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水道のポタポタが続くなら放置しない

蛇口を閉めてもポタポタが続いているなら、少量でもそのまま放置せず対処するのが基本です。
漏水は最初はわずかでも、漏れる水の量が増えたり、水道料金の負担につながったりすることがあります。
ここでいう「放置しない」とは、その場ですぐ蛇口を分解して修理を終えるという意味ではありません。水漏れが続いているかを確認し、必要なら水を止めたうえで、原因確認や修理へ進みます。
水を止めた直後に数滴落ちるだけなら、蛇口の中に残っていた水が出ている場合もあります。まずは「少しすると止まるのか」「時間がたっても繰り返し落ち続けるのか」を確認しましょう。
数滴で止まるなら残水の場合もある
蛇口を閉めたあとに水滴が落ちても、しばらくして完全に止まるのであれば、吐水口などに残っていた水が流れ出ただけの場合があります。
このような残水まで、すべて水漏れや故障と考える必要はありません。
一度水滴を拭き取り、蛇口を使っていない状態で再び水が出てくるかを見ると、継続する水漏れとの違いを確認しやすくなります。
ポタポタが続くなら水漏れを疑う
蛇口を閉めて時間がたっても同じ場所から水滴が落ち続けるなら、内部の部品などに不具合が起きている可能性があります。
「少量だから、しばらく様子を見ても大丈夫」とは一律にいえません。何時間・何日までなら放置できるという共通の目安もないため、継続していることが分かった時点で原因の確認と対処へ進みましょう。
ポタポタを放置すると起こる3つのリスク

少量のポタポタは急を要するように見えないこともありますが、漏れ続けている水はそのまま積み重なります。特に確認したいのは、水道代、水漏れの悪化、周囲への水濡れです。
水道代が増える
蛇口から水が漏れ続ければ、その分だけ使用水量にも影響します。知多市の公表例では、蛇口からのポタポタ漏水で1か月1立方メートルが目安として示されています。
実際の漏水量は水滴の大きさや落ちる速さによって異なり、水道代も地域の料金体系や普段の使用量によって変わります。
「ポタポタなら月○円」と全国共通の金額にはできないため、金額の小ささを理由に放置しないようにしましょう。
水漏れが悪化することがある
漏水は、最初はわずかでも漏れる量が増える場合があります。今は「ポタポタ」でも、同じ状態がずっと続くとは限りません。
ただし、ポタポタを放置すると必ず突然大量に漏れる、とまではいえません。現在の漏れ方を確認し、少量のうちに原因を確認して対処することが大切です。
漏れる場所によっては周囲まで濡れる
吐水口から水がシンクや洗面ボウルの中へ落ちている場合と、蛇口の根元や接続部から外側へ漏れている場合では、周囲への影響が異なります。
収納内部や床側へ水が流れている場合は、濡れた範囲が広がるおそれがあります。水道代だけを見るのではなく、「どこから、どこへ水が漏れているか」も確認してください。
水漏れに気づいたら最初にやること

ポタポタが続くと分かったら、いきなり蛇口を分解する必要はありません。まず水を止め、そのあとに漏れている場所と蛇口の種類を確認します。
止水栓か元栓を閉める
水漏れが続いており、使っていない間の漏水を止めたい場合や部品を確認・交換する場合は、蛇口につながる止水栓を閉めます。
キッチンや洗面台では、収納内などの給水管に止水栓が付いていることがあります。
止水栓が見つからない、固くて操作できないなどの場合は、住宅の元栓で水を止める方法があります。無理に固い部品を回して破損させないようにしてください。
部品を外す作業をする場合は、水を止めてから行うことが基本です。
どこから漏れているか確認する
止水したら、水滴が出ていた場所を確認します。吐水口、ハンドルやレバー周辺、吐水口の付け根、蛇口本体の取り付け部分では、考えられる原因や必要な修理が同じとは限りません。
濡れた部分を一度拭いておくと、どこから新しく水が出ているのかを見分けやすくなります。
蛇口のタイプや型番を確認する
同じ吐水口からのポタポタでも、ハンドルを回して開閉する蛇口と、レバーで操作するシングルレバー水栓では内部の構造が異なります。
交換する部品も蛇口によって違うため、見た目だけで部品を購入せず、メーカー名や型番を確認しましょう。型番が分かれば、メーカーが案内している適合部品や修理方法も探しやすくなります。
蛇口のポタポタは漏れる場所から原因を探す

水漏れの原因は「ポタポタしているからパッキン」と一つに決めることはできません。自分の蛇口で水が出ている場所を手がかりにして原因候補を絞ります。
吐水口からポタポタ漏れる
蛇口を閉めても吐水口から水が落ち続ける場合は、水を止める内部部品がうまく密閉できていない可能性があります。
ハンドル式や単水栓ではコマやパッキンなどが関係する場合があり、シングルレバー水栓ではカートリッジなどの部品が関係する場合があります。
同じ「先端からポタポタ」でも、関係する部品は水栓タイプによって異なります。
ハンドルやレバーの根元から漏れる
ハンドルやレバーの周辺から水がにじむ場合も、内部部品の劣化などが原因として考えられます。シングルレバー水栓では、カートリッジの故障や劣化が関係する機種もあります。
ハンドル式では構造や交換する部品が異なるため、吐水口から漏れる場合と同じ修理をすればよいとは限りません。
吐水口の付け根から漏れる
吐水口のパイプと蛇口本体のつなぎ目から水が漏れている場合は、接続部分の緩みやパッキンなどが関係している製品があります。
ナットが明らかに緩んでいるように見えても、強く締めれば必ず直るわけではありません。締めすぎると部品を傷める可能性もあるため、無理に力をかけないようにしましょう。
蛇口本体の取り付け部分から漏れる
蛇口本体と洗面台やキッチン、給水側との取り付け部分から水が出ている場合は、吐水口の付け根とは別の接続箇所を確認する必要があります。
見えている部分を締め直すだけで解決するとは限らないため、原因や作業方法を特定できない場合は無理に分解しないようにしてください。
自分で直すか修理を頼むかを見極める

蛇口のポタポタは、自分で部品交換できるケースもありますが、すべての蛇口を同じ方法で直せるわけではありません。
自分で修理を検討しやすいのは、蛇口のメーカー・型番、漏れている場所、交換する部品、メーカーが示す手順まで確認できる場合です。必要な工具があり、止水も問題なくできることを確認してから作業しましょう。
一方、次のような場合は修理を依頼する方が安全です。
- 止水栓や元栓で水を止められない
- どこから漏れているのか分からない
- 交換する部品や修理方法を特定できない
- 蛇口本体や接続部の破損が疑われる
- センサー式など構造が複雑な水栓を使っている
- 自分で分解・交換することに不安がある
賃貸住宅では、自分で分解・交換する前に、管理会社や貸主へ連絡して対応方法を確認しましょう。
止水でき、適合する部品とメーカーの交換手順まで確認できるかを、自分で修理するか依頼するかの判断材料にしましょう。
部品や手順を特定できない場合、止水できない場合、自分での作業が難しい場合は、無理に分解せず修理を依頼します。









