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いんげんは冷凍保存できる
結論から言うと、冷凍保存することが可能です。しかし、冷凍保存する際は少し注意することがあります。
まず、生のまま冷凍することは可能ですが水分をたくさん含んでいる野菜なので、下処理をするのがおすすめ。そのまま冷凍してしまうと、細胞が崩れて美味しさが流れ出やすくなってしまうためです。きちんと下処理をしてから冷凍するようにしてください。
下処理の方法は以下のとおりです。
- 筋とヘタを取る
- 鍋に水と塩を入れて火にかける
- 1〜3分茹でる
きちんと茹でてから冷凍するようにしましょう。また、長期間保存したものは臭いがしたり色が悪くなることがあります。
以下で正しい保存期間も紹介するので、それ以上は保存しないようにしましょう。
《 ポイント 》
- 下処理をしてから冷凍保存する
- 保存期間を越えての長期保存をしてはいけない
いんげんを冷凍するメリット
冷凍保存のメリットを説明します。メリットを知ることで、自分に合った保存方法か検討することができます。
賞味期限が延びる
冷凍保存することで、賞味期限を延ばすことができます。
通常保存の場合、2〜3日程度しか日持ちすることはありません。冷凍するとより長期間保存することができます。長期で冷凍すると、さまざまなおかずに彩りとして使う分だけ入れることもでき、家族も楽しく食べることができます。
栄養価はそのまま
冷凍しても栄養価が落ちることはありません。特に、下茹ですると食材内の酵素の働きを抑えることができるので、栄養価をそのままキープできます。また、食感も落とすことなく保存することができるので、ぜひ試してみてください。
《 ポイント 》
- 冷凍すると賞味期限が延びる
- 冷凍しても栄養価を落とすことなく、食べることができる
いんげんの冷凍保存方法
メリットやコツを理解したところで、本題の保存方法について紹介します。料理に合わせて保存方法を変えてみましょう。
生のまま冷凍保存する場合
- 傷んだ部分を取り除き水洗いする
- キッチンペーパーで水分をよく拭き取る
- フリーザーバッグに平らに並べる
- 冷凍庫に入れる
傷んだ部分をそのまま冷凍してしまうと、冷凍保存中に劣化が進んでしまうのでしっかり取り除くようにしましょう。
また、フリーザーバッグにしまうときには平らに並べてください。平らに並べることで冷気が1本1本に行き渡りやすくなります。使うときも、1本ずつ取り出して使うことができるので大変便利です。
下茹でしてから冷凍保存する場合
- 筋とヘタを取り、鍋に水と塩を入れて火にかける
- 1〜3分茹でる
- ザルの上に茹でたいんげんを並べる
- 粗熱を取る
- 水気をしっかり取る
- フリーザーバッグに平らに並べる
- 冷凍庫に入れる
茹でるときは、塩を入れて固めに茹でましょう。茹でた後は、しっかり粗熱を取ってから冷凍します。
熱いまま冷凍してしまうと、凍結するまでに時間がかかってしまうからです。離乳食で使う場合の保存はこの方法がおすすめです。
肉巻で冷凍保存するのもおすすめ
- いんげんを5分茹でる
- 薄切り肉をまな板に広げて置き、その上に1をのせる
- くるくると巻いていく
- 塩コショウをふりかけて、フリーザーバッグに入れる
- 冷凍庫にしまう
肉巻はお弁当などに入れると喜ばれるおかずです。朝も解凍して焼くだけなので簡単。冷凍食品として保存でき、おすすめです。
《 ポイント 》
- 冷凍保存するときは平らに並べる
- 粗熱を取ってから冷凍する
- 茹でてから肉で巻いて冷凍する
- イチオシはお弁当に入れること
いんげんの冷凍保存期間と使い方
保存のやり方を理解したところで、保存期間や使い方について紹介します。
生のまま冷凍した場合
保存期間は1ヶ月です。
自然解凍してもOKですが、和え物やサラダなど生のまま冷凍したものを料理に使う場合は、茹でてから調理しましょう。また、炒め物や煮物に使うときは、そのまま鍋に入れて調理すれば大丈夫です。
ちなみに、レンジで解凍するのは、旨味が逃げ出してしまうため、あまりおすすめできません。
下茹でしてから冷凍した場合
生のまま冷凍した場合と保存期間は変わらず1ヶ月間です。
サラダやおひたしなどで使う場合には前日に冷蔵庫に移して、ゆっくり解凍しましょう。また、加熱調理に使う場合はそのまま鍋に入れればOKです。
《 ポイント 》
- 保存期間は1ヶ月
- 加熱調理はそのまま使う
いんげんの栄養
いんげんには栄養が豊富に含まれています。
特に多いのがビタミンKとミネラルです。ビタミンKは骨を丈夫にする効果があります。カルシウムの流出を阻止してくれるからです。また、怪我による出血・炎症を抑えてくれる効果もあります。
また、ミネラルはビタミンと同じく私たちのカラダに必要不可欠です。一定量摂取しておく必要があります。ミネラルの中にカリウムという成分がありますが、こちらも人間にとっては重要。摂取することで血圧の低下や脳卒中の予防などに繋がります。
いんげんは人間に欠かせない栄養素を豊富に含んだ野菜なのです。
《 ポイント 》
- 骨を丈夫にするビタミンKが豊富
- ミネラルもたくさん含まれている
いんげんに関するQ&A
ここからはよくある質問に回答します。美味しく保存するヒントになっているのでぜひ読んでみてください。
A.太いほうが新鮮という認識は間違っています。太いものは大きく育ちすぎている可能性があります。固くなってしまっていて、味も大味になっていることが多いので避けるようにしましょう。
美味しいものを選ぶときのチェックポイントは以下のとおりです。
- 濃い緑色をしているもの
- 太さが均一で細いもの
- 中の種の形がはっきり出ていないもの
上記3点に当てはまるものを選ぶようにしましょう。中の種の形がはっきり出ていないというのは肉厚である証拠です。
A.鮮度が落ちると以下のような状態になっていきます。
- 悪臭がする
- ぬめりがあり、持つと糸を引いている
- カビが生えている
- 茶色または黒く変色している
上記の項目に1つでも当てはまったら保存は止めて、すぐに廃棄するようにしましょう。
《 ポイント 》
- いんげんは細いほうが美味しい
- 鮮度が落ちて異変があるものは廃棄する
最後に
今回はいんげんの冷凍保存について紹介しました。
いんげんは冷凍保存ができる野菜です。正しく冷凍保存すれば美味しく長く楽しむことができます。また、保存食として冷凍するのもおすすめ。
先に調理しておくと時間がないときにそのまま使えて大変便利です。保存期間はおよそ1ヶ月です。その間、特に栄養価が落ちることはないので安心してください。
保存するものは新鮮なものを選び、傷みはじめているものは保存せずなるべく早く消費するようにしましょう。
この記事を参考に、いんげんを美味しく、長く楽しめるようにしてください。