目次
引っ越し用ダンボールのサイズと必要個数
サイズ
引っ越し用の段ボールのサイズは小さいタイプから大きめのタイプまでさまざまです。
小さいダンボールには重たいもを中心に入れて、軽い荷物を入れるためには大きめの段ボールが適しています。食器や本、書類など重たいものを大きいダンボールで梱包すると、一人では持てない重さとなり作業の効率がわるくなります。また、段ボールの底が抜けて中身が落ちてしまう可能性も高くなります。逆に、タオルや衣類などかさばるけれど軽いものは大きいダンボールに入れたほうが効率よく荷造りできます。
引っ越し業者からダンボールをもらう場合は、多くの引越し業者では大小のSサイズとMサイズの2種類か、大・中・小のS・M・L種類を用意していることが多いです。参考までに引っ越し業者の段ボールのサイズは次の通りです。引っ越し業者によって異なりますので正確なサイズは直接確認してください。
- Sサイズ:100サイズ(外形3辺の合計が100㎝以下)
- Mサイズ:120サイズ(外形3辺の合計が120㎝以下)
- Lサイズ:140サイズ(外形3辺の合計が140㎝以下)
世帯人数別の必要個数
引っ越しの際に必要なダンボールの数は世帯人数によっても変わってきます。また、荷物の量には個人差もあります。荷物が多いと感じる場合は、引っ越しの準備の途中でダンボールが足りないことになると困りますので、あらかじめ多めに準備しておくとよいでしょう。目安として一般的な必要個数は次の通りです。荷物が多めという人は1.5倍から倍くらいの個数を用意してもよいでしょう。
- 単身:10~15個
- 2人世帯:20~30個
- 3人世帯:30~45個
- 4人世帯:40~60個
このように家族が増えれば必要な個数も増えてきます。引っ越しに必要なダンボールの数は「家族の人数×10~15個」を目安としてみましょう。
間取り別の必要個数
世帯人数によっても必要なダンボールの個数は変わりますが、世帯人数だけでなく住む家の間取りによっても必要な個数は変わってきます。また、長年住み続けた場合は荷物も多くなるでしょう。一概には言えませんが、大体の目安は次の通りです。
- 1部屋(1ルーム):約10個
- 2部屋(1K~1LDK):10~30個
- 3部屋(2K~2LDK):20~40個
- 4部屋(3K~3LDK):40~40個
1部屋当たり10~20個となります。また玄関や収納スペースなど部屋に含まれていないスペースもあります。玄関の下駄箱などでは約4~8個、収納スペースでは10個前後の数が必要になることが多いです。
ダンボールを引っ越し業者から入手する
一定数は無料でもらえる
ダンボールは引っ越し業者からもらうことができるケースがほとんどです。引っ越しプランの中の料金にあらかじめ一定数のダンボールが含まれていることが多いため、無料で提供してもらえます。事前に引っ越し業者から基本のサービスではダンボールが何個もらえるかを確認しておきましょう。
プランによって異なりますが、多くの引越し業者は最大50枚までを上限としているところが多いようです。また、段ボールの回収も無料で行っている業者も多くあります。段ボールの無料配布や無料回収は引っ越し業者に頼むメリットの1つです。
追加依頼をした場合
無料でもらえるダンボールの個数を超えた場合の追加依頼は有料になることがほとんどのようです。1個あたりSサイズは200円前後と考えてよいでしょう。引っ越し業者によっては、他の人が使った中古の段ボールを無料で提供しているところもあるようです。
ダンボールを引っ越し業者以外から無料で入手する
いらなくなったダンボールを無料でもらう
店舗などでは、梱包された商品を陳列した後はダンボールを廃棄することが多く、使わないダンボールを無料で譲ってもらえます。地域やお店によって異なりますが、次のような小売店では無料で入手できることが多いです。
- ドラッグストア
- ホームセンター
- スーパー
- コンビニ
- 家電量販店
- カーショップ など
無料でもらうダンボールの選び方
ダンボールを無料で分けてもらう際、スーパーなどでは野菜や果物が入っていたものは虫がついている可能性や汚れていることもあるため注意が必要です。またティッシュ類など軽いものが入っていたダンボールは紙の厚さが薄いこともあるため強度に不安もあります。破損しやすいものや重さのある物、書籍などにはおすすめできません。
逆に調味料やドリンクなど重さのあるものが入っていたダンボールは底がしっかりしています。またペットシーツや紙オムツなどはダンボールのサイズが大きいため、軽いものであればたくさん入れることが出来ます。家電製品やカー用品は緩衝材付きのダンボールもあるため、割れ物などを入れるのにおすすめでサイズもさまざまなので便利です。
ダンボールを引っ越しの業者以外から有料で入手する
ネット通販やホームセンター、宅配業者などで購入する
近所への引っ越しなどの場合、引っ越し業者に依頼せず自分で行うというケースもあるでしょう。
引っ越し業者以外から有料で入手する場合は、ネット通販で申し込みをして届けてもらう方法や、ホームセンターで購入する方法などがあります。また宅配業者の営業所でもダンボールなどの梱包資材を購入できます。
価格はサイズや購入先によって変わってきますが、ホームセンターでは200~400円、宅配業者も大きめの梱包資材になると300円~が相場のようです。まとめて買うのであればネット通販はまとめ売りで割安で購入できることもあります。100円ショップでも購入はできますが、強度やサイズなどよく確認してから選びましょう。
引っ越し業者以外から購入するメリット・デメリット
自分でダンボールを有料で購入するメリットは、好みのサイズをそろえられることです。無料で入手できるダンボールはちょうど良いサイズが見つかれば良いですが、なかなか見つけられない場合もあります。
また、前述したとおり汚れているダンボールもありますが、購入した場合はキレイなダンボールで気持ちも良いです。ネット通販を利用すれば、自宅まで届けてもらえるので取りに行く手間が省けます。デメリットとしては、やはりコストがかかるという点でしょう。通販でのまとめ買いでもSサイズで10枚入りを購入した場合約2,000円となります。
引っ越し用ダンボールの組み立て方
ダンボールは組み立て方で強度が変わる
ダンボールの組み立ては難しいものではありませんが、組み立て方により強度がずいぶん変わるのです。誤った組み立て方は、重たい荷物を入れた場合に運んでいる途中で底が抜けてしまうことも考えられます。中身が落ちて大切なものが破損する可能性もありますので正しい組み立て方を確認しておきましょう。
ダンボールの組み立て方
よく見られる底のフタを互い違いで折る方法は、強度が弱いため底が抜ける原因にもなります。引っ越しの時などにおすすめのダンボールの組み立て方は、底の部分は箱の短いフタを先に折込んでから、長いほうのフタを折ります。
梱包した状態で持ち上げると、段ボールは中心の部分に荷物の圧がかかりますので、底部分の箱の真ん中には十字で強粘着テープを張りましょう。粘着テープを張る時も両端は数センチほどはみ出して箱の側面に貼り付けるようにして下さい。
最後に
引っ越しの際のダンボールは大切な荷物もたくさん入れることになります。運搬中に破損するリスクが少なくするには、強度のある段ボールを用意することはもちろん、引っ越し業者の荷造り・梱包サービスを利用するのもおすすめです。破損するリスクが少なくなり、引っ越し後の片付けもスムーズに行えるなどのメリットがあります。