目次
ジーンズの洗濯方法
中性洗剤や専用洗剤を用意する
ジーンズは洗濯による色落ちが気になり洗う頻度を少なくする人も多いですが、見た目には分からなくても皮脂汚れや汗が付着しています。心配な洗濯による色落ちを少しでも抑えるためには、洗剤は蛍光剤や漂白剤が含まれていない、おしゃれ着用洗剤など中性洗剤を使いましょう。
洗浄力の高い一般的な界面活性剤や蛍光増白剤、漂白剤が含まれているためジーンズの色落ちを促進させてしまいます。ジーンズのインディゴの色を保ちたい場合は、ジーンズ用の専用洗剤を使うのも安心です。
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色落ちを防ぐために手洗いで洗う
おしゃれ着用の中性洗剤を使って手洗いをする方法は次の通りです。
- 大きめの洗面器などに水5リットルと10CC程度の中性洗剤を入れます。
- 裏返しにして畳んだジーンズを1の中に入れ、5~10分ほどつけ置きします。
- 汚れの気になる部分を外側にして、優しく押し洗いをします。
- 水をすべて入れ替え、泡が出なくなるまでしっかりとすすぎます。
- 洗濯機で1分間だけ脱水をして干します。
デニム用洗剤を使う場合は、説明書き通りに洗ってください。ぬるま湯などではなく、必ず「水」の中で洗剤を薄めてからジーンズを入れるようにして、直接洗剤がジーンズにつかないようにして下さい。
部分洗いをする
洗ったばかりのジーンズの一か所だけ汚してしまった場合や、色落ちが気になるため極力洗う頻度を減らしたいという場合は部分洗いをしましょう。
- 薄めた中性洗剤を布にしみ込ませます。
- 汚れた部分を1の布で拭き取ります。
- きれいな布で水拭きをして仕上げます。
洗濯機を使う
- 型崩れを防ぐためボタンやジップは閉じておきます。
- ジーンズを裏返しにして、洗濯用ネットに入れます。
- 時短コース、ドライコースなど負担の低いコースを選びます。
- 脱水は1分程度とします。
- 水が垂れるようでしたら追加でもう1分脱水します。
柔軟剤は使っても良いの?
ジーンズも他の洋服と同じで柔軟剤を使うことができます。少し硬くてゴワゴワした感じが気になる場合は柔軟剤を使ったほうが、心地よく着用できることもあります。
ただし、ストレッチのジーンズは糸の芯にポリウレタンが入っているため、柔軟剤によってポリウレタンがすべりぬけストレッチ効果が損なわれることもありますので気を付けて下さい。
ホワイトジーンズの洗い方
ブルージーンズとは違ってホワイトジーンズは真っ白な状態を保ちたいため、水温も水ではなくぬるま湯などより汚れが落ちやすい温度で洗うのがおすすめです。
また、ブルージーンズでは中性洗剤が鉄則ですが、真っ白に仕上げたいホワイトジーンズは蛍光剤入りの粉末洗剤を使い、洗濯機で洗えます。ただし、ホワイトジーンズでも顔料で染めた生地もあります。
これらは洗濯することで染めた色が剥がれて地色が見え黄ばんだように見えてしまうことがあるため注意が必要です。ホワイトジーンズを洗濯する際は、洗濯表示を確認してみましょう。ドライクリーニングが出来ないものは顔料染めの可能性が強いでしょう。
ジーンズを洗濯した後の干し方
脱水が終わったらすぐに干す
脱水後にジーンズを洗濯槽の中に放置してしまうと、洗濯槽に残った洗剤などがつき、部分的に白くなることがあるそうです。他の衣類にも言えることですが、特にジーンズの場合は脱水が終わったらすぐに干すようにしましょう。
そして、脱水が終わったら両手で持って振りさばき、手のひらで叩いてできるだけシワをとっておきます。
裏返して陰干しをする
日光は色落ちの原因となるため、直射日光を避けた風通しの良い場所で陰干しします。室内でも屋外でもどちらでも構いませんので、太陽の光で日焼けしないよう必ず陰干しをしましょう。ポ
ケットなど生地が重なっている部分も乾きやすくなるのと、色落ちを防ぐためにも裏返して干すのが良いでしょう。乾燥機で乾かすのは基本的にはNGです。室内干しは生乾きになりやすいため、扇風機やサーキュレータを利用するのもおすすめです。
裾を上に吊って逆さに干す
逆さに干すことで水分の重さにより生地が引っ張られ丈が短くなるのが防げるのと、シワが伸びきれいに乾きます。また、乾き始めはジーンズの水分にデニムの色が残っています。
足を下にして干すと色のついた液体が足のほうに溜まり、ウエスト部分から太ももの箇所が薄くなる場合がありますので、逆さに干すほうが安心です。
裏返したジーンズの裾を洗濯バサミでハンガーなどに固定してみましょう。10㎝ほど離した2つのハンガーと洗濯ピンチを使うと風の通りもよくなり乾きやすくなります。
ジーンズ用のハンガーを使う
ジーンズが乾きやすい筒状に干せるジーンズ用のハンガーが市販されていますのでこれらを利用するのも良いでしょう。ジーンズの洗濯頻度は多くはありませんが、ジーンズ以外にもトレーナーなどの厚めの生地の衣類を干すのにも使えます。
ジーンズを洗濯するときの注意点
色落ちの注意
可能な限り色落ちを防ぎたい場合は、洗濯機の使用は避けて手洗いで洗うことです。また、デニムは色落ちしやすいため、手洗いの場合も洗濯機を使う場合も、ジーンズは単独で洗うようにして他の洗濯物への色移りにも気をつけましょう。
お湯は使わず水で洗う
ジーンズは青い染料のインディゴで染められていますが、インディゴは繊維に強く定着しないため染料が落ちやすい特徴があります。特にお湯はインディゴをより色落ちさせてしまうため、洗濯時は水で洗うようにしてください。
乾燥機は避ける
乾燥機を使うことで色落ち以外にも、縮みや歪みの原因となります。どうしても乾燥機を使って早く乾かしたい時は、乾燥の時間を半分ほどに短縮させます。
半乾きの状態で取りだすことになりますが、形を整え風通しのよい場所や扇風機を使って干してください。熱が通っているため、自然乾燥でも早く乾きます。
直射日光に当てて乾かさない
直射日光によってジーンズの色が変色しますので、早く乾かしたい、雑菌の繁殖を抑えたい、などの理由があっても直射日光に当てて乾かすのは避けましょう。
ジーンズを洗濯する頻度
ジーンズは色落ちやダメージが気になって洗わないという人の割合も多いようです。しかし、ジーンズは汗や皮脂汚れを吸い取っているため洗濯しないではき続けていると、段々と素材が傷むと言われています。基本的には汚れが気になったら洗うようにした方が良いでしょう。
目安としては夏は最低でも4、5回に1度くらいは洗濯するようにしましょう。夏は日差しが強いため必ず裏返して陰干しをするよう徹底してください。
汗をあまりかかない季節は、汚れが目立たなければ夏の季節ほど頻繁に洗濯する必要はありません。汚れが気になったら部分洗いなどで気になるところをしっかりと洗う方法もあります。
最後に
色落ちをさせないジーンズの洗濯方法をご紹介しましたが、程よく色落ちをさせたい人もいるでしょう。その場合は、毎日のようにジーンズを履き続けて、ジーンズを履いたまま太ももから膝までを霧吹きで水をスプレーします。
そして湿った状態でしゃがみ、立ち上がるという行為を繰り返すと、ファッションとして楽しめるような色落ちが出来るそうです。