目次
レモンバームの効能と効果
心と身体に与えてくれるレモンバームの効果や効能がすごいんです!
②うつを抑え、不眠症の改善!
③自律神経失調による不調を改善!
④食中毒や風邪の予防!
⑤花粉症の諸症状を抑える!
⑥抗酸化作用によるアンチエイジング効果!
⑦整腸作用で消化を促進!
⑧冷え性の改善!
⑨ダイエット効果!
⑩更年期障害や月経前症候群の改善!
①精神を安定させてリラックス効果!
レモンバームに含まれる鎮静作用は、イライラ・緊張・パニックなどの状態になってしまった場合、気持ちを安定させて心身共にリラックスしやすい状態にしてくれる効能があります。その効能により神経からくる消化器系の不調(神経性胃炎、食欲不振、胃腸の機能障害など)に効果があるとされています。
②うつを抑え不眠症の改善!
レモンバームの精油成分の効能には、抗うつ・抗不安作用があります。不安で気分的に落ち込んでしまっている時などに、気分を高揚させてくる効能があります。
③自律神経失調による不調を改善!
レモンバームに含まれる鎮静作用と抗うつ作用によってストレスが軽減され、自律神経失調による不調を改善してくれます。これにより動悸・不安・緊張・頭痛・めまい・耳鳴り・食欲異常などへの効能があるとされています。
④食中毒や風邪の予防!
レモンバームの効能には抗菌作用・抗ウイルス作用があるため、抗菌作用で体内の毒素を無効化して食中毒を防ぎ、抗ウイルス作用で風邪やインフルエンザや気管支炎など呼吸器感染症の予防にも有効とされています。
⑤花粉症の諸症状を抑える!
レモンバームにはロズマリン酸が含まれています。アレルギー症状は過剰に分泌されたヒスタミンによるものであり、ロズマリン酸がヒスタミンの分泌を制御する事で花粉症などのアレルギー症状を抑えてくれる効能があります。
⑥抗酸化作用によるアンチエイジング効果!
レモンバームに豊富に含まれたポリフェノールには、高い抗酸化作用があり、アンチエイジングや生活習慣病の予防に有効とされています。
⑦整腸作用で消化を促進!
レモンバームに含まれている苦味成分が、肝臓や胆嚢に作用して消化吸収を促進する効能があります。腸内のガス溜まりによるお腹の張りにも有効とされています。
⑧冷え性の改善!
レモンバームの効能には発汗作用もありますが、末梢血管を広げて身体中に血液を行き渡らせる働きもあるとされているので、冷え性の改善に有効とされています。
⑨ダイエット効果!
レモンバームに含まれるロズマリン酸には、炭水化物が体内に蓄積しやすいブドウ糖に分解されるのを抑える働きがあります。中性脂肪として体内に蓄積されやすいブドウ糖が減るので脂肪がつきにくくなりダイエット効果が期待できます。
⑩更年期障害や月経前症候群の改善
レモンバームには、ホルモンバランスを調整する作用をもつβ-カリオフィレンが含まれています。ホルモンバランスの乱れから起こる女性特有の症状である、更年期障害や月経前症候群のトラブルにも有効であると言われています。
他にもレモンバームの効能には、アルツハイマー型認知症の改善効果やパーキンソン病予防効果、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)を和らげる効果、放射線の害から身を守る効果を持つ可能性が報告され引き続き研究されています。
レモンバームの効能を引き出す食べ方
ハーブティーとして使う
フェレッシュハーブを使用する場合とドライハーブを使用する場合は淹れたときの香りと色が違いますが、効能には違いがありません。フレッシュハーブを使用する場合はさわやかなフレッシュな香りで、淡いイエローグリーン色のティーになります。
ドライハーブを使用する場合はふくよかな芳香になり普通の紅茶の色とかわりません。さまざまな効能の恩恵をすべて受けるにはホットで飲むことをおすすめしますが、アイスティーとしても恩恵を受けつつ十分楽しめます。
料理の香り付けや色添えとして使う
レモンバームには消化を助ける働きがあるので料理に幅広く利用できます。さっと洗い、細く千切りにしたり、食べやすい大きさに手でちぎったりして肉料理やサラダなどにパラパラとひとふりすれば香りが料理の味を引き立ててくれます。またケーキやアイスクリームなどのデザートに葉を添えればお洒落な気分で楽しめます。
レモンバームの効能を活かした使い道
アロマバス
レモンバームには、肌を清潔にやわらかく保つ効果がありますので浴槽に入れて香りを楽しみながらゆっくりと入浴すると効果的です。
フェイシャルスチーム
洗顔後、髪の毛をヘアバンドなどでまとめレモンバームの葉を叩き、香りと精油分を出して洗面器に入れ熱湯を注ぎます。その洗面器の上に顔をかざし蒸気を逃がさないように、タオルを頭の上からかけてテントのようにして、そのまま香りを楽しみながら蒸気を顔にあてます。
フェイシャルスチームをしたあとのレモンバームが浸っている水にも、レモンバームの成分が溶けこんでいるので、冷めてから顔にぱしゃぱしゃとかけたり、お風呂に入れてアロマバスとして楽しんだりするのも良いです。
虫刺され跡のかゆみ止め
レモンバームの葉を押しつぶして蚊に刺された部分にあると肌がスッキリとし、かゆみを抑える効果があります。
レモンバームの副作用
レモンバームの摂取量はハーブティーで一日にカップ2から3杯が目安になります。爽やかな香りとノンカフェインで飲みやすさから、飲みすぎてしまう事があるかもしれませんが大量摂取をしてしまうと徐脈、低血圧なり眠気が起こると言われています。
レモンバームの効能には、気分を明るく高揚させる効果と、リラックスさせる効果の両方があることから、時に高揚する効果によって、不整脈が起きてしまう可能性がある言われています。
レモンバームにはシトラールという成分が含まれています。肌が敏感な人には刺激になり発疹や炎症が起こると言われています。
妊娠中の摂取には注意が必要!
レモンバームには消化器官に働きかける効能があるため、妊娠中の摂取はできれば控えた方が良いとされています。胃腸の調子を整えることで便通がスムーズになってしまうと、同時に子宮も収縮してしまいます。
レモンバームティーはノンカフェインで妊娠中の辛い悪阻症状を緩和が期待でき、精神面での効能もあるので、飲みたい場合は、1日に200mLまでにして大量に摂取しないように注意しましょう。
レモンバームティーやオイルなど生活に取り入れてみては如何でしょうか。
レモンバームの基本情報
通称 | レモンバーム |
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別名 | メリッサ、コウスイハッカ、セイヨウヤマハッカ |
学名 | Melissa officinalis |
科名/種類 | シソ科コウスイハッカ属/多年 |
主な産地 | フランス、ドイツなど |
花言葉 | 思いやり、共感、同情 |
使用部位 | 葉、茎 |
代表的な成分 | シトラール、ゲラニオール、リナロール、タンニン、フラボノイド、ロズマリン酸 |
最後に
レモンバームは心にも身体にも良い働きをするハーブで、精神の安定や不眠症の改善にとどまらず、万能薬とも言えるほどさまざまな効能があることがわかりました。
自分で栽培しても育て方はむずかしくありませんが、手軽にティーバッグになっている製品もありますので毎日の生活に取り入れてみてはいかがですか?