ソファの選び方!失敗しないためにチェックする5つのポイント

ソファ

リビングで長く座ることになるソファは、価格やサイズや素材など何を基準にして選ぶのが良いか悩んでしまいますよね?ソファの選び方はご自身のライフスタイルからどのような使い方をしたいかを考えるから始めてみましょう。今回はソファを選ぶときに失敗しないためにチェックする5つのポイントを紹介しますので、ソファを選ぶときの参考にしてください。

ソファの選び方①形状とスタイル

色々なソファ

ソファの選び方で重要なポイントの1つ目は「形状とスタイル」です。

ソファにはいろいろな形状をしているものがあります。ソファの選び方において、自分のライフスタイルにはどのようなソファの形状とスタイルが合っているのか考えなくてはなりません。

ソファの選び方はどのようなシチュエーションで使用するかによって選ぶべきソファの形状が変わるので、まずはソファの形状とスタイルにはどのようなものがあるか把握しましょう。

形状

ソファの形状は主に3種類あります。スタンダード・カウチソファ・コーナーです。

スタンダード

スタンダードの形状は、誰もがソファと聞いてすぐに思いつく一般的な横長のソファです。

形状的にも想像がしやすいので、あの場所に設置できるかな?設置したら圧迫感があるかな?など設置前に頭の中でイメージすることができるので基本はスタンダードの形状から選ぶと良いでしょう。

カウチソファ

カウチソファはスタンダードの形状で片側のみ座面が長くなっているソファです。長くなっている部分はシェーロングと呼びます。

座面が長い分多くのスペースを必要としますが、背もたれに寄りかかりながら足が伸ばせるのでリラックスできるソファを探している方におすすめです。

コーナー

コーナーソファはL字型の形状をしているので、リビングを囲むように設置します。カウチソファと同様多くのスペースを必要とするので、広いリビングに適しています。

L字型の形状で座ると横並びにならず他の形状のソファと違い顔が見えるので家族で団らんするような雰囲気が楽しめます。

スタイル

ソファのスタイルは主に4種類あります。ローソファ・ベンチタイプ・脚の有無・肘掛けの有無です。

ローソファ

ローソファは座面が低いソファです。主に座面の高さが30cm以下のソファがローソファになります。座面が低く床との距離が近く天井までの距離が大きくなるので圧迫感がなく、部屋が広く感じることができます。

ベンチタイプ

ベンチタイプのソファは木製の枠がむき出しになっている公園などにあるベンチのようなソファです。

枠の形状によってデザイン性が変わりおしゃれに感じるものも多いのですが、座面が薄いものが多いので座り心地が硬めになります。また肘掛も枠と同様に出ているので寝転んでリラックスしたい方には向いていません。

脚の有無

ソファの下に脚が付いていてソファの下に空間があるか無いかの違いです。

脚があると床が見えている状態になるので掃除がしやすく、通気性も良くなるので湿気も溜まらずダニの対策にもなります。脚が無いソファは見た目からもわかる安定感があるので、体重を掛けて座っていても安心感があります。

肘掛けの有無

肘掛けの有無は見た目以外にも使い方にも影響があります。肘掛けがあると腕を置くだけではなく、肘掛けの高さによってもたれ掛かったり、低い場合は寝そべったときの枕代わりにもなります。肘掛けがあるとその分座面は小さくなってしまいます。肘掛けが無いソファはその分座面が広くなるので、小さめのソファの場合には大きなメリットにもなります。

《 ポイント 》

ソファの形状は3種類
スタンダード(一般的な横長のソファ)、カウチソファ(片側のみ座面が長くなっているソファ)、コーナー(L字型の形状のソファ)
ソファのスタイルは4種類
ローソファ(座面が低いソファ)、ベンチタイプ(公園などにあるベンチのようなソファ)、脚の有無、肘掛けの有無

ソファの選び方②構造

ポケットコイル

ソファの選び方で、座面や背もたれの中の構造も重要なポイントで、座り心地に大きく影響します。主な中の構造はポケットコイル・スプリング・ウェービングテープ・ウレタンの4種類あります。

ポケットコイル

ポケットコイルは渦巻状のバネを個別に紙で包んだものが並べてあるタイプで、上質なベッドのマットにも使用されています。それぞれのバネが座面のどの部分に座っても体重を均等に支えてくれます。

耐久性が高いので高価なソファに使用されていることが多く、柔らかい座り心地ですが長時間座っていてもお尻も痛くならず疲れにくいクッション性です。

スプリング

ソファの選び方で、スプリングの特徴もおさえておきましょう。スプリングにはコイルスプリングと波型スプリングがあります。コイルスプリングは渦巻状のスプリングを鉄線を使って連結させた構造で丈夫にできています。座面のどこに座っても同じ座り心地で面で体重を支えます。座り心地はやや硬めになります。

波型スプリングはS字型のスプリングを鉄線を使って連結させた構造でコイルスプリングよりも強度があります。コイルスプリングよりも強度はありますが構造がよりシンプルになっているのでクッション性は落ちますが柔らかい座り心地になります。シンプルな構造でコストも安くなるので主流になりつつあります。

ウェービングテープ

ウェービングテープとは繊維にゴムを浸透させた素材で格子状に幅広のテープを張った構造になります。バネを使用したタイプのような弾力や耐久性は無いため安価なソファーに使われていることが多い構造ですが、軽さや静音性に優れています。

ウレタン

基本的にどのタイプのソファも座面にウレタンを使用していますが、スプリングを使用せずウレタンのみの構造のソファもあります。安価で製造されるソファに多く使われている構造で体重を支えるバネが無いのでクッション性は他の構造と比較すると劣ってしまいます。

《 ポイント 》

ソファの構造は4種類
ポケットコイル(渦巻状のバネを個別に紙で包んだもの)、スプリング(渦巻状やS字型のスプリングを鉄線で連結したもの)、ウェービングテープ(繊維にゴムを浸透させた素材)、ウレタン

ソファの選び方③サイズや配色

ソファに座る子供と両親

ソファは「3人掛け」「2人掛け」「1人掛け」として販売されていることが多いので、ソファの選び方として、座る人数で選べばサイズ的に問題ないのでは?と考えてしまうかと思いますが、ソファの選び方を単純に考えてしまうと失敗する原因になってしまいます。同じ「2人掛け」となっているソファでも実際のサイズは大きく違うことが多いのです。

また、配色もソファ単体では考えずに部屋全体をイメージして選ぶ必要があります。

サイズ

ソファのサイズの選び方で重要なことはソファ全体のサイズと座面のサイズです。ソファ全体のサイズは、問題なく搬入できるサイズか、考えている場所に置けるサイズなのかを考える必要があり、座面のサイズに関しては座る人数よりもどのような用途で使うかを考えて選ぶ必要があります。

ソファで寝転んでくつろぎたいと考えた場合は、身体が収まるサイズが必要になりますし、例えば2人で座ると考えてもサイズ的にゆとりが無ければくつろいで座れないので、窮屈になってしまわないサイズなのかを重視する必要があります。

ソファのサイズは実際に使うときのことを思い浮かべながら、実際に座って試してからサイズを決めることが、ソファの選び方の重要なポイントのひとつになります。

配色

ソファーを選ぶときにはソファ単体で好みの色だからと選んでしまうと、部屋に合っていないということが起きてしまい後悔してしまうこともあります。部屋を見渡して床や天井の色や他の家具の色とのバランスを考えてソファを選ぶことで統一感や調和が生まれるので配色のコツを理解しておきましょう。

部屋の持つ色には3つの要素があります。ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーの3要素です。

ベースカラー

ベースカラーとは天井や床の部屋の中で面積が広い場所の色を指します。

アソートカラー

アソートカラーとは家具やカーテンや扉などベースカラーの次に大きな面積をとるものの色を指します。

アクセントカラー

アクセントカラーとはクッションや雑貨など面積が小さいものの色を指します。

これらの要素を基本にして統一させると落ち着いたイメージの部屋が作りやすくなり、アソートカラーやアクセントカラーのみを強調させるとメリハリのあるイメージの部屋が作りやすくなります。

ソファをベースカラーに合わせると落ち着いた空間を作りやすくなり、ソファーをその部屋の主役として強調させたい場合にはソファー以外の家具やインテリアのカラーを統一させることでソファを引き立てることができます。

ソファの選び方ひとつでガラっと部屋のイメージが変わってしまいますので注意しましょう。

《 ポイント 》

  • ソファのサイズの選び方で重要なのは、ソファ全体のサイズと座面のサイズ。
  • ソファの色の選び方として、床や天井の色や他の家具の色とのバランスを考えて色を選ぶ。

ソファの選び方④素材

革のソファ

ソファ表面の素材が肌が直接触れる部分になるので、ソファを選ぶときに重要な要素になります。ソファの張り地の素材は主にファブリック・合成皮革・本革の3種類です。

ファブリック

ファブリックは綿やウールなどを使用した布製で色や柄の種類が豊富です。他の素材よりも汚れやすいのですがカバーを外して洗えるソファもあります。他の素材と比較して選択肢が多く安価で人気のある素材です。

合成皮革

合成皮革は、人工で作られた革素材です。加工や着色もしやすいので選択肢は多く選びやすい素材です。座り心地も柔らかく、汚れても水拭きができるのでメンテナンスが楽な点は大きなメリットです。ただし通気性が悪いことや経年劣化しやすいので長く愛用しようと考えた場合にはあまり向いていません。

本革

ソファに使用される本革は主に牛革です。丈夫で耐久性も高いうえに通気性、吸湿性が共に高く高価な素材です。使えば使うほどより深みのある質感になるので、長く愛用することできますが定期的なメンテナンスが必要になります。

直射日光やヒーターの近くに設置してしまうとひび割れを起こしてしまうことがあります。

《 ポイント 》

  • ソファの張り地の素材は「ファブリック」「合成皮革」「本革」の3種類。
  • ファブリックは色や柄が豊富、合成皮革は汚れを落としやすい、本革は耐久性・通気性・吸湿性が高い。

ソファの選び方⑤座り心地と耐久性

ソファでくつろぐ女性

ソファの選び方の最後に座り心地と耐久性について考えましょう。

座り心地

ソファの座り心地は内部の構造や表面の素材で大きく変化します。大まかな座り心地の違いには、適度に柔らかく、適度にしっかりしているスタンダードなもの、ふわっと体を包み込むような座り心地のソフトなもの、座ったときのお尻の沈み込みが少なく姿勢を維持できるハードなものがあります。

どのようなタイプを選ぶかは好みの問題になりますが、見た目だけでソファを選んでしまうと見た目と座り心地のギャップから気になってしまうこともあります。店舗で実際に座ってから選ばないと座り心地はわかりません。

本来は生活の中で長く座ってから購入したいものですが、長く座って試すことは難しいものです。

耐久性

ソファの選び方で見落としがちなのは耐久性でしょう。ソファの耐久性も内部構造と素材で大きく異なります。

安価でリーズナブルなソファを選んでしまうと数年でへたってしまい後悔する可能性もあります。最近では10年保証などのアフターサービスを付けているソファもあるので、保証のついているソファはメーカー側が耐久性に自信があると判断することができます。

ソファの選び方のポイントとして確認してみましょう。

最後に

ソファ

ソファの選び方について紹介しました。ソファを選ぶときはまず実際にどのように使い方をするのかイメージしてから形状とスタイルを決めて構造を選び、サイズや色を決め素材選びをしましょう。

サイズを選ぶときには搬入経路のサイズも把握しておかないと考えていた場所にソファが設置できないということもあります。さまざまな観点から好みのソファをしっかり選んでください。

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