宝くじ当選後にやってはいけないこと6つ|当たったら気をつけたい行動

宝くじ当選後にやってはいけないことを6つ紹介。受取期限や偽の当せん連絡、当せん情報の扱い、贈与・共同購入、退職や高額な買い物の注意点まで、当たったあとに何を確認して動けばよいかを整理します。

宝くじ当選後にやってはいけないこと6つ

宝くじに当せんした直後は、当せん情報や大きなお金を勢いで動かさないことが大切です。

まず受取方法や期限を確認し、人へお金を渡したり生活を大きく変えたりする場合は、必要な条件を確認してから判断しましょう。

ここで紹介する6つは、すべてが法律上禁止されている行動というわけではありません。明確に避けたいこと、税務や手続きを確認してから動きたいこと、当せん直後に急いで決める必要がないことを分けて見ていきます。

1.当せん金の受取方法や期限を確認しない

当せんが分かったら、最初に確認したいのが受取方法と期限です。特に売り場で購入した紙の宝くじは、当せんしていても期限を過ぎれば当せん金を受け取れません。

紙券の当せん金は、支払開始日から原則1年以内に受け取る必要があります。また、当せん金額によって受取場所や必要なものが変わるため、「当たったらどこの売り場でも換金できる」と考えない方がよいでしょう。

一方、宝くじ公式サイトで購入した場合は、当せん金が登録した受取口座へ振り込まれるなど、紙券とは流れが異なります。

そのため、当せんを確認したら、まず「どこで買った宝くじか」「いつまでに受け取る必要があるか」「どの方法で受け取るのか」を確認してください。

2.当せん・換金を装う怪しい連絡に応じる

「宝くじに当せんしました」「換金するには手数料が必要です」などの連絡が突然届いても、その内容だけを信じて送金したり、個人情報や口座情報を入力したりしないことが重要です。

みずほ銀行では、当せん者にメールで当せん通知をすることはないとして注意を呼びかけています。また、当せん金を受け取るための対価を要求することもありません。

ただし、宝くじ公式サイトを利用している場合には、振込に関する案内などが登録メールアドレスへ届くことがあります。そのため「宝くじに関するメールはすべて偽物」と一律に判断するのも適切ではありません。

メールやメッセージだけで判断せず、自分が実際に購入したサービスの公式サイトやマイページから当せん結果・受取状況を確認するのが基本です。

3.当せんしたことをむやみに人やSNSへ広める

宝くじに当たると、うれしさから家族や友人へすぐ報告したくなるかもしれません。しかし、一度伝えた情報は自分だけでは管理できなくなるため、誰に知らせるかは先に考えておきたいところです。

「誰にも絶対に言ってはいけない」という意味ではありません。今後のお金の使い方を一緒に考える家族など、事情によっては共有したい相手もいるでしょう。

一方で、SNSで当せん額を公開したり、当せん券・通帳残高など具体的な金銭情報が分かる画像を載せたりする必要はありません。公開範囲をあとから完全に元へ戻すのは難しいためです。

当せん直後は勢いで知らせるのではなく、「この人へ今伝える必要があるか」を考えてから共有するとよいでしょう。

4.税務を確認せず家族や知人へ大きなお金を渡す

宝くじの当せん金そのものには所得税はかかりません。ただし、当せん者が受け取ったあと、そのお金を家族や知人へ渡す場合は別の話です。

「宝くじの当せん金は非課税だから、人へ渡しても税金はかからない」と考えないようにしましょう。他人へ財産を贈与した場合は、贈与税の対象になることがあります。

暦年課税では、1年間に贈与を受けた財産の合計について110万円の基礎控除があります。まとまった金額を渡す場合は、ほかの贈与も含めて申告や納税が必要になるか確認しましょう。

高額当せん後に家族や知人へまとまった金額を渡したい場合は、「当せん金だから税金はかからない」と判断せず、贈与税の扱いを確認してから動きましょう。

5.共同購入の当せん金を確認せずに分配する

複数人でお金を出し合って購入した宝くじが当たった場合は、「代表者が全部受け取って、あとから適当に山分けすればよい」と考えず、共同購入の状況と受取方法を確認しましょう。

現在は、宝くじ公式サイトにも共同購入の仕組みがあり、参加者の購入枚数に応じて当せん金を分配する方法があります。

一方、紙の宝くじを家族や友人と共同購入したケースでは、誰が共同購入者なのか、誰がいくら負担したのか、どのように受け取るのかを整理しておくことが大切です。

共同購入した当せん金の分配と、一人で購入して受け取った当せん金をあとから他人へ渡すことは、同じ話ではありません。高額な当せん金ほど、自分たちだけの判断で動かさず、受取方法や税務上の扱いを確認してください。

6.当せん直後に退職や高額な買い物など大きな決断を急ぐ

宝くじに高額当せんしたからといって、仕事を辞めることや車・住宅を買うこと自体がNGなわけではありません。

注意したいのは、当せんを確認した直後に「もう働かなくていい」「今なら何でも買える」と、大きな決断を一度に進めることです。

たとえば退職すれば今後の収入が変わり、住宅や車を購入すれば購入代金だけでなく、維持費など継続的な支出も発生します。投資や事業へお金を出す場合も、当せんしたことと、その判断が自分に合っているかは別に考える必要があります。

高額当せん金があっても、それだけで「一生安泰」と決まるわけではありません。今後必要になる生活費や、実現したいことの優先順位を整理してから決めても遅くはないでしょう。

高額当せんでは当せん金の預け方も確認する

通帳と印鑑

高額な当せん金を受け取った場合、「一つの銀行口座に入れてはいけない」と単純に考える必要はありません。重要なのは、口座の数だけではなく、預金保険制度でどの範囲まで保護されるかを知ったうえで預け方を考えることです。

利息の付く普通預金や定期預金などの一般預金等は、金融機関が破綻した場合、原則として1金融機関につき1預金者あたり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。

同じ金融機関に複数の口座を持っていても、預金保護では預金者ごとにまとめて扱われます。そのため、同じ銀行で口座を二つ、三つに分けるだけで保護される金額が増えるわけではありません。

一方、無利息など一定の条件を満たす決済用預金は全額保護されます。高額当せん時は、「とりあえず口座を増やす」のではなく、預金の種類や金融機関ごとの金額、今後使う予定の資金などを確認しながら管理方法を考えましょう。

当せん後は「受け取る・守る・動かす」の順で考える

宝くじに当たったときは、何もせず放置する必要も、すぐに人生を変える必要もありません。迷ったら、次の順番で整理すると判断しやすくなります。

  • 受け取る:購入方法に合った受取方法と期限を確認する
  • 守る:怪しい連絡に応じず、当せん情報をむやみに広めない
  • 動かす:家族や知人への贈与は税務、共同購入の分配は受取方法を確認し、退職や高額な支出は急いで決めない

当せん直後にすべてを決めようとせず、取り返しのつきにくい行動ほど確認してから進めることが大切です。受取期限のように先に対応すべきことと、退職や大きな買い物のように急がなくてよいことを分ければ、当せん後も落ち着いて判断しやすくなります。

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