大人になるとワクワクしないのはなぜ?昔との違いと楽しみを見つけるヒント

大人になって昔ほどワクワクしないのは、年齢だけが原因とは限りません。毎日の単調さや忙しさ、ストレス、睡眠など、考えられる要因を整理し、もう一度楽しみを見つけるためにできることを紹介します。

大人になるとワクワクしなくなるのはなぜ?

昔ほどワクワクしないと感じても、「大人になったから」と年齢だけで説明することはできません。

この記事では、日常の単調さ、忙しさやストレス、睡眠不足の3つから確認します。

毎日が同じことの繰り返しになっている

最近の生活を振り返って、同じ予定や行動が続いているなら、日常の単調さが「ワクワクしない」という感覚と重なっていないか考えてみましょう。

新しい場所や体験とポジティブな感情との関連は、研究でも報告されています。最近の日常にどのくらい変化があるかを振り返るのは、自分の状態を考える手がかりになります。

たとえば、行く場所や休日の過ごし方がほぼ決まっていて、最近「いつもと違うこと」をほとんどしていないなら、まず日常の変化の少なさから振り返ってみるとよいでしょう。

忙しさやストレスで心に余裕がない

仕事や家事、育児などでやることが重なり、忙しい日が続いている人もいるでしょう。

ストレスが続いているときは、楽しみを感じにくくなることがあります。楽しい予定があっても、最近は楽しみより疲れや負担の方が気になっていないか振り返ってみてください。

休日まで予定で埋まっている、空いた時間には何かを始めるよりまず休みたいと感じるなら、新しい楽しみを増やす前に、疲れや負担がたまっていないかを確認してみましょう。

睡眠不足が続いている

「ワクワクしない」というと気持ちの問題だけを考えがちですが、睡眠の状態も確認したいポイントです。

睡眠を減らした実験では、ポジティブな感情が弱まりやすくなることが報告されています。

寝不足の日が続いている、寝る時間が大きくずれているといった心当たりがあるなら、ワクワクするものを探すことだけでなく、まず普段の睡眠も振り返ってみましょう。

昔ほどワクワクしなくても、感情が薄れたとは限らない

考える夫婦

子供の頃の「明日が待ちきれない」「楽しみで眠れない」といった感覚が減ると、「自分は感動しなくなったのでは」と不安になることがあります。

しかし、年齢が上がるほどポジティブな感情そのものが単純に弱くなるとは言えません。成人を幅広く比較した研究では、年齢が高い人ほど、強い興奮よりも穏やかさや落ち着きといった肯定的な感情を好む傾向が示されることもあります。

昔と同じ強さでワクワクしないことと、感情そのものがなくなったことは別です。

旅行前の高揚感は以前ほどなくても、「この時間が好き」「また行きたい」「少し気になる」と感じるものがあるなら、それも今の自分にとっての楽しさと捉えられます。

子供の頃の感覚をそのまま再現しようとするより、今はどんなときに気分が上向くのかを見る方が、楽しみを探す手がかりになります。

もう一度ワクワクしたいときにできること

ここまで読んで自分に近いと感じたところから、負担の少ないものを一つ試してみましょう。全部を同時に始める必要はありません。

いつもと違うことを一つ試してみる

毎日が同じことの繰り返しに感じるなら、生活を大きく変えるより、小さな違いをつくるところから始められます。

たとえば、いつもと違う道を歩く、入ったことのない店へ行く、普段選ばない料理を食べる、気になっていた本を手に取るといった程度でも構いません。

試してみて「少し面白かった」「もう一度やりたい」と感じたものがあれば、そこから興味を広げてみましょう。大きくワクワクしたかどうかだけで判断する必要はありません。

忙しいときは予定を増やすより休む

心に余裕がないときは、新しい趣味やイベントを増やすことが必ずしも近道とは限りません。

休日まで予定で埋まっているなら、何もしなくてよい時間をつくる、後回しにできる予定を減らすなど、負担を軽くする方法もあります。

「楽しいことを増やす」より「楽しめる余裕を戻す」方が先のときもあります。

睡眠や生活リズムを見直す

寝不足が続いているなら、寝る時間と起きる時間が大きく乱れていないか、夜更かしが続いていないかを振り返ってみてください。

生活リズムが崩れていると感じるなら、特別な刺激を増やす前に、普段の生活を整えるところから始めるのも一つの方法です。

「少し気になった」を次の手がかりにする

何かを試したとき、「昔のようにワクワクしたか」だけで結果を決めなくても構いません。

「少し面白かった」「また行きたい」「もう少し知りたい」と思ったものがあれば、それを次の行動の手がかりとして残しておきましょう。

メモをするのも一つの方法です。感情を強くするためではなく、自分がどんなものに興味を持ったのかを振り返る材料として使えます。

何をしても楽しめない状態が続くなら、相談も選択肢に

「昔ほどワクワクしない」という感覚と、「以前好きだったことまで何をしても楽しめない」という状態は、同じように扱わない方がよい場合があります。

たとえば、次のような変化がないか振り返ってみてください。

  • これまで好きだった趣味などを楽しめない
  • 睡眠や食欲に変化がある
  • 疲れやすさや意欲の低下が続いている

厚生労働省の「こころの耳」では、趣味などが楽しめない、睡眠や食欲の変化、疲れやすさなどの症状が2週間以上続く場合は、精神科や心療内科など専門家への早めの相談を勧めています。

「ワクワクしない=病気」という意味ではありません。ただ、以前楽しめたことまで楽しめない状態が長く続いてつらいときは、自分を奮い立たせて新しい趣味を探し続けるより、専門家へ相談することも選択肢です。

昔のワクワクと比べず、今の自分が楽しめることを探そう

山登りをする男女

昔ほどワクワクしなくなったと感じたら、この記事で見てきた中から、自分に近い状態を一つ選んでみてください。

毎日の単調さが気になるなら小さな変化を試す、疲れやストレスが強いなら休む時間を確保する、寝不足が続いているなら睡眠を見直す、といったように、最初の一歩は一つで十分です。

子供の頃と同じワクワクを取り戻すことより、今の自分が「少し気になる」「またやりたい」と思えるものを見つけることから始めましょう。

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る