目次
防災グッズの選び方
防災グッズをそろえる際に押さえておきたいポイントは「家族の人数」と「保存期間」にあります。
家族の人数
非常食や応急セット、生活必需品がまとまった防災グッズは、一人用、二人用、三人用と家族の人数別に販売されているので、家族の人数に合わせた物を購入するのがおすすめです。
もしも家族一人ずつ別々に一人用のまとまった防災グッズを購入してしまうと、ラジオや簡易トイレなど、一家に一つあればいい物が必要以上に増えてしまいます。
費用も荷物の無駄を減らすためにも、あらかじめ人数に合わせてまとめられたグッズを購入しましょう。
保存期間
非常食によっては消費期限が5年から10年と異なります。防災グッズは購入するとついつい存在を忘れがちになるので、できるだけ長期で保存できる非常食を購入しておくとよいでしょう。
万が一消費期限が切れていると、いざという時に食べられないので、なるべくは小まめにチェックすることをおすすめします。期限が近いものは普段の食事で食べて、新しく買い直せば、有事の際も安心して食事が取れるでしょう。
防災グッズで揃えてくとよい7つのもの
これだけは確実に入れておきたい!防災グッズをすぐに購入できなくても、絶対に欠かせない必需品7点だけは用意しておきましょう。電気機器や食品以外は、ほとんど100均でも購入できます。
1.保存食
防災グッズで最も重要なのは「食料」といっても過言ではないでしょう。しかし、災害時に食料を入手できる保証はありません。いつ何が起きてもいいように、保存食だけは確実に用意しておきましょう。
災害が起きて援助が来るのに何日かかるかはわからないので、3名家族なら少なくとも3日から5日間食いつなげられるように、45食分の保存食を確保するべきです。
保存食といえば栄養価が低く味気ない印象ですが、近頃の保存食は栄養満点で味のバリエーションも豊富にそろっています。
2.ラジオ
被災した場合、ラジオは絶対に欠かせないアイテムです!
なぜなら、ラジオがなければまともに情報が得られないからです。電子機器は使えないのでテレビのニュースを見られないばかりか、ネット回線も上手く繋がりません。
普段ラジオを聞かない人はラジオ単品で買うのではなく、ラジオが搭載されている懐中電灯を選ぶのをおすすめします。近頃のラジオ付き懐中電灯はスマホの充電などもできるので便利です。
また、被災時は使いすぎて電池を切らす可能性があります。長期の被災を予想して手回し充電が行えるタイプを持っておくのも良いでしょう。またライト付きだと懐中電灯の役割も果たすため一石二鳥です。
3.ソーラーつき充電器
有事の際は家族や友人と連絡を取ること、いつでも連絡を取れる状態にしておくことが大切です。
しかし、電気を使えない状況ではいつスマホの電池が切れるかわかりません。少しでも電気を蓄えるために、太陽光でスマホの充電が行えるソーラー付き充電器を準備しましょう。
ただし、ソーラー式の充電器は天気に左右されるため、念のためにモバイルバッテリーも一緒に持っておく事をおすすめします。
4.サランラップ
実は普段キッチンで使っているサランラップは災害時にとても役立ちます。
お皿にラップをかぶせればお皿を汚さなくてすむし、万が一傷を負っても救急箱が無い時は、傷口にラップを巻けば絆創膏代わりになり止血することができます。
他にも、体に巻きつけて保温効果を高めたり、伸ばして固めれば紐の代わりにするなど、非常に便利です。そこまで荷物にもならないうえ応用力も高いので、災害時は携帯しましょう。
5.ウェットティッシュ
被災時は電気・水道・ガス、全てのライフラインがストップするので当然お風呂に入ることはできません。
しかし、体だけでなく満足に手足を洗うこともできないので、衛生面が心配ですよね。なので、被災時は水がなくても体や手足を洗うことができるウェットティッシュは必需品です。
ウェットティッシュといっても、普段スーパーなどで販売されている小さなタイプではなく、災害時用の大き目サイズのウェットティッシュがあるので、そちらを用意しましょう。
6.アルミシート
アルミシートは、保温力が高いので体にまとって寝袋代わりやレインコート代わりになります。アウトドアシーンでもよく使用されるアイテムで、防災グッズとしても活用できます。スマホより小さく折りたためる上に、重量も1kg以下と軽いので非常に持ち運びしやすいのも利点の一つです。
7.簡易トイレ
災害が起きると水道管は容易に破壊されます。水が通らなくなり、飲み水やお風呂はおろか、トイレが使用できなくることもザラです。
自宅の水道だけではありません。周囲のスーパーやコンビニも同じような状態が考えられます。普段当たり前に使っているトイレが使えない、そんな時に備えておきたいのが簡易トイレです。
自宅に設置するタイプとどこにでも設置できる組み立て式の簡易トイレの2種類があります。被災時はトイレ自体破壊されることもあるので、組み立て式を持っておくと良いでしょう。組み立て式といっても、軽いので持ち運びや組み立て時も難なくこなせます。
また、地域にもよりますが、ふるさと納税の返礼品として入手することも可能です。
防災グッズのおすすめ5選
被災した時に必要なアイテムがひとまとめにされた、おすすめの防災グッズ5選を紹介します。
防災セット 地震対策30点避難セット
これさえ持っていれば色々そろえる必要がなくて安心です。防災士が選んだ30種類の防災アイテムが大人2名分セットになっています。
非常食・水2kg・簡易トイレ・多機能ラジオ・救急セット、これだけたくさんのアイテムが入っていますが、重量はたったの5kg!女性でも軽々と持ち運べますね。バッグは火にも水にも強い素材で汚れにくいので、どこに収納していても問題ないでしょう。
LA・PITA 防災セットSHELTERプレミアム
被災地にて、長期間の避難生活を強いられている時に大変便利なグッズです。35ℓの大容量バッグに、基本の救急セットや簡易トイレはもちろんのこと、被災時に手元にあると嬉しい物が入っています。
- iPhoneの充電が可能なダイナモラジオライト
- 7年間保存できるアルファ米
- 体拭きようのウェットティッシュ
- 目隠しポンチョ
- 長期の避難時に対応できるグッズが勢ぞろい
これだけのアイテムを全部入れてもバッグには空き容量があるので、お子様の着替えなどを入れておくのもいいでしょう。
キッズ防災セット 被災時に子供を安全を守る非常持出袋
お子様に持たせることのできる子ども専用防災バッグです。非常食やライト、救急セットなどたくさんのグッズが入っていますが、重量はたったの2.4kg、幼稚園児でも無理なく持ち歩くことができます。
バッグは耐久・防水性が高く、破れたり水が侵入する心配はありません。また、暗闇で光を放つ畜光材を使用しているので、夜でもお子様の位置がすぐにわかります。
LA・PITA ものすごい防災セットプレミアム
長期の避難生活に備えたい人におすすめの防災リュックです。救急セットや非常食の他に、高輝度ランタン・レインコート・寝袋・10ℓ保管できるウォーターバッグなどなど、電気水道が使えなくても生活できる必需品が一通り揃っています。
これだけ揃っていると持ち運びに苦労しそうですが、下部に車輪の付いたキャリーバッグ型になっているので、段差がない場所なら女性でも楽に運べます。
Relieved Life 防災グッズ 防災セット
ほとんどの人がそうかもしれませんが、被災経験のない人や、被災時にどう行動すればいいか自信がない人はまずこの防災グッズを選ぶべきです。1人分のセットで40以上の防災アイテムが入っており、予想だにしていない状況になっても安心できます。
また、消防士が手がけた災害時マニュアルが同封されているので、あらゆる場面で手助けになるはずです。一人暮らしの人は、被災時は恐らく一人で乗り越えなければならないので、マニュアルは支えになるでしょう。
防災グッズであると便利なおすすめアイテム3選
上記の防災グッズと合わせてプラスアルファでこれから紹介するおすすめアイテムも用意すると尚いいでしょう。
尾西食品 アルファ米12種類全部セット
アルファ米は、普通のお米と違って冷めても乾燥しにくいお米。一度冷えても、お湯だけ加えればすぐに柔らかく美味しい状態になるので、炊飯器が使えない被災時にとても頼りになる食品です。
尾西食品のアルファ米はただのお米だけでなく、松茸ご飯やエビピラフなど味も種類豊富に揃っています。被災時は非常食がメインになるので栄養や味偏りがちになりますが、このアルファ米なら栄養バランスや味に悩まされることもないでしょう。
非常用 食器が作れる 繰り返し洗える 折り紙
被災時にお皿やコップを持ち歩くのは荷物が増えてしまいますよね。しかし、食器やコップが無ければ食事を取る時に苦労します。そんな時はこの折り紙式の非常用食器が大活躍!
この紙は特殊な素材でできており、水や食器用洗剤を付けても崩れることがなく、何度洗っても使用可能です。これならリュックの中のスペースを取らないので、その分他の物資を入れる事ができます。
水だけで光るライト 水ピカッ
「懐中電灯を持ってきたけど、使い過ぎて電池が切れた!」アウトドアシーンや被災時の夜は街灯などの明かりを頼れないため、懐中電灯が無ければ行動できません。しかし、懐中電灯を使い過ぎて電池切れてしまうことも考えられます。だからと言って、電池を大量に持ち歩くのは大変ですよね。
しかし、この「水だけで光るライト」は文字通り水で発光する懐中電灯!電池をいくつも持ち歩く必要はありません。ライトの底にスプーン一杯のお水をたらすだけで、約1週間使用できます。
また、この商品のすごいところは、「水分」なら基本何を入れても良いという点です。水道水やミネラルウォーターではなくても、お茶や海水、なんと泥水でも入れれば発光してくれます!満足に水を調達できない状況にこれほど頼れるアイテムはないでしょう。
最後に
いつ何時、地震や津波、台風が日常を襲うか、誰にも予想ができません。今のご時世、家族の命を守るためにも防災グッズは必ず所持しておきましょう。
防災グッズがまとまったリュックは、中身の商品は大差ありませんが、持ち運びが楽なキャリーバッグ型・容量が大きくて私物が入れやすい物・災害マニュアルがセットになっているものなど様々なタイプがあります。「もしも自分が被災したら、自分の環境や家族に適したものはどれだろうか?」と考えてみて商品を選んで下さい。
もしも防災グッズを購入していない場合は、日常にあるアイテムが思わぬ防災グッズの代わりになることもあります。知っているのと知らないとではこの差は大きいので、ぜひ今回の記事を参考に、いつか来るかもしれない災害に備えましょう!