じゃがいもを正しく冷凍保存するコツと美味しい食べ方

存袋に入ったジャガイモ

皆さんはじゃがいもは実は冷凍保存ができることを存知でしょうか?今まで常温保存しかしてこなかった…!なんて方も多いかもしれません。しかし、冷凍保存することでメリットがたくさんあります。今回は、冷凍保存のコツや美味しい食べ方を紹介。是非参考にして美味しく賢く保存していきましょう。

”じゃがいも”は冷凍保存できる?

凍ったジャガイモ

じゃがいもは常温保存が基本ですが、冷凍保存もできることを存知でしょうか?ここからは冷凍保存はもちろん常温の保存、冷蔵保存についてお伝えします。

冷凍保存する場合は加熱済のものがよい

冷凍する際に、生のままで冷凍するのはあまりオススメしません。

じゃがいもは水分の塊です。生のまま冷凍してしまうと解凍したときに水分が流れ出てしまいます。パサパサとした食感となってしまい、本来のホクホク感を楽しむことができなくなってしまいます。

美味しい料理を食べるためにも冷凍保存は加熱済みのものにしましょう。イチオシはマッシュポテトです。ホクホクとした食感を楽しむことができます。

《ポイント》

  • 冷凍は加熱してから
  • 生のまま冷凍するとパサパサとした食感になってしまう

おすすめは常温保存

冷凍保存も可能とはお伝えしましたが、1番のイチオシは常温で保存することです。常温で保存した場合、冷凍保存と比べると4倍くらい長持ちします。

保存方法は段ボールに入れて冷暗所に入れるだけです。そのときにリンゴを一緒に入れておくとエチレンガスが発生するので、発芽しにくくなります。

ちなみに冷暗所とはキッチンの戸棚の中などがイチオシです。

《ポイント》

  • 常温保存が1番長持ちする
  • 保存するときは段ボールに入れて冷暗所に保管

夏場は冷蔵庫の野菜室

保存に適した温度は7〜15℃と言われています。その場合夏場だとすぐに傷んでしまうので、野菜室に保存するようにしてください。

冷蔵庫内は乾燥しやすく、そのまま保存するとしわしわになってしまいます。新聞紙で1つ1つくるんでから保存するようにしてください。

《ポイント》

  • 保存温度は7〜15℃
  • 夏場は冷蔵庫の野菜室に保存する
  • 野菜室に保存するときは新聞紙でくるむ

保存期間

保存期間の目安は以下の通りです。

  • 冷凍保存:1ヶ月
  • 冷蔵保存:3ヶ月
  • 常温保存:4ヶ月

冷凍保存が1番短い結果となりました。

しかし、冷凍保存の場合には調理する際に下処理する必要が無いといったメリットもあります。メリット・デメリット両方からみて自分が扱いやすいやり方を探してみてください。

《ポイント》

  • 常温保存が1番長持ちする
  • 冷凍保存は調理が楽というメリットがある

”じゃがいも”を冷凍保存するときのコツ

ジャガイモを茹でている様子

冷凍保存するときのコツや手順を紹介していきます。

生のまま保存するやり方も合わせて紹介するので気になる方は試してみてください。

茹でてから冷凍

  1. じゃがいもを切る
  2. 水に10分浸す
  3. そのまま茹でる
  4. キッチンペーパーに広げて粗熱を取る
  5. 保存袋に重ならないように入れる
  6. 冷凍庫に入れて保存する

切り方はお好みで大丈夫です。料理で使うときのことを考えて切るようにしてください。

また、水に浸すのはあく抜きをするためです。あくが残るとエグみや苦味を感じてしまう原因になります。おいしく仕上げることが難しくなるので、必ずあく抜きをするようにしましょう。

保存袋に入れるときは、重ならないようにしてできるだけ密閉状態にしてください。凍結するまで鮮度が徐々に下がってしまいます。できるだけ早めに凍結させるのが美味しくするコツです。

《ポイント》

  • 切り方は使う料理で決める
  • あく抜きすることでエグみや苦みを抑えられる
  • 茹でたらできるだけ早めに凍結させる

マッシュにして冷凍

  1. 1口大に切る
  2. 潰せるくらいの硬さまで茹でる
  3. 茹で上がったじゃがいもを潰す
  4. 小分けにしてフリーザーパックに入れる
  5. 冷凍庫に入れて保存する

茹でるのが面倒という方はレンジで蒸すのもイチオシです!時間の短縮にもなるので、そちらもぜひ試してみてください。

マッシュにして解凍後コロッケにする場合は野菜を混ぜてから冷凍すると次の調理が楽になります。

《ポイント》

  • 小分けにして保存する
  • コロッケとして使う場合は野菜を混ぜておくのもイチオシ

生のまま冷凍する

  1. 細切りにする
  2. キッチンペーパーで水気を拭き取る
  3. 保存袋に入れる
  4. 冷凍庫に入れて保存する

細切りにする理由は調理時に火が通りやすくするためです。長時間火を通してしまうと形が崩れてしまうことがあります。また、生のまま冷凍したじゃがいもは炒めものに向いています。

さっと炒めるだけでシャキシャキとした食感を楽しむことができますよ。

《ポイント》

  • 生のまま冷凍する場合は細切りにする
  • イチオシの調理法は炒め物

冷凍した”じゃがいも”の美味しい食べ方

マッシュされたジャガイモ

冷凍の方法は分かったけど解凍はどうしたらいいのと困っている方も多いと思います。今度は解凍方法を紹介していきます。

凍ったまま使う

切って冷凍保存、もしくは生のまま冷凍保存したじゃがいもは凍ったまま使うのがベストです。

イチオシの料理法としては、フライドポテトやカレー、味噌汁などの煮込み料理です。高温で温める料理が向いているのでぜひ試してみてください。

電子レンジで解凍してから使う

マッシュして冷凍したじゃがいもは電子レンジで加熱して解凍するようにしましょう。

マッシュしたポテトにイチオシのおかずはサラダやコロッケ、離乳食などです。火で加熱して解凍するのは難しいので電子レンジで様子を見ながら解凍してみてください。

《ポイント》

  • 「切ってから・生のまま冷凍したじゃがいも」・・・凍ったまま使う
  • 「マッシュして冷凍したじゃがいも」・・・電子レンジで解凍する

傷んだ”じゃがいも”の特徴

傷んでしまったジャガイモ

保存期間が長いのであまり腐っているところを見たことが無い方も多いかもしれません。

じゃがいもが悪くなった特徴は以下のとおりです。

  • 皮がシワシワになる
  • 変色する
  • カビが生える
  • 芽が出てくる
  • 酸っぱい臭いがする

上記の5つの点で異常がでてきます。どれか1つでも当てはまったら食べるのは中止して必ず処分するようにしてください。

悪くなったじゃがいもは傷んだ部分を排除してもの奥まで腐っている場合もあります。好奇心で食べることの無いようにしましょう。

最後に

ジャガイモの断面図

今回はじゃがいもの冷凍保存のやり方について紹介しました。

じゃがいもは冷凍保存できる食材です。常温で保存するスペースがお家に無い方は加工して冷凍保存してしまいましょう。また、冷凍保存は生よりも加熱してから保存することをイチオシします。

解凍方法は2種類あるので間違えないようにしましょう。そして、悪くなったものは傷んだ部分を排除しても奥まで腐っている場合もあります。必ず捨てるようにしてください。

じゃがいもを美味しく冷凍して長く楽しみましょう!

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