レーヨン生地のしわの取り方、防ぎ方!失敗しないためのコツとは

畳まれたシャツ

皆さんはレーヨン素材の洋服は持っていますか?レーヨン素材はシワになりやすく、取り扱いに少し気を付けなければいけない素材として有名です。しかし、正しいレーヨン素材の取り扱い方法について知っている方はどのくらいいるでしょうか?今回は正しいレーヨン素材のシワの取り方やレーヨン素材のメリット・デメリットについてご紹介します。ぜひ参考にしてお気に入りのレーヨン素材の洋服を長く着れるようにしましょう。

レーヨン生地のしわの取り方

シワシワのレーヨン生地

レーヨン生地を使った洋服は、レーヨンの水に弱い性質のため、他の生地との混紡で作られている場合が多いです。レーヨンは配合されている素材によってシワの取り方が変わってきます。

今回は以下の4種類をご紹介します。

レーヨンとポリエステルの違いは?素材の特徴と洗濯のポイント6つを紹介
レーヨンとポリエステルというと衣類によく使用される生地ですが、この2つの素材は全く違う特徴を持つということをご存知でしょうか。ここではレーヨンとポリエステルの違いとそれぞれの特徴、洗濯方法のポイント、保管方法のポイントなどをご紹介します。

綿配合の場合

綿はレーヨンよりも強度があり、アイロンにも強いのが特長です。

綿のみの場合はアイロンの設定は高で大丈夫ですが、混合素材の場合は違います。使用するアイロンによっても違いますが、低温〜中温くらいに設定してアイロンをかけるようにしましょう。

ポリエステル配合の場合

ポリエステルは熱に弱いと思っていて、アイロンがけは無理なのではないかと思う方もいるかもしれませんね。実は、ポリエステルはアイロンがけは可能です!

ポリエステルとレーヨンの混合素材の場合中温の温度でアイロンをすればキレイにシワが取れます。1つだけ注意するポイントはあて布をすることです。あて布をしないと生地がテカってしまうことがあるので注意しましょう。

当て布の正しい使い方!失敗しないアイロンがけとコツ
「当て布」といえばアイロンで使用するものですよね。当て布をしないでアイロンがけをして、アイロンの押し跡がくっきりついてしまったことありませんか?その跡の原因が生地の繊維が溶けてしまったものであれば残念ですが修復できません。当て布さえしていれば…そんな悔しい思いをしないように、今回は当て布についてご紹介したいと思います。当て布をする理由、当て布をする必要がある繊維など、当て布をしたのに跡がついた場合の対処方法など参考にしてくださいね。

ナイロン配合の場合

ナイロンは熱に非常に弱い性質を持っています。アイロンをする場合は必ず低温にしましょう。

高温のままアイロンしてしまうと生地が傷んでしまい、最悪の場合着ることができなくなってしまいます。お気に入りの洋服を捨てなければいけなくなってしまうので、きちんと温度設定は守るようにしましょう。あて布も忘れないようにしてください。

キュプラ配合の場合

キュプラ素材は聞いたこと無い方も多いと思います。キュプラとはコットンリンターという植物の産毛を使ってできた素材になっています。レーヨンと似ており、シワが付きやすいのが特長です。シワの取り方としては中温に設定してあて布をしてアイロンをかければ大丈夫です。

麻配合の場合

麻の場合はシワになりやすく、取れにくいのが特長です。混合素材は、ゆっくりめに少し体重を乗せながらアイロンをかけると良いでしょう。温度は中温がベストです。丁寧にアイロンをかけるようにしましょう。

レーヨン生地の衣類のしわを防ぐ洗濯の方法

洗濯物を手洗いしている様子

レーヨン素材はシャツ・ワンピース・カーディガン・ニットなどに使われています。しかし、水にとても弱いのが特長です。

なので洗濯機に入れてしまうとずっと水に浸かっている事になり、縮んだり、シワになりやすい原因になってしまいます。レーヨンを洗うときは基本的に手洗いにしましょう。ここからは衣類のシワを防ぐ洗濯のやり方をご紹介します。

必要なもの

  • 容器2つ
  • 中性洗剤
  • タオル
  • 平干し用ネット

手順

  1. 桶に水を入れる
    まずは桶に水を入れます。水の量は洋服が浸かるくらいで大丈夫です。
  2. 中性洗剤を入れる
    中性洗剤を入れます。各洗剤で決められた量より少し少ないくらいを入れるようにしましょう。
  3. もみ洗いをする
    もみ洗いをします。このときに強くもみ洗いしないようにしましょう。生地同士が擦れてしまい傷んでしまう可能性があります。
  4. よくすすぐ
    その後よくすすぐようにしてください。手洗いの場合は洗剤も落ちにくくなります。何度も水を変えてすすぐようにしましょう。
  5. タオルで挟んで水分を取る
    そっと絞って、タオルで挟んで水気を取ります。固く絞るとしわになってしまうので必ず優しく絞ようにしてください。
  6. 平干しする
    最後に平干しします。日光の下よりも部屋干しがおすすめです。
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レーヨン生地の特徴とメリット・デメリット

レーヨンのタグ

レーヨン生地の特徴は以下の通りです。

  • ドレープ性がある
  • 涼感がある

ドレープ性とは風などになびいたときにキレイに布が広がることをいいます。また、涼感もあるので、夏にピッタリの素材となっています。続いてはメリットとデメリットをご紹介していきます。

メリット

レーヨンはウールやシルクなどと同じくらいに吸湿性に優れています。麻やリネンなどと違って見た目は光沢感があります。きちんとした場所にも着ていける素材として重宝されています。他のも下着やすててこに使われているのもポイントです。

デメリット

レーヨンは水にとても弱い性質が特徴です。なぜ水分に弱いのか疑問に思う方も多いと思います。実はレーヨンは木材パルプという素材からできています。植物からできているため、水に弱いんですね。また、シワになりやすいのも特徴です。短時間でシワができてしまうので扱いにくい素材となってしまいます。

レーヨン生地が縮むのを防ぐ方法

縮んでしまった服
レーヨンは生地が縮みやすいのも特徴です。レーヨンを縮まないようにするには記事前半に書いた洗濯の方法と同じく、手洗いするのがいいでしょう。洗ったあとにシワができてしまった場合はシワ取りスプレーなどを使用して、シワ伸ばしするようにしましょう。

レーヨンが縮むのを防ぐ洗い方と縮みを元に戻す方法!
レーヨンが縮む原因をご存知でしょうか?レーヨンは水にとても弱く、濡れると縮むだけでなくシワになりやすいという特徴があります。そのため、レーヨン素材の衣類は一度縮んでしまうとなかなか元には戻せないので家庭で洗濯することは難しいと言われています。今回はレーヨンが縮むのを防ぐ方法やシワのとり方などをご紹介したいと思います。レーヨンの特徴を理解して、たくさんおしゃれを楽しんでください。

レーヨン生地の衣類のしわを防ぐ保管の方法

レーヨンのシャツが畳んである様子
レーヨン生地がしわにならない方法をご紹介します。ポイントは以下の3つです。

たたむ

レーヨンはハンガーに吊るして保管するよりも、きちんとたたむことをおすすめします。ハンガーにかけていると肩の部分が伸びてしまい、着るときに形が崩れてしまうからです。保管は必ず畳んでするようにしてください。そうすることでシワも防ぐことができます。

湿気

湿気にもとても弱いです。必ずしまうときは除湿剤を入れるようにしてください。また、週に2回くらいはタンスの扉を開けて空気が通りやすい状態を作るようにしましょう。湿気はレーヨンにとっては大敵なので気をつけてください。

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タンスから出してシワになっている場合は、シワ取りスプレーを使うのが有効です。シワ取りスプレーを掛けてアイロンをすればピンとした状態に戻るのでおすすめです。

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最後に

くしゃくしゃのレーヨン生地

今回はレーヨンのシワの取り方についてご紹介しました。レーヨン生地は繊細で扱いにくい素材と言われていますが、着心地がよく高級感もあるので場所を選ばずに切ることができます。この記事を参考にしわを取る方法をきちんと覚えて、お気に入りの洋服を長く大切に着れるようにしましょう。

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よくある質問

  • コットン(綿)素材の洗い方は?

    1、たたんで洗濯ネットに入れる
    2、柔軟剤と洗剤を入れる
    3、通常の洗濯コースを選ぶ
    4、スイッチを押して完了

    表示で洗濯マークが付いている場合は通常のコースで洗ってしまって大丈夫です。手洗いマークがついている場合は手洗いするようにしましょう。

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  • ポリエステル素材の洗い方は?

    1、洗濯用ネットに入れる
    2、弱アルカリ性洗剤、柔軟剤、酸素系漂白剤(汚れ・黄ばみがある場合)を入れる。
    3、洗濯絵表示に合った洗濯コースで洗濯機を動かす。

    洗濯表示が水洗いマークのポリエステル製品は洗濯機を使って洗濯することができます。
    ポリエステルは乾きやすい素材です。洗濯の際、脱水時間は30秒~1分で止めて問題ありません。

    >> 詳しくはこちら

  • ナイロン素材の洗い方は?

    1、洗濯機に洗剤を入れます。アルカリ性洗剤または着用洗剤をお好みで使います。柔軟剤の使用もOKです。ただし、漂白剤はNGです。色落ちしてしまいます。
    2、所定の洗剤を投入したら、あとはいつも通り洗濯機をかけます。他の衣類とまとめて洗うなら、洗濯ネットを使うのも手です。
    3、洗濯後は、ナイロン生地の衣類を陰干しします。

    ナイロン素材のインナー、手袋、ニット、レインコートなどを洗う場合は、直接洗濯機にかけても問題はないです。型崩れの心配もほとんどありません。

    >> 詳しくはこちら

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