしまいます。
筋取りは簡単な作業ですので忘れずに処理しましょう。
【いんげん豆の下処理手順】
- いんげん豆を水洗いする
- ヘタの部分を持って、いんげん豆の側面にある筋に合わせて、そのまま下方向に引き剥がします。 ※糸のような物が取れた場合は、それがいんげん豆の筋です
- 反対側も③同様に行って筋を取る ※ほとんどの場合筋は2cm程度の長さです
筋があるかないかわからない場合は、ヘタを側面の筋に合わせて引き剥がしてみましょう。糸のような物が取れない場合は、そのいんげん豆は筋のない品種になります。
いんげん豆に関してよくあるQ&A
A.緑色が鮮やかで変色していない物、ピンとして張りがあるものが新鮮ないんげん豆です。みずみずしく肉厚で、中の豆の形がはっきり出ていないものを選びましょう。いんげん豆は時間が経過してくると黄色みを帯びてきます。
A.他の野菜を選ぶときには一般的に太く長いものを選ぶのが良いとされますが、いんげん豆の場合は細い物が美味しいとされています。太い物は成長しすぎているので固くなっています。
A.6~9月の夏の時期が美味しい時期とされています。ハウスでの栽培も盛んなので、通年出回っていますが、いんげん豆は夏野菜です。
いんげん豆の種類
いんげん豆の種類は数多くあり、白インゲンや金時のように豆のみを食べるものから、さやいんげんのようにいんげん豆が熟す前に若いさやを食べる種類があります。
さやいんげんの中にも多くの品種があり、どじょういんげん、サーベルいんげん、ひらざやいんげんなど形状が少しづつ異なる物もあります。
最後に
いんげん豆の茹で方のポイントは、茹でる時のお湯に塩を混ぜることと、茹で上がったらすぐに冷水につけることです。そうすると色鮮やかなきれいな緑色に仕上がるので、料理に彩りを加えてくれます。
茹でたいんげん豆は長持ちさせるのがむずかしいので、食べきれない量がある場合には冷凍保存をしておくと便利です。