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家庭で役立つ新聞紙の活用法8選

新聞紙は、窓掃除や油汚れの拭き取り、生ゴミ処理、野菜の保存、靴の水分取り、荷造りなどに再利用できます。作業場所に敷いて汚れを防いだり、生ゴミ用の紙箱に折ったりする使い方もあります。
拭く・包む・敷く・詰めるなど、目的に合わせて使い分けられるのが新聞紙の便利なところです。家庭で試しやすい8つの活用法と、具体的な使い方を紹介します。
1. 窓ガラスの汚れを新聞紙で拭き取る
新聞紙は、窓ガラスの拭き掃除に利用できます。水拭きと乾拭きの両方に使えるため、手元にある古新聞を掃除道具として再利用したいときに向いています。
まず、窓に付いた砂ぼこりなどを取り除きます。新聞紙を軽く丸めて水で湿らせ、ガラスの汚れを拭き取ってください。その後、乾いた新聞紙に替えて、残った水気を拭き上げます。
汚れが多い場合は、先に柔らかい布などで落としておくと、新聞紙での仕上げ拭きをしやすくなります。
ただし、すべてのガラスに新聞紙を使えるわけではありません。窓ガラスにフィルムや特殊なコーティングがある場合は、製品の手入れ方法を優先しましょう。
新聞紙のインクが手や周囲の素材に付くこともあるため、気になる場合は目立たない場所で確かめてください。
2. フライパンの油汚れを拭き取る
調理後のフライパンや鍋に残った油汚れを拭き取る際にも、新聞紙を使えます。洗う前に油を取り除いておくと、洗い物の際に油が広がるのを減らせます。
調理器具が十分に冷めてから、新聞紙を小さく折りたたみ、底や側面に残った油を拭き取ります。こびり付いた汚れを無理にこするのではなく、表面に残った油を吸わせるように使うのがポイントです。
新聞紙で拭いた後は、調理器具に適した方法で通常どおり洗いましょう。フッ素樹脂加工など、傷付きやすい表面を強くこすらないことも大切です。
なお、少量の油汚れを拭き取ることと、揚げ油をまとめて処分することは別です。
使用済みの揚げ油は、自治体によって回収方法や廃棄ルールが異なります。新聞紙などに吸わせる方法が案内されている地域もありますが、必ず油を冷ましてから扱い、地域のルールに従ってください。
油を染み込ませた紙類は、袋などにまとめて熱がこもると自然発火するおそれがあります。油を含んだ新聞紙を長時間ためず、十分に水を染み込ませるなど消防機関が案内する発火防止策を取り、自治体のルールに従って処分してください。
3. 塗装や植え替えの作業場所に新聞紙を敷く
新聞紙は、作業前に床や机へ敷いておく使い方もできます。塗装や植物の植え替えなど、周囲が汚れやすい作業で役立ちます。
例えば、植木鉢を植え替える際は、作業する場所に新聞紙を広げておけば、こぼれた土を紙ごと集めやすくなります。小物の塗装でも、作業台の周囲を新聞紙で覆うことで、塗料の飛び散りへの対策に利用できます。
敷くときは紙の端を重ね、保護したい場所に隙間ができないようにします。作業が終わったら、こぼれた土などを内側に包むようにして片付けましょう。
ただし、新聞紙は液体を通さないシートではありません。塗料や水が多くこぼれる作業では、新聞紙の下まで染み込むことがあります。汚してはいけない床や家具を保護する場合は、ビニールシートなども併用しましょう。
塗料が付いた新聞紙は、使用した塗料の表示に従って処分してください。特に油分を含む塗料が染み込んだ紙は、重ねて放置すると自然発火するおそれがあるため、製品の注意書きや消防機関の案内に沿って処理しましょう。
4. 生ゴミを新聞紙で包んで捨てる

新聞紙は、野菜くずや調理中に出る生ゴミを包む用途にも使えます。水分を含んだゴミをそのまま袋へ入れたくないときに便利です。
使い方は、広げた新聞紙の中央に生ゴミを置き、周囲から包むだけです。新聞紙の端を内側へ折り込むように包み、自治体の分別ルールに従ってゴミ袋へ入れます。
ここで大切なのは、新聞紙に包む前に生ゴミの水気をできるだけ切っておくことです。
野菜の皮など、もともと乾いているゴミは水に濡らさず集めましょう。水分を含んだゴミは水を切ってから包むと、余分な水気を減らせます。
新聞紙で包む方法は水分対策に役立ちますが、臭いや虫の発生を完全に防げるわけではありません。特に気温が高い時期は、生ゴミを長く置かず、適切に処理することが重要です。
5. 新聞紙で生ゴミ用の紙箱を作る
調理中に出る野菜の皮や切れ端を集めるなら、新聞紙を折って紙箱にする方法もあります。先ほどのようにゴミを包むのではなく、調理中のゴミを入れておく容器として使えるのが特徴です。
紙箱にはさまざまな折り方があります。ここでは、正方形の紙で作る基本的な四角い箱の折り方を紹介します。新聞紙を正方形に切って準備してください。
- 正方形の新聞紙を三角形になるように折り、対角線の折り目を付けて開きます。反対の対角線にも同じように折り目を付けます。
- 四つの角を、それぞれ中央の折り目が交わる位置に向けて折ります。
- できた四角形の上下の辺を中央に向けて折り、折り目を付けて開きます。左右の辺も同じように折って開きます。
- 上下にある三角形の先端を外側へ開きます。左右の部分は、先ほど付けた折り目に沿って中央へ折っておきます。
- 左右の辺を立ち上げて箱の側面を作ります。続いて、上側に開いた紙を折り目に沿って立て、先端を箱の内側へ倒して底に沿わせます。
- 下側も同じように折り込み、底を平らに整えれば完成です。
折り目をしっかり付けておくと、側面を立ち上げる際に形を整えやすくなります。新聞紙で作った箱をキッチンの作業台へ置けば、野菜の皮などをその場で集められます。
紙箱は水をためる容器ではないため、水気の多い生ゴミは避けるか、十分に水を切ってから入れましょう。作業後は、自治体の分別ルールに従って処分してください。
6. 野菜を新聞紙で包んで保存する

新聞紙は、野菜を包んで保存する際にも利用できます。種類によっては、乾燥や低温から守るための包み紙として使われています。
例えば、ナスは低温と乾燥に弱い野菜です。農林水産省では、ナスを新聞紙で包み、暑い時期以外は常温で保存する方法を紹介しています。
暑い時期は、新聞紙で包んで常温に置く方法にこだわらず、適切な冷蔵保存へ切り替えましょう。農林水産省では、キッチンペーパーで包んだナスをポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存する方法も案内しています。
また、サツマイモも新聞紙を活用できる野菜の一つです。寒さに弱いため、新聞紙などで包み、直射日光が当たらない涼しい場所で保存する方法があります。
野菜によって適した保存場所や温度は異なります。ナスやサツマイモは具体例として参考にし、ほかの野菜も種類に合った方法で保存してください。保存中は野菜の状態を確認し、新聞紙が濡れて傷んでいたら交換しましょう。
7. 濡れた靴に新聞紙を詰める
雨で濡れた靴の内側に、丸めた新聞紙を詰める方法もあります。靴の中に残った水分を新聞紙に吸わせる使い方です。
まず、靴の表面に付いた水分を軽く拭き取ります。次に、新聞紙をふんわり丸め、つま先の方まで入れましょう。靴は風通しのよい場所に置き、新聞紙が湿ってきたら新しいものへ交換します。
水分を吸った新聞紙を入れたまま放置すると、靴の中に湿気が残ってしまいます。乾燥の途中で紙の状態を確かめることがポイントです。
新聞紙のインクが靴の内側へ移る可能性もあるため、白い布地や色移りが気になる素材には注意してください。革靴などは素材ごとの手入れ方法を優先し、熱風を直接当てるような急激な乾燥は避けましょう。
靴の収納場所では、新聞紙を靴箱の敷き紙として使う方法もあります。靴底から落ちる土や汚れを受け、汚れたら取り替えられます。
8. 荷物の隙間を埋める緩衝材にする
新聞紙は、引っ越しや荷物の発送時に、箱の中の隙間を埋める緩衝材として再利用できます。
段ボール箱に物を入れた後、空いた部分に軽く丸めた新聞紙を詰めていきます。荷物同士がぶつかったり、箱の中で大きく動いたりするのを抑えるための補助材として使う方法です。
食器などを梱包する場合は、一つずつ包み、箱の中でも直接ぶつからないように配置します。新聞紙のインクが付くと困る食器や品物は、清潔な無地の紙などで先に包んでから、新聞紙を緩衝材として使うとよいでしょう。
壊れやすい物や高価な物を発送する際は、新聞紙だけに頼らず、品物に適した専用の緩衝材などを使ってください。
災害時にも新聞紙は応急用品として役立つ

新聞紙は、災害時に防寒や簡易トイレの補助材料として利用することもできます。普段の掃除や保存とは異なりますが、身近な紙を非常時に役立てる使い方です。
新聞紙を使う方法は、専用の防災用品が手元にない場合の応急策として知っておきましょう。
新聞紙を身に着けて防寒に使う
寒いときには、新聞紙を衣服の内側に入れたり、体の周囲を覆ったりして、防寒の補助に利用できます。
例えば、新聞紙を広げて胸や背中を覆うように衣服の間へ入れる方法があります。新聞紙を体に巻き、その上から衣服を重ねる使い方もあります。
新聞紙そのものが熱を出すわけではなく、衣服の間に空気の層を作り、体から熱が逃げるのを抑えるための工夫です。
濡れた新聞紙を使わず、体を冷やさないようにしてください。防寒着や毛布などが使える場合は、それらを優先しましょう。
新聞紙を簡易トイレの吸水材にする
断水などで水洗トイレが使えない場合、細かくちぎった新聞紙を簡易トイレの吸水材として利用する応急的な方法があります。
便器が破損しておらず、便座を利用できる場合は、まず便座を上げて大きなゴミ袋で便器を覆います。次に便座を下ろし、その上から別のゴミ袋をかぶせてください。上側の袋の中へ細かくちぎった新聞紙を入れ、排泄物を受けるために使用します。
使用後は上側の袋を取り出して口をしっかり閉じ、地域の災害時のゴミ処理ルールに従って保管・処分してください。新聞紙や排泄物を便器へ流してはいけません。
新聞紙を使う方法は、災害用トイレがない場合の応急策です。十分な吸水・凝固や臭い対策ができるとは限らないため、携帯トイレや凝固剤などを日頃から備えておきましょう。
使う目的に合わせて新聞紙を取り分けよう

新聞紙を再利用するときは、すべてを一度に使うのではなく、用途に合わせて取り分けておくと便利です。
例えば、汚れのない新聞紙は、野菜を包むときや荷物の緩衝材にするために保管しておきます。掃除や作業場所の汚れ防止には、多少しわの付いた新聞紙も使えます。生ゴミを包む用途なら、必要な大きさに折って手元に置いておくと使いやすくなります。
油や生ゴミなどで汚れた新聞紙は、通常の古新聞と同じように資源回収へ出せるとは限りません。使い終わった紙は汚れの状態を確認し、自治体の分別ルールに従って処分してください。
新聞紙を大量にため込む必要もありません。使いたい用途と保管場所を考え、必要な分だけ残しておきましょう。
まずは日常の中で使いやすい用途を一つ選び、そのための新聞紙を取り分けておくことから始めてみてください。余っている新聞紙を、無理なく暮らしに役立てられます。










