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賞味期限が切れた納豆でも食べられることはある

賞味期限が切れた納豆でも食べられることはあります。ただし、「賞味期限から何日までなら食べられる」という共通の目安はありません。
賞味期限は、表示された方法で保存した場合に、おいしさなどの品質が保たれる期限です。そのため、期限を過ぎた瞬間に食べられなくなるわけではありません。
メーカーによって期限を過ぎた商品の案内にも違いがあり、賞味期限内に食べることを勧めているメーカーもあります。1日や3日過ぎただけなら必ず大丈夫、反対に1週間過ぎたら必ず食べられない、と日数だけで決めることはできません。
賞味期限をどのくらい過ぎているかに加えて、きちんと冷蔵できていたか、納豆に普段と違う変化がないかも見ていきましょう。
未開封の納豆も冷蔵保存が基本

賞味期限は、未開封で、パッケージに表示された保存方法を守った場合を前提にしています。
納豆は要冷蔵の商品が一般的で、メーカーでは10℃以下などの冷蔵保存を案内している商品があります。
そのため、未開封だからといって常温で置いてよいわけではありません。冷蔵庫に入れ忘れた、長時間常温に置いたといった場合は、賞味期限の日付だけでは食べられるか判断できません。
温度が高い状態では発酵がさらに進み、においや味、粘りなどが変わることがあります。「一晩なら大丈夫」「数時間なら問題ない」といった共通の時間も確認できません。
冷蔵保存できていなかった場合は、賞味期限内であっても日付だけを根拠に食べられるとは考えないようにしましょう。
また、見た目やにおいに変化がないことだけで、安全だと判断することもできません。
賞味期限が切れた納豆はどうなる?

賞味期限を過ぎた納豆は、時間の経過とともに味やにおい、食感などが変わることがあります。ただし、普段と違う見た目や食感があるからといって、すべてが腐っているとは限りません。
白い粒やシャリシャリ感はチロシンの場合がある
納豆の表面に白い粒が見えたり、食べたときにシャリシャリ・ジャリジャリした感触があったりする場合があります。
こうした白い粒は、大豆のたんぱく質が分解される過程で生じたアミノ酸の一種「チロシン」が結晶になったものであることがあります。メーカーでも、白い粒とジャリジャリした食感についてチロシンの結晶の場合があると案内しています。
そのため、白い粒やシャリシャリ感があるだけで、納豆が腐っているとはいえません。
ただし、チロシンが目立つほど発酵が進み、本来の風味や食感から変化している場合があります。
白い膜やモコモコしたものはカビとは限らない
白い粒とは別に、納豆の表面を覆うような白い綿状・膜状のものが見える場合があります。メーカーでは、こうした白い綿状のものを納豆菌による菌膜と説明しています。
つまり、白いつぶつぶでジャリジャリした食感があるものはチロシン、白い綿状・膜状のものは納豆菌によるものの場合があります。白く見えるものがすべてカビというわけではありません。
一方で、白いものなら何でも食べられるという意味でもありません。見た目だけでは区別しにくい場合もあるため、カビとの違いが分からないときは無理に食べないようにしましょう。
苦味が出たり、においや粘りが変わったりすることがある
賞味期限を過ぎたり、保存中の温度が高くなったりすると、納豆の発酵がさらに進むことがあります。
その結果、苦味が出る、においが強くなる、粘りが弱くなる、豆の色が濃くなる、ドロッとした状態になるといった変化が見られる場合があります。
こうした変化は発酵が進みすぎた場合にも起こるため、刺激の強いにおいや粘りの低下など、どれか一つだけを見て「腐っている」と決めることはできません。
ただし、賞味期限を過ぎるほど本来の風味や食感から離れていくため、おいしく食べるためにも賞味期限内に食べるのが基本です。
カビが生えた納豆は食べない

白い粒や納豆菌による白い膜とは別に、実際にカビが生えている食品は食べないようにします。
カビが生えている場合は、その部分だけを取り除いて食べるのではなく、食品そのものを処分するのが基本です。
納豆メーカーの解説では、緑や赤が混じったふわふわしたものがカビの例として挙げられています。一方、白い綿状・膜状のものは納豆菌による菌膜、白い粒はチロシンの場合があります。
ただし、色や形だけですべてのカビを見分けられるわけではありません。明らかにカビが生えている場合は食べないようにしましょう。
賞味期限切れの納豆を食べるか迷ったときは?

賞味期限切れの納豆を食べるか迷ったときは、「何日過ぎたか」だけで決めるのではなく、保存状態と納豆の様子を順番に見ていきましょう。
- 未開封で、表示どおり冷蔵保存できていたか
- 白いものは、チロシンの粒や納豆菌の膜として説明できる状態か
- 明らかなカビが生えていないか
- においや粘りなどが変わっていても、それだけで安全・危険を決めつけていないか
これらを確認しても、食べられる状態なのか自分では判断できないことがあります。カビが生えている場合や、食べられるか分からず不安が残る場合は、無理に食べないようにしましょう。
また、賞味期限内に食べきれないことが分かっている場合は、冷凍保存を案内しているメーカーもあります。商品によっては、容器ごと密封できる袋に入れて冷凍し、食べる前日に冷蔵庫へ移して自然解凍する方法があります。
期限が切れてから迷わないためにも、できるだけ賞味期限内に食べ、食べきれそうにないときは早めに保存方法を見直しましょう。










