いちごの洗い方と注意点!美味しいいちごの見分け方と保存方法

透明なガラスの容器に入ったいちご、ピンクの敷物

いちごはどのような洗い方をされていますか?なぜ洗ってから食べるのか考えたことはあるでしょうか。店頭に並べられている間、ホコリがついてしまっているかもしれません。一般的には農薬を使用して栽培されているため、残留農薬が気になり、洗ってから食べるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。その洗い方、本当に正しいでしょうか。いちごの正しい洗い方、注意点、美味しいいちごの選び方、保存方法をご紹介します。

いちごの正しい洗い方と注意点

ザルでいちごを洗う様子

みなさんが、いちごを洗うタイミングはいつでしょうか。買ってきたいちごを、キレイに洗ってから冷蔵庫に入れる、という方もいらっしゃるかもしれません。

じつは、いちごを美味しく食べるためには、「洗い方のポイント」がいくつかあります。

食べる直前に洗いましょう!

いちごは、食べる直前に洗うことで、栄養素や美味しさを逃すことなく食べることができます。水で洗い、水分がついたまままでは、いちごは傷みやすくなってしまいます。

もし、キレイに洗ってから冷蔵庫へ入れたいのであれば、水で洗い、キッチンペーパーなどで水分をしっかり拭き取ってから保存するようにしましょう。

ヘタをつけたまま洗いましょう!

洗う前にヘタを取ってしまっていませんか?

いちごを洗うとき、農薬などが水に溶けだします。その溶けだした農薬が、ヘタを取ってしまった部分から入り込んでしまうことがあります。そのため、ヘタをつけたまま洗うのが正しいいちごの洗い方です。

流水で洗いましょう!

いちごは、病害虫に弱いフルーツです。そのため、どうしても、たくさんの農薬を使用して栽培しなければなりません。いちごの表面には凹凸があり、とくに凹んでいる部分には、農薬などの物質が残りやすいものです。

食べる直前に、流水で十分に洗い流すことをおすすめします。しかし、農家さんによって、農薬の残効がないよう、しっかり配慮されていると思います。ですので、それほど神経質になる必要はないでしょう。

  1. ボウルにザルを入れ、重ねます。
  2. ザルの中へ、いちごを入れます。
  3. その状態のまま、流水で洗います。
  4. ボウルからザルを取り出し、水気を落とします。
数分程度、流水に浸け置きをして洗う、という方法をおすすめされることがあります。しかし、いちごを水に長く浸けておくと、ビタミンCなどの栄養素が流れ出てしまうことがあります。水に触れるだけでも傷んでしまいやすいフルーツですので、サッと洗い流す程度にしておくのが良いと思います。

お酢を使った洗い方で傷みを防ぐことができます!

いちごをまとめ買いしたとき、一度には食べきることができないこともあるでしょう。そんなときは、お酢を使った洗い方がおすすめです。

  1. ボウルに水とお酢を入れます。(水3:お酢1)
  2.  いちごを入れ、しばらく置きます。(1分程度で良いでしょう)
  3. キッチンペーパーなどでいちごの水分をしっかり拭き取り、冷蔵庫で保存します。
  4. 冷蔵庫で保存する場合もしない場合も、食べる直前に流水でサッと洗い、その後、ヘタを取って食べます。
「水:お酢」の中にいちごを入れ、一晩浸け置きをするという洗い方をおすすめされることがあります。しかし、水に触れる時間が長い分、いちごが傷んでしまうことが懸念されます。また、栄養素なども溶けだしてしまうかもしれません。

重曹を使った洗い方で農薬を中和することができます!

  1. ボウルに水を入れ、大さじ1杯程度の重曹を入れます。よく溶かしましょう。
  2. いちごを入れ、しばらく置きます。(1分程度で良いでしょう。)
  3. キッチンペーパーなどでいちごの水分をしっかり拭き取り、冷蔵庫で保存します。
  4. 冷蔵庫で保存する場合もしない場合も、食べる直前に流水でサッと洗い、その後、ヘタを取って食べます。

いちごの農薬の残効を気にされるときは、重曹を使った洗い方がおすすめです。使用されている農薬が酸性である場合、アルカリ性である重曹によって、農薬を中和してくれる作用があります。

≪洗い方のポイント≫

  • 「食べる直前」に「ヘタをつけたまま」「流水」で洗う
  • 「お酢」を使うと傷みを防げる
  • 「重曹」を使うと農薬を中和できる

美味しいいちごの選び方

透明なパックに並んだいちご

みなさんがいちごを買うとき、どのように選んでいるでしょうか。見た目がキレイないちご?ツヤのある真っ赤ないちご?粒の大きないちご?粒の小さないちご?

キレイなツヤのある真っ赤な大粒のいちごを選んだけれど、ただただ酸っぱくて、旨味も全くなかった、なんてことはありませんでしたか?

品種によって差はあるかもしれませんが、今後、いちごの選び方で失敗してしまわないよう、美味しいいちごの選び方のコツをお教えしましょう。

鮮やかでムラのないいちごを選びましょう!

品種によって、真っ赤ないちごもあれば、淡い色のいちごもあります。色の濃い淡いに関係なく、色ムラのない鮮やかさのあるいちごを選ぶのがコツです。

ヘタの周辺に注目しましょう!

いちごのヘタの周辺の色にも注目してみて欲しいのですが、ヘタの周辺が白っぽくないいちごを選ぶと良いです。ヘタの周辺が白っぽいほど、完熟度が低いです。完熟しているいちごのヘタの周辺は、他の部分と同じように赤くなっています。

ヘタの反り具合をチェックしましょう!

ヘタが反り返っているいちごは、超完熟しているサインです。買ってすぐに美味しく食べることができます。

鮮度の見極め方はこれ!

鮮度の高いいちごは、表面に産毛のようなものがたくさん生えています。しっかり確認することができるいちごを選びましょう。また、ヘタの色にも注目してみてください。深い緑色をしていれば、鮮度の高いいちごであるという証拠です。

形はいびつな方が良い!?

形の整ったキレイないちご。形がいびつないちご。みなさんならどちらのいちごを選ぶでしょうか。形の整ったキレイないちごの方が、何となく手に取りやすいのではないでしょうか。

実は、形がいびつなことには理由があります。一番初めに実ったいちごであるため、栄養素が集中してしまった結果、形がいびつになってしまうんです。つまり、栄養素がたっぷりと詰まったいちごであるほど、形がいびつだということです。

下からも確認して!

透明なパックに詰められたいちごを買うときは、上からだけではなく、下からもいちごの状態を確認してみましょう。

上から見たときはキレイな状態でも、下から見たとき、いちごが潰れてしまっていたり、傷んでしまっていたり、カビが生えてしまっていることがあります。

買って帰り、いざ食べようと取り出してみて、ガッカリしたことありませんか?上からも下からも、左右からも斜めからも、よく確認するようにしましょう。

≪ポイント≫

  • 色ムラがないものを選ぶ
  • ヘタの周辺が白っぽいものは避ける
  • ヘタが反り返っているのは「完熟のサイン」
  • 形がいびつないちごは「栄養豊富」
  • 産毛がたくさん生えていて、ヘタが深緑色をしているイチゴが新鮮
  • パックの下から潰れてないか確認する

いちごの保存方法

冷凍保存した表面が白くなったいちごのアップ

まとめ買いしたときや、食べきれなかったいちごを保存する方法をご紹介します。冷蔵または冷凍で保存することができます。

冷蔵で保存する方法

保存するときは、買ったときのパックのままではなく、保存容器に移し替えるのが良いです。

保存容器に入れるときは、ヘタの部分を下にし、いちご同士が触れ合わないように入れます。水分に触れると傷みやすいため、基本的には、洗わずに保存します。

どうしても洗ってから保存したい場合には、水で洗ったあと、キッチンペーパーなどでしっかり水分を拭き取ってから保存容器に入れます。

また、素手でいちごに触れてしまうと、カビが発生してしまう原因になったり、傷みやすくなってしまいます。食品用の手袋をし、いちごに触れることをおすすめします。

冷蔵で保存するときは、野菜室へ入れましょう。野菜室で保存した場合、美味しく食べることができる期間は、5日程度です。

冷凍で保存する方法

  1. いちごを流水で洗く
  2. キッチンペーパーなどでしっかり水分を拭き取る
  3. ヘタを取り除く
  4. フリーザーバッグや冷凍保存が可能な容器にいれる
  5. 冷凍庫で保存する

このように冷凍で保存しておけば、取り出し、そのまま食べることができます。凍ったままヨーグルトに入れて食べても良いですし、他のフルーツや野菜などと一緒にジューサーやミキサーにかければ、いちごのスムージーを作ることもできます。

冷凍で保存した場合、美味しく食べることができる期間は、1ヵ月程度です。

いちごは冷凍してしまうと甘味が落ちやすいため、砂糖をまぶしてから保存すると良いです。もちろん、砂糖をまぶさなくても冷凍で保存することができます。

最後に

透明なガラスの容器に一粒のいちご

いちごの旬は春ごろですが、一年中美味しく食べ続けることができます。

旬のいちごや甘くて美味しいいちごを手に入れたときは、美味しさや鮮度を逃してしまわないよう、洗い方にも注意してみましょう。

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