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オレンジの賞味期限は表示されている!?
お店に並べられているオレンジに賞味期限の表示ってありませんよね。
スーパーで見かけるオレンジにも、青果店で見かけるオレンジにも、賞味期限が表示されているのを私は見たことがありません。長持ちするんだろうな…と、イメージしてしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なぜ、オレンジには賞味期限が表示されていないのかご存知でしょうか。
実は、フルーツなどの生鮮食品には、賞味期限を表示することが義務付けられていません。そのため、賞味期限だけではなく、消費期限さえも表示されていないのです。
賞味期限の目安は売り場で見極める!
賞味期限が表示されていないオレンジの賞味期限をどうやって見極めるのか。
ひとつの方法として、オレンジが並べられている売り場の環境や状況で見極める、という方法があります。
たとえば、スーパーでは、通路の間にある棚に並べられていることもありますし、端っこの方にある冷蔵の棚に並べられていることもあります。
青果店であれば、扉や窓のない屋根付きの外の売り場に置かれた棚に並べられていることもありますし、店内の棚に並べられていることもあります。
生鮮食品が売られている場所は、店内の中でも、冷蔵の影響なのか、ひんやりとしますよね。しかし、店内では、夏には冷房、冬には暖房の影響もあるため、置かれている状況によって、オレンジの鮮度にも影響するのではないでしょうか。
青果店の外の棚に置かれている場合、夏は暑く、冬は寒いですよね。夏に日差しを浴びているオレンジを見かけたこともあります。
同じ農家から、同じ日に収獲され、同じ日に仕入れられたオレンジでも、売り場によって鮮度や賞味期限は変化するのではないかと思います。
あくまでも目安ですが、オレンジの賞味期限を見極めるポイントになるのではないでしょうか。
正しい保存方法と賞味期限の目安
常温で保存した場合
オレンジを常温で保存したときの賞味期限の目安は1週間程度です。
夏場と冬場では大きく差が出るでしょう。冬場の気温が低い時期であっても、賞味期限の目安は、長くても2週間程度です。
オレンジをそのままの状態で常温で保存すると、乾燥してしまうことがあります。とくに、湿度の低い時期や場所では、乾燥しやすいです。
そのため、オレンジの乾燥を防ぐために、新聞紙などに包んで保存すると良いです。
新聞紙がない場合には、フルーツの鮮度を保つための保存袋というものを利用してみてはいかがでしょうか。より、新鮮なままオレンジを常温で保存することができる便利アイテムです。
オレンジを常温で保存するときは、直射日光が当たることのないよう、冷暗所で保存すると良いでしょう。
冷蔵で保存した場合
オレンジを冷蔵で保存したときの賞味期限の目安は2週間程度です。
冷蔵で保存した場合も、オレンジが乾燥してしまうことがあります。オレンジの乾燥を防ぐために、新聞紙や保存袋を利用すると良いです。
また、オレンジを冷蔵で保存するときは、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。オレンジに適した温度や状態で保存することができます。
賞味期限の目安は2週間程度ですが、オレンジの乾燥を防ぐための対策をし、野菜室で保存した場合には2週間よりも少し長く保存することができる場合もあります。
冷凍で保存した場合
オレンジを冷蔵で保存したときの賞味期限の目安は4週間程度です。
あまりにも長く冷凍で保存しておくと、旨味や美味しさが失われてしまうことがあります。
オレンジを冷凍で保存したいときは、一粒ずつ薄皮を剥いた状態で保存するのが良いです。薄皮を剥いたオレンジは、フリーザーバッグや冷凍で保存することができる容器に入れて保存します。
保存方法
一粒ずつ薄皮まで剥いて保存するのは面倒だと感じるでしょうか?
オレンジは、皮を剥くことなく、そのまま丸ごと冷凍で保存しても構いません。半分にカットしてから冷凍で保存しても構いません。その後、どのようにオレンジを食べたいのかによって、保存方法を変えると良いと思います。
薄皮を剥いて保存すると、食べるときが楽ですのでおすすめしました。
解凍せずに、凍ったままのオレンジをヨーグルトのトッピングにしても美味しく食べることができます。他のフルーツや野菜と一緒にジューサーにミキサーでスムージーにするのも良いですね。
賞味期限の長い新鮮なオレンジの選び方
鮮度の高いオレンジを選んで購入することができれば、保存するときの賞味期限も長く保つことができます。
箱買いやまとめ買いをしたとき、鮮度の低いオレンジが混ざっていると、早く食べ終えてしまわなければならなくなってしまいます。
食べきれなかったときは、処分するしかなくなってしまい、もったいないですよね。
選ぶときのポイント
- 皮にパンッ!と張りのあるオレンジを選ぶ
- 油胞が細かく、皮の表面がなめらかなオレンジを選ぶ
- 手に持ったときに、ズッシリと重みを感じるオレンジを選ぶ
- 皮をかるく押えたとき、薄く感じるオレンジを選ぶ
主なポイントは、この4つです。皮に張りがあるかどうかは、一目でパッとわかるほどです。シワが寄っていたり、張りがないオレンジも、一目でわかるでしょう。
油胞とは、オレンジの皮の表面にある、ブツブツのような部分です。重みがあり、皮が薄いオレンジは、果肉が大きく、果汁もたっぷり含まれている傾向にあります。
美味しい食べ方とレシピ
少しずつ食べたいけれど、鮮度や賞味期限を考えると、まとめて食べなければならなくなってしまうことがあるかもしれません。鮮度が落ちてしまったオレンジは、そのまま食べるよりも、調理した食べた方が美味しく食べることができます。
オレンジは、そのまま食べることはもちろん、調理しても美味しく食べることができますので、ぜひお試しくださいね。
ソースとして調理する方法
家庭料理の中でオレンジをソースとして使うことは滅多にないかもしれませんが、オレンジが余ってしまったとき、賞味期限が近づいてきたときに、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
たとえば、オレンジの薄皮を剥き、コンソメとバターを合わせて調理したソースは、肉料理に合います。片栗粉でとろみをつけるのも良いです。砂糖やハチミツを加えて甘めのソースに。コショウや唐辛子を加えてピリッと辛めに。
たくさんのアレンジができる万能なオレンジソースは、鶏肉・牛肉・豚肉などの肉料理にも、魚料理にも合わせやすいです。
丸ごと使ってゼリーを作る方法
お子さんにも簡単に、お母さんにも手軽に作ってもらうことができる、オレンジを丸ごと使ったゼリーもおすすめです。
オレンジのヘタの部分の皮を少しだけカットし、中身をくり抜きます。オレンジの皮を器として使用するためです。くり抜いた中身をミキサーやジューサーにかけ、鍋に入れます。はちみつと粉ゼラチンを加えます。加熱した後、オレンジの皮で作った器に入れ、冷蔵庫で冷やし固めれば完成です。
最後に
オレンジの賞味期限は表示がないため、ご自身で見極める必要があります。オレンジが置かれている売り場の環境や状況によって、鮮度も変化しますし、賞味期限にも大きく影響します。
冷蔵の棚に並べられている場合でも、オレンジをそのままの状態で置かれている場合、乾燥してしまっていることがあります。青果店の外に並べられていても、袋や紙や箱に入れられている場合、乾燥を防ぐことができ、鮮度も保たれていることがあります。
新鮮なオレンジの選び方も参考に、ぜひ鮮度の高い美味しいオレンジを手に入れてくださいね。そうすれば、賞味期限も長くオレンジを楽しめると思います。