しその保存はどうすればいい?しそを使ったおすすめレシピ5選

しその葉

しその保存方法をご紹介します。しそはドライ保存、冷蔵保存、冷凍保存ができ、長期保存にも適しています。しかし、正しい保存方法であればできる限り長く保存できるので事前に確認しておきましょう。新鮮で風味が落ちないように保存すればおいしく食べられます。

しその保存方法

しそ 大葉の葉

しそはねぎなどと同様で長期保存に向いている植物です。

しかし、保存方法を間違えるとおいしさも新鮮さも減ってしまうので、保存方法をよく確認しておきましょう。可能であれば保存するよりも、新鮮な状態で召し上がることがおすすめです。

しそはお料理の中で、メインになることが少ないため、どうしても残りがちです。薬味などと同様に香りづけなどで少量使用されることが多いので、保存方法を知っておくとよいでしょう。

冷蔵庫での保存方法

しそを冷蔵庫で保存するときには、水につけておくことがポイントです。

ビンなどに水をはり、そこにしそを浸します。このときに、茎の部分がきちんと水につかっていることを確認しておきましょう。数日にわたり冷蔵庫で保存する場合には、3日に1回程度水をかえてあげます。ビンなどの容器がない場合には、キッチンペーパーなどを水にひたし、しそを包み込みます。乾燥させないことがポイントです。

保存期間の目安

しそを冷蔵庫で保存するときの目安としては約3週間です。新鮮な状態であれば、4週間程、保存できることもあります。

しっかりと乾燥させずに清潔な状態を保っていれば、もう少し保存期間が延びる可能性もあります。保存中のしその葉っぱに黒い斑点などが発生しだしたら、保存の限界がきているサインです。萎びれているだけであれば、しっかりと水にひたすことで復活することもあります。

冷凍庫での保存方法

冷凍庫でしそを保存するときには、みじん切りやざく切りにすることをおすすめします。そのまま冷凍するよりも保存期間が長くなります。

刻んだしそをジップロックなどの密封できる袋に移します。容器に移すときには軽く水分をふき取ります。水分をふき取りすぎないように注意しましょう。ジップロックなどがない場合にはビニール袋に入れて、口を縛って保存しても問題ありません。

保存期間の目安

しそを冷凍保存するときの保存期間の目安は、1か月以上~1年未満となります。

しそは冷凍保存をしておけば、長期にわたり保存することができます。しかし、できるだけ早く使用するようにしましょう。また、冷凍したしそを使用するときは、特に解凍などする必要はなく、お料理をしている鍋にそのまま入れるだけでよいです。スープやパスタなどに入れることが多いです。

乾燥しその保存方法

しそを乾燥させて、「ドライしそ」の状態で保存することもできます。しそを乾燥させることで保存期間を延ばすことができるうえ、パリパリになったしそは食感もよくなり一石二鳥です。

しそを乾燥させるときには、水分を取り、お皿に並べてラップをせずに電子レンジで2分ぐらい温めます。やりすぎるとパリパリになりすぎるので注意しましょう。

保存期間の目安

乾燥させたしその保存期間の目安としては、約2か月から1年となっています。

ドライ保存はしそを長期保存するに適しており、たくさんしそがあるときには乾燥させることをおすすめします。しそは腐敗しにくい食材ですが、水分をとばすことでさらに腐敗を遅らせることができます。また、乾燥させることでカビなどの菌も繁殖しにくくなります。乾燥させたしそはお料理にそのまま入れてご使用いただけます。

≪ポイント≫

  • 【冷蔵保存】保存期間は約3週間。水につけておくことがポイント
  • 【冷凍保存】保存期間は1ヵ月以上~1年未満。みじん切りやざく切りにして保存する。
  • 【乾燥保存】保存期間は2ヵ月~1年。乾燥させる事で食感がよくなる。

しそが萎びてしまったときは?

Raw Green Organic Perilla Sesame Leaves

しそを冷蔵庫などに入れておくと、萎びれてしまうことがあります。しそが萎びれてしまったときは、水につけると元気になります。茎の端っこの部分をしっかりと水につけるところがポイントです。

葉の周辺のみが萎びれているのであれば、その部分のみ取り除いてしまうことも1つの方法です。どうしても気になるようであれば、刻んだり料理に混ぜたりしして使えば形がなくなるのでおすすめです。

黒い粒や斑点が出たしそは食べられる?

perilla

しそを保存していると黒い斑点ができることがあります。これは、しそが低温障害になっており、変色しています。気になるのであれば食べない、もしくは黒い部分を除去して使いましょう。

できる限り早めに調理することが好ましいですが、もしも黒い斑点が発生したら加熱調理してして食べるのであれば問題はないといわれています。お刺身などと生で食べることは避けましょう。

新鮮なしその選び方

大葉の収穫

しそを購入するときに必見の、新鮮なしその選び方についてご紹介します。

しそは保存することも可能ですが、できれば新鮮なものを新鮮なうちに食べることが好ましいです。栄養素も新鮮な状態の方が多く含まれており、味の面だけでなく早いうちに召し上がることに越したことはありません。

新鮮なしその選び方は、お料理初心者の方でも誰でも簡単に見分けることができます。見た目でわかるので、購入の際にはチェックしてみてください。

緑色が濃く萎れていないもの

新鮮なしそは葉っぱが緑色で濃くて、萎びれていないものです。

さらに、保存をする場合には、葉っぱや茎が折れ曲がっていなものを選びましょう。折れていたり葉っぱが破れているとそこから、傷みが発生しやすくなります。

新鮮なしそは深い緑色をしています。しかし、古くなってくると葉っぱに黒いしみや斑点ができてくるため、購入時にはその点もきちんと確認しておきましょう。

しその旬は?

しその旬は5月から9月頃です。しその種類によっても少し旬がずれており、赤じそは5月から7月、大葉などの青じそは7月から9月頃が旬となります。

最近では、1年を通してスーパーマーケットなどで購入することができますが、市場などではシーズン時のみというケースもあります。

赤じそは梅干しの着色に使われることもあり、梅の旬である5月、6月と同時期であることがわかります。同じ時期に収穫され、新鮮な状態でおいしい梅干しになるように漬けられます。

しその種類

赤紫蘇と青紫蘇

普段よく目にすることが多い、緑色のしそですが、シソ科に分類されており、シソ科の植物は7,000種類を超えると言われています。その中には食べられるものばかりではないので、普段、食卓に並ぶことが多い種類となると10種類にも満たないでしょう。

ここでは、よく食卓でみられるしその種類についてご紹介します。

一般的にはしそといえば、緑色、もしくは赤色のものが多く、ドレッシングなどに加工されていることも多々あります。しその種類によっても特徴が異なり、調理方法もかわります。

青じそ

しその中でも1番目にすることが多い、「青じそ」です。

青じそと言っても、実際の色はブルーではなくグリーンです。信号と同じで緑のことを青と言います。青じそはお刺身に添えられたり生で食されることも多いです。

お刺身以外では、青じそドレッシングと加工された状態で口にすることもあります。スーパーマーケットなどでも販売されており、一般家庭でも手に入りやすいため、青じそはしその全体からみても消費量が高くなっています。

赤じそ

赤じそは赤いというよりも、紫に近い色をしています。

梅干しなどを漬ける際に一緒に入れられることが多く、彩のポイントにもなりきれいです。梅干しと一緒に漬けておくけば、赤じその保存期間ものびるのでおすすめです。

赤じそは5月~7月頃がシーズンとなっており、特に6月が最も旬の時期になります。6月になるとスーパーマーケットでも頻繁に目にすることができるでしょう。赤じそは健康食品としても知られており、ジュースなどにして飲まれることも珍しくはありません。

えごま

えごまは韓国料理のサムギョプサルでもお馴染みの、お肉を包むサンチュとして食べられることが多いです。

少し独特な香りと舌触りで、お肉ととてもよく合います。日本ではスーパーマーケットでえごまを目にすることはそれほど多くはなく、青じそに比べると価格は少し割高な傾向があります。

えごまは、本場の韓国では家庭料理でよく使われています。さっと水洗いをすれば生でも食べられるので、調理いらずで人気のある食材です。

えごまは名前に「ごま」という言葉が含まれていますが、シソ科に分類されており、しその仲間の一種です。

しそと大葉は別のもの?

多くの方が、しそと大葉は別物なのかという疑問を一度は抱いたことがあるのではないでしょうか。

結論から言いますと、しそと大葉は一緒のものです。

大葉はしそに含まれます。つまり、大葉はしその中の青じその葉っぱのみのことを意味します。しそは青じそやえごまや赤じそなど全てのことを表しますが、大葉はしその一部のことです。そのため、しそと大葉は基本的には同じといってもよいでしょう。

しその栄養・効能

しそはとても栄養素が高い植物の1つで、βカロテンがたくさん含まれています。その他にもビタミンやミネラル、ナトリウム、マグネシウム、カルシウムなども多く、健康食品としても人気があります。

しそにはたくさんの栄養素が含まれているため、疲労回復や夏バテにもよいと言われています。さらに、女性に嬉しい美肌効果があるともいわれており、美容面でも注目を集めています。

「紫蘇」という名称にまつわるトリビア

しそは漢字で「紫蘇」と書きます。ちょっとしたトリビアですが、なぜ「蘇(よみがえる)」という文字が使われているかご存知でしょうか。

かつて蟹の食中毒に苦しんでいた若者に、しそを煎じて飲ませたら回復したそうです。そこで「紫の色をした蘇る草」という意味で「紫蘇」という漢語ができあがったという言い伝えがあります。

もちろん言い伝えですし、回復したとしてもしそだけの効果ではないでしょうが、薬草としても使われてきた歴史が読み取れます。

≪ポイント≫

  • 青じそ、赤じそ、えごまなどがある
  • しそと大葉は同じ植物
  • しそには疲労回復や夏バテ防止の効果がある
  • 薬草として使われた歴史もある健康食品

しそを使ったおすすめレシピ5選

大葉とジャコのおにぎり

しそを使ったおいしいレシピをご紹介します。

大葉などはお刺身に添えたり、生で食べることが多いですが、大葉は調理してもよい風味がつき抜群なアクセントになります。

クックパッドなどでも大葉を使ったレシプはたくさん紹介されいますが、ここでは簡単にできる、しそをプラスするだけで絶品になる家庭料理をご紹介しますので、ご参考にしてください。

しその天ぷら

小料理店などのメニューでも目にすることがある、しその天ぷらはとてもおいしくておすすめです。しそは生でも食べられるので、てんぷら粉を大葉に眩し、さっと油に入れかりっと揚がればできあがりです。

ポイントは、大葉の片面のみにてんぷら粉をつけることです。衣がお好きな方であれば、両面つけてもおいしいですが、片面の方がさくっとかりっとした歯ごたえであっさりとした天ぷらになります。

刻みしそのサラダ

しそはサラダにもとてもあうので、どんなサラダでも刻んで混ぜるか、まぶすとよい香りがしておいしいです。

しそを刻むときは、包丁でみじん切りにするのもありですが、手で小さくちぎっても大丈夫です。

サラダにいれる場合は、青じそ、赤じそ、えごまなど、どの種類でもおすすめです。青じそはコスパもよく、手に入りやすいので調理される方が多いです。

しそドレッシング

青じそドレッシングなど市販のもに、さらにしそを加えると香りが増してとてもおいしいです。カルパッチョなどの前菜と合わせても最高です。

唐揚げなどの揚げ物にしそ入りドレッシングをかければ、あっさりした味わいになりとてもあいます。

また、青じそドレッシング以外のフレンチドレッシング、ごまドレッシングなどに、隠し味程度のしそを入れても絶品になります。少し上質な味わいとなりおすすめです。

しそ入り餃子

しそを使ったおすすレシピは、しそ入り餃子です。

しそをニラのように細かく刻んで、餃子の具材に混ぜ込みます。あとはいつも通り、餃子を包んで焼き上げたら完成です。しそを餃子の皮に添えて、しそで具材を包み込み、餃子の皮で閉じ込めてもとてもおいしいです。

しそが大きすぎる場合には、半分にカットしてもよいでしょう。刻んで混ぜ込む場合には、えごまを使ってもおいしいです。えごまはごま油と相性がよいので、餃子を焼く際の油をごま油を使ってもより香りもよくなり絶品です。

しそ入りハンバーグ

しそ入りハンバーグは和風風味になりとてもおいしいです。新鮮なしそであれば、ハンバーグの上に添えて、しその上に大根おろしをのせて少しポン酢をかけて食べると、あっさり味になり絶品です。

長期保存していたしそであれば、細かく刻んでハンバーグに混ぜ込んで焼き上げても、ほんのりしその香りがしてさわやかになるのでおすすめです。しそはお肉とよくあうので、多めに入れてもおいしく出来上がります。ハンバーグはしそととてもあうのでお子様にも大人気です。

しその正しい保存方法を学ぼう!

畑の大葉(シソ)

しその保存方法のご紹介はいかがでしたか。

しそを保存するときには正しい方法で、できる限り長く新鮮で風味を閉じ込めて保存しましょう。基本的に長期保存が可能なしそですが、保存の仕方で期間も状態もかわってきます。

おいしい状態で食べるためにも、可能であればできる限り早く使用するに越したことはありません。レシピによってはどうしても残ってしまうこともあるので、冷凍保存かドライ保存にしておくと長期保存が可能になるのでおすすめです。

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