長ネギの保存テクニック!冷蔵・冷凍方法のポイント

ザルの上の長ネギ

長ネギといえば食卓の「名わき役」として人気のお野菜。大きくカットして鍋や焼き料理に、細かくカットすれば味噌汁などに入れるなど、とても便利です。常に冷蔵庫に置いておきたいお野菜ですが、長期間保存するのには向いていません。今回は、長ネギを長期間保存する方法と、傷んだ長ネギの特徴をご紹介いたします。

長ネギの保存

ネギ
長ネギの保存方法は、常温・冷蔵・冷凍と3つあります。

それぞれ一長一短です。冷凍で保存すれば、最も長期間保存することができますが、食べるときの食感や香りなど、フレッシュさは欠けます。

冷蔵保存は一般的な保存方法。冷蔵庫の温度は鮮度が保ちやすく、乾燥しない様に保存状態を整えれば長期間でも保存が可能です。

常温は冷蔵保存よりも鮮度を保てますが、気温や環境によって保存期間は左右されます。真夏だとわずか2,3日で傷んでしまうので、調理する前に状態チェックをするべきでしょう。

また、家庭にプランターや畑がある場合は「土に埋める」という方法もあります。

買い過ぎてしまった場合や、人から大量に貰った場合などに有効な手段です。採れたての長ネギを、水で洗わずにそのまま土の中に埋めましょう。冬であれば、数か月間の保存が可能になります。

新鮮さは最も保てる上に保存の期間も長い。ちょっと手間かもしれませんが、必要な時に土から一本ずつ出して使用するとよいでしょう。

《 ポイント 》

  • 長ネギは常温・冷蔵・冷凍で保存ができる
  • 土の中で保存すればかなり長期間保存できる

長ネギの冷蔵保存方法

カットした長ネギ
長ネギを冷蔵保存方法する際の手順を見ていきましょう。ポイントは、長ネギの鮮度や香りを揮発させない様に工夫することです。

(手順1)ネギを洗って3等分する

始めに長ネギを水で綺麗に洗い、3つに分けてカットします。冷蔵庫に立てかけられるように高さを調整してカットすると良いでしょう。また、3等分にする際は根元をカットして捨ててください。

(手順2)ペーパータオルで包む

次に、3等分にカットした長ネギを、それぞれ湿らせたキッチンペーパーで包んでください。キッチンペーパーで包む際は、2回に分けて行います。

  1. 下半分を包む
    根元に向いている方から、半分の高さまでをペーパーで包みます。
  2. 上半分を包む
    下半分を包んだら、次に全体をかぶせるように上から包みます。

湿らせたキッチンペーパーで巻き水分を保つことで、香りの揮発や乾燥を防げます。

(手順3)冷凍用保存袋に分け立てて保存

キッチンペーパーで包んだら、次に冷凍用の保存袋(ジップロックなど)に入れます。

保存袋には、長ネギの上半身にあたる青い部位と、中央と下半身にあたる白い部位、の2つに分けてください。

袋におさめたら野菜室に入れます。巻きつけたキッチンペーパーは、衛生を保つためにも週に一回のペースで取り換えましょう。

冷蔵保存のポイント

冷蔵保存する際のポイントをまとめます。

  • 3等分にカットする
  • 鮮度を保つために濡れたキッチンペーパーで保湿する
  • 冷凍用の保存袋に入れる
  • 野菜室に入れる

ちなみに、長期で保存する場合は、野菜室で長ネギを「立てる」事が大事です。立てることでペーパーに含んだ水分を吸い上げ鮮度を保ちます。

保存期間

以上の手順で保存した場合、長ネギの中央部分と下半身の「白い部分」は3週間、上半身の青い部分は2週間程度保てます。

《 ポイント 》

  • 保存する前に3等分にカットする
  • 長ネギは乾燥させないよう、水で湿らせたペーパーをまく
  • 長ネギの青い部分と白い部分は袋を分けて保存する
  • 巻きつけたキッチンペーパーは週に一度取り換えて衛生を保つ
  • 長ネギを冷蔵で保存する際は水分で湿らせる
  • 立てかけて保存すれば乾燥を防げる

長ネギの冷凍保存方法

新鮮な長ネギ

次に長ネギの冷凍方法です。冷凍で長く鮮度を保つには、真空状態に近づけ、なるべく低い温度を保つことがポイントになります。

(手順1)ネギを洗って3等分する

「冷蔵保存」の場合と同じように、カット・包む・袋に入れる、の工程を行います。

長ネギを洗った後に、上半身の青い部分と、中央・上半身の白い部分と分けて3等分にカットしてください。

冷凍の場合は「水気を残さない」ことが重要です。一度乾いたペーパーで水気を拭き取って、ラップで綺麗に巻き付けます。

冷凍用の保存袋に、1つにまとめておさめてください。冷凍保存は部位によって保存期間が変わらないので、分ける必要はありません。また、中の空気は必ず抜きましょう。

(手順2)バットと保冷剤ではさんで冷凍する

袋に入れた長ネギを、金属製(ステンレス製)のバットに寝かし、保冷剤を上からかぶせてください。

あまり大きな保冷剤を乗せると、凍る前に長ネギが潰れてしまうので、小さめの保冷剤を乗せましょう。長ネギ全体を冷やしたいので、小さな保冷剤を2つか3つ乗せるという方法も有効です。

冷凍保存ポイント

長ネギを長期で保存する場合は、長いままの状態で冷凍するのがおすすめです。

小さくカットすればするほど、長ネギに含まれる「アリシン」という成分が抜けてしまいます。アリシンは、長ネギの持つ抗菌作用や殺菌作用を含んだ成分。また、香りも含まれており、アリシンが失われることは、長ネギの持つ風味を飛ばすことになるのです。

今回は冷凍庫のスペースを配慮して3等分の冷凍法を紹介しましたが、スペースに余裕があれば2等分(もしくはカットせず)に保存するとよいでしょう

解凍方法と保存期間

上記の方法で保存すれば、約1ヶ月間新鮮さを保ったまま保存が可能です。

では、気になる解凍方法ですが、長ネギには解凍の必要はありません。解凍する過程で水分がにじみ出てしまい、その水分と一緒に、旨味や風味が抜け出してしまいます。

解凍はせずに、凍ったまま使用する量をカットして、料理に使いましょう。

《 ポイント 》

  • 冷凍庫に入れる前に、必ず水気を拭き取る
  • ネギ全体が冷えるように保冷剤を乗せる
  • 長ネギをカットすると劣化に繋がるので、長期保存の際はなるべくカットせずに冷凍する
  • 解凍はせずに、そのままお料理に使用する

長ネギの常温保存方法

採れたての長ねぎ
長ネギの常温保存の方法は、以下の手順で行います。

(手順1)袋から出す

スーパーなどで販売されている長ネギは、大体がピッチりした細長い袋に入っています。この袋は、すぐに外してください。

入れ続けていると袋内部が湿気で蒸れてしまい、長ネギを腐敗やカビの原因につながります。常温の場合は外気に触れさせることが長持ちの秘訣です。

(手順2)風通しの良い場所に寝かせる

常温保存させる場合は、風通しが良いキッチンの窓辺などに新聞紙などを敷いて寝かせてください。

冬場なら、雨に濡れないように縁側に寝かせてもOK!直射日光や、空気のこもる場所に置いていると、2,3日で傷んでしまいます。

保存期間

常温での保存期間は、袋から外して風通しの良い場所におけば約2週間保ちます。

気温の低い冬場で、日の光が弱い状態なら3週間。真夏だと1週間程度です。冷蔵冷凍と違って、その日の気候により保存状態は変わるので、使用する前に必ずチェックした方が良いでしょう。

《 ポイント 》

  • 常温保存の際は、風通しが良くて、日の当たらない場所に置こう

保存した長ネギが傷んでくると

長ネギを持つ女性
いくら保存しても、生の食品はいつかは傷みます。長い間保存した長ネギは、問題なく食べられるのでしょうか?

長ネギが傷んだ時の特徴を見ていきましょう。

黄ばみが出る

傷んだ長ネギは表面に黄ばみがでてきます。この黄ばみは、細菌が繁殖して酸化し、枯れてしまっている状態です。

細菌が住み着いているため人体にも悪い影響があるので、食べるわけにもいきません。黄ばんだ部分だけをはぎ取れば、食べることはできます。その際は念のためしっかり洗いましょう。

柔らかくなる

鮮度が落ちた長ネギは、ハリや硬さが無くなり柔らかくなってしまいます。柔らかくなる原因は「水分が失われている」からです。

この状態をすぐに察知するには「首元」をチェックしましょう。長ネギの青い部分と白い部分の境目、傷んだ長ネギは「首元」から柔らかくなり始めます。

葉が枯れる

葉が枯れると、少しづつ鮮度が落ちている事を意味します。全体が枯れているなら食べられませんが、葉の外側だけが枯れているなら、枯れている部分だけ取って、中側は食べられるので安心してください。

《 ポイント 》

  • 黄ばみが出た部分は細菌が繁殖しているため捨てる
  • 首元が柔らかくなってないかをチェックする
  • 長ネギが傷んでいるかどうかは、枯れ葉や葉の変色、首元の柔らかさでチェックする

最後に

長ネギをまな板に置いている女性
長ネギは環境さえ整えれば意外と長持ちする野菜です。冷凍や冷蔵する際も、外気や水分に気を付けるだけ、管理も意外と楽にできるでしょう。

どの保存方法にしろ、2週間以上保てるので、頻繁に使うなら3,4本買いだめしてても良いかもしれません。冬場はお鍋や味噌汁に大活躍します。

また、家庭菜園用の畑や大き目のプランターがある方は、土の中での保存にトライしてみてはいかがでしょうか?

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