思春期はいつまで?始まる年齢と終わる時期の目安を解説

思春期は何歳まで続くのか、10代後半という年齢の目安から解説します。男女で始まる時期の違いや、思春期が終わるサインの考え方、成長が早い・遅いときに医療機関へ相談する目安も紹介します。

思春期は10代後半までがひとつの目安

思春期は10代後半までがひとつの目安です。女性の身体的な思春期については、17〜18歳ごろまでとする定義があります。

ただし、17歳や18歳になった時点で、誰でも一斉に思春期が終わるわけではありません。思春期が始まる年齢や身体の成長速度には個人差があるためです。

また、「思春期」という言葉を第二次性徴を中心とした身体の成長として捉えるのか、心や社会面の発達まで広く含めるのかによっても、示される年齢は変わります。

女性では17〜18歳ごろまでが身体的な思春期の目安

女性の身体的な思春期については、8〜9歳ごろから17〜18歳ごろまでを思春期に相当する時期とする定義があります。

この17〜18歳という年齢は、女性の第二次性徴が進み、身体が成熟していく時期の目安です。「18歳になれば身体の成長がすべて終わる」という意味ではありません。

そのため、思春期がいつまで続くかを考えるときは、年齢だけで区切らず、実際の成長の様子も合わせて見る必要があります。

心や社会面まで見ると10代の終わりまで含まれることもある

身体だけでなく、考え方や人との関わり方、自立に向かう変化まで含めると、思春期に近い発達段階を10代の終わりまでと捉える場合もあります。

WHOでは、10〜19歳を身体だけでなく、考え方や心、人との関わり方も大きく発達する時期としています。日本語でいう身体的な「思春期」と完全に同じ意味ではありませんが、「19歳まで」といった説明を見かける理由のひとつです。

つまり、「17〜18歳ごろまで」と「19歳まで」のどちらかが単純に間違っているのではなく、何を思春期として扱うかによって年齢の区切りが異なると考えると分かりやすいでしょう。

思春期は女の子で10歳ごろ、男の子で12歳ごろから始まる

思春期が始まる時期にも個人差がありますが、一般的には女の子では10歳ごろ、男の子では12歳ごろから身体の変化が現れ始めます。

そのため、「思春期は何歳から何歳まで?」と考える場合、始まりと終わりの両方を一つの固定した年齢で区切るのではなく、男女差や成長の進み方も含めて見ることが大切です。

女の子は乳房の発育が始まりの目安

女の子では、乳房の発育が思春期の始まりを知る代表的な目安です。その後、身長が伸びる、陰毛が生える、初経を迎えるといった身体の変化が進んでいきます。

一般的には10歳ごろから思春期の変化が見られるため、小学校高学年で身体が変わり始めても、それだけで早すぎるとはいえません。

初経の年齢は個人差がありますが、日本では平均すると12歳前後がひとつの目安です。

男の子は精巣の発育が始まりの目安

男の子では、精巣が大きくなり始めることが思春期の開始を知る代表的な目安です。その後、陰毛が生える、身長が大きく伸びる、声変わりが起こるといった変化が見られます。

一般的には12歳ごろから変化が始まり、女の子より遅れて思春期を迎える傾向があります。

声変わりなど一つの変化だけで判断するのではなく、精巣や身体の発育、身長の伸びなど、第二次性徴全体がどの程度進んでいるかを見ます。

男の子も終わる時期を一つの年齢で区切らず、始まってからの成長の進み方を見ることが大切です。

思春期が終わるときに見られる変化

学生たちの背中

「思春期が終わるサイン」を知りたい人も多いでしょう。ただし、誰にでも共通する一つのサインで終了を判断できるわけではありません。身体面と心・行動面に分けて見ていきましょう。

身体は成長の変化が落ち着いてくる

身体面では、思春期に大きく伸びていた身長の伸びが次第に緩やかになり、第二次性徴が成人に近い状態まで進んでいくことが参考になります。

女の子では、初経を迎えたあと月経周期が整っていくことも、身体的な成熟が進んでいる目安のひとつです。男の子でも、精巣や身体の発育、声変わりなど複数の第二次性徴が進み、大人の身体へ近づいていきます。

ただし、こうした変化のどれか一つだけで「思春期が終わった」と判断することはできません。年齢と、それまでにどのような身体変化が進んできたかを合わせて見ましょう。

反抗や感情の変化だけでは終わりを判断できない

思春期には、親と距離を取りたがる、自分の考えを強く主張する、感情の揺れが目立つといった変化が見られることがあります。

こうした様子が落ち着き、以前より会話が増えたとしても、それだけで身体的な思春期まで終わったとはいえません。反対に、10代後半になっても親への反発や感情の揺れがあるからといって、思春期が異常に長いと判断することもできません。

反抗が落ち着く時期と身体的な思春期が終わる時期は、同じとは限らないと考えておきましょう。

思春期が早い・遅いときの相談の目安

思春期の始まる時期には幅があるため、周囲より少し早い・遅いというだけで問題があるとは限りません。

一方で、第二次性徴が一般的な年齢よりかなり早く現れる場合や、一定の年齢になっても身体の変化が始まらない場合は、医療機関へ相談する目安になります。

遅い場合の目安としては、女の子で13歳になっても乳房の発育が見られない、15歳になっても初経がない、男の子で14歳になっても精巣の発育が見られない場合などがあります。

早く始まる場合の基準は、性別や乳房・陰毛・初経など現れている変化によって異なります。単に「○歳未満ならすべて早すぎる」と考えず、気になる変化がある場合は小児科や小児内分泌を扱う医療機関へ相談しましょう。

思春期の終わりは年齢と成長の様子で考える

思春期が終わったか迷ったときは、10代後半という年齢だけで決めず、第二次性徴がどの程度進んでいるかを見ます。

身体の成熟が進んでいれば、反抗や感情の揺れが残っているだけで「思春期が長すぎる」と判断する必要はありません。

一方で、相談の目安となる年齢を過ぎても二次性徴が始まっていない場合は、年齢だけで様子を見続けず医療機関へ相談しましょう。

年齢・身体の発達・心や行動を同じ基準で一括りにしないことが、思春期の終わりを考えるポイントです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る