目次
まずスマホの課金設定と支払い方法を見直す

一度やめようと思ってもまた課金してしまうなら、意思だけで我慢するのではなく、購入できる設定や支払い方法を見直しましょう。
課金したい気持ちが起きないようにすることより、気持ちが動いたときでも、そのまま購入まで進みにくい状態を作ることが最初の対策になります。
その後は、ゲームを続けながら課金額を減らすのか、ゲーム自体もやめるのかによって対策を分けます。
スマホの種類や決済方法によって使える設定も異なるため、自分が実際に課金している経路を確認しましょう。
iPhoneはアプリ内課金をオフにする
iPhoneやiPadでは、スクリーンタイムの設定からアプリ内課金を許可しないようにできます。
「もう課金しない」と決めても購入画面まで進んでしまうなら、意思だけで止めようとするより、購入そのものを制限する方法を先に検討できます。
完全にオフにするほどではない場合は、購入時にパスワードなどの確認を求める設定も確認しましょう。
購入のたびに確認が必要な状態にすることで、欲しいと思った瞬間から支払いまでの間に一度立ち止まるきっかけを作れます。
ただし、利用しているサービスや決済経路によって扱いが異なる場合があります。自分がどこを通して課金しているのかもあわせて確認してください。
AndroidはGoogle Playの購入確認と支払い方法を見直す
AndroidでGoogle Playを通して課金している場合は、購入時の確認設定と登録済みの支払い方法を確認します。
不要な支払い方法を登録したままにしているなら、削除できるものは見直しておきましょう。
購入ボタンを押せばすぐ支払える状態よりも、購入のたびに確認が必要な状態にしておくことで、衝動的な課金へワンクッションを置きやすくなります。
ただし、Google Play以外の決済方法を利用するゲームでは、Google Play側の購入確認だけですべての課金を管理できるとは限りません。
ゲーム内でどの決済方法を使っているのかも確認しましょう。
定期購入はアプリ削除とは別に解約する
月額パスなどの定期購入を使っている場合は、ガチャやアイテムをその都度買う課金とは分けて確認します。
ゲームをアンインストールしたからといって、定期購入まで終了したと判断しないようにしましょう。
契約したストアやサービスの定期購入一覧を確認し、不要なものはそこで解約します。
課金を止めたいときは、これから自分で購入するお金だけでなく、何もしなくても次回更新される支払いが残っていないかまで確認することが大切です。
ゲームを続けながら課金額を減らす

ゲームは続けたいものの課金額は抑えたい場合は、完全にゼロにする方法とは分けて考えます。
決めた予算を何度も超えているなら、金額を決め直すだけでなく、購入制限も組み合わせましょう。
購入履歴で今の課金額を確認する
「それほど使っていない」と思っていても、少額の購入を何度も繰り返していると、合計額を把握しにくくなります。
App StoreやGoogle Playなど、自分が利用しているサービスの購入履歴を確認しましょう。
今月だけでなく、数か月分を振り返ると、毎月どの程度課金しているのかをつかみやすくなります。
まず実際の金額を確認してから、「どこまで減らしたいか」を考えます。
毎月使う金額を先に決める
現在の課金額を確認したら、生活費やほかの支出を考えながら、自分がゲームに使う金額を先に決めます。
「欲しいものが出るまで」ではなく、支払う金額の側から区切る考え方です。
プリペイド型の支払いを使い、あらかじめ使う金額を分けておく方法もあります。
ただし、追加で購入したり再びチャージしたりできるため、プリペイドへ変えただけで必ず予算を守れるわけではありません。
決めた金額を何度も超えてしまうなら、「次こそ守る」と予算だけを設定し直すのではなく、購入制限や支払い方法など、課金までの仕組み自体も見直しましょう。
ゲーム自体もやめたいなら距離を置く

課金だけを止めたい場合は、購入制限や支払い方法の見直しを使いながらゲームを続けることもできます。
一方、ゲームそのものもやめたい場合は、決済設定に加えてゲームへ触れる機会を減らします。
たとえば、ゲームをアンインストールすれば、普段の生活でそのゲームを開く機会を減らせます。
ガチャや期間限定イベントなどの情報を見るたびにゲームを開きたくなるなら、そうした情報へ触れる機会を減らすことも選択肢です。
ただし、アンインストールしても再インストールはできます。定期購入を利用している場合は、前述の解約確認も必要です。
課金をやめられない理由

課金を繰り返す理由を一つに決めることはできません。
ただ、「やめようと思ったのにまた課金した」というときには、それまでに使ったお金への考え方や、ガチャのように追加購入を考えやすい場面が関わることがあります。
理由を知る目的は、自分を分析し尽くすことではありません。
「自分はどんな場面で次の課金へ進みやすいか」を知り、前半で紹介した対策を選ぶ材料にすることです。
今まで使ったお金が惜しくなる
ゲームにお金や時間をかけてきたほど、「ここでやめたら今まで使った分が無駄になる」と感じることがあります。
すでに投入した費用を惜しみ、その後の判断にも影響が出る考え方はサンクコスト効果として知られています。
しかし、過去に支払った金額と、これから追加で支払うかどうかは別の判断です。
「ここまで課金したから続ける」ではなく、「これからさらにお金を払ってもよいか」で次の課金を考えると、過去の支出と今後の判断を切り分けやすくなります。
ガチャで「次こそ」と期待する
欲しいキャラクターやアイテムが確実に手に入るとは限らないガチャでは、「あと一回なら」「次なら出るかもしれない」と追加で課金したくなる場面があります。
ルートボックスなどへの支出と、問題のあるギャンブル行動や過度なゲーム利用との関連を示した研究もあります。
ただし、関連が確認されていることと、「ガチャが原因で依存状態になる」と断定することは同じではありません。
ガチャで課金額が増えやすいと感じているなら、欲しいものが出るかどうかを基準にせず、購入前に決めた金額や課金制限を判断基準にします。
自分で課金を止められないときの相談先

課金をやめられないことだけで、ゲーム障害と判断することはできません。
ゲーム障害は課金額だけで決まるものではなく、ゲーム行動をコントロールしにくいことや、生活上の重要な場面への支障なども含めて考えられます。
一方、自分なりに購入制限や支出管理をしても繰り返してしまい、生活や借金へ影響が広がっているなら、自己管理だけに頼り続けず、困っている内容に合った相談先を利用する選択肢があります。
ゲーム利用そのものも止めにくいとき
課金だけでなく、ゲームをする時間や行動そのものを自分でコントロールしにくく、仕事、学校、家庭などの日常生活に支障を感じている場合は、ゲームとの付き合い方について相談することも考えましょう。
依存に関する相談は、地域の保健所や精神保健福祉センターなどで受け付けている場合があります。
「自分が依存症かどうかを先に判断できないと相談してはいけない」と考える必要はありません。困っている状態について相談し、必要な支援を確認します。
借金や返済に困っているとき
課金するために借入れをしている、カードの返済が難しい、生活に必要な支払いへ影響しているなど、金銭問題がすでに起きている場合は、ゲームの使い方だけを見直して終わらせないことが大切です。
多重債務などについては、公的な相談窓口を利用できます。
借金の問題とゲーム利用の問題は必要な支援が異なるため、それぞれの困りごとに合った窓口を選びましょう。
まず課金できる環境を変え、ゲームを続けるなら支出を管理します。それでも自分だけでは止められない、生活や借金へ影響が出ている場合は、自己管理だけを続けず相談へ切り替えましょう。









