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食べるのが早い人の特徴

早食いを自覚する人では、一口量が大きいことや、一口あたりの噛む回数が少なく、口に入れてから飲み込むまでの時間が短い傾向が報告されています。
すべての人に同じ特徴が当てはまるわけではありませんが、自分や身近な人の食べ方を振り返る手がかりになります。
一口の量が大きい
食べるのが早い人では、一度に口へ入れる量が大きい傾向が報告されています。一口が大きければ、同じ量の食事でも口へ運ぶ回数は少なくなります。
自分の早食いが気になるなら、周囲と比べて一度に口へ運ぶ量が大きくなっていないか見てみましょう。ひと口ごとの量は普段あまり意識しないため、食事のペースを振り返るときの分かりやすい確認ポイントになります。
噛む回数が少なく、飲み込むまでが早い
早食いを自覚する人では、一口あたりの噛む回数が少なく、口に入れてから飲み込むまでの時間も短い傾向が確認されています。
ここで見るのは、噛む動作そのものが速いかどうかではありません。一口を何回くらい噛んでいるか、口に入れてから飲み込むまでどれくらい時間をかけているかがポイントです。
数回噛んですぐ飲み込む食べ方が続いているなら、食事全体の時間も短くなりやすくなります。「自分は普通に噛んでいるつもり」という人も、普段の一口を改めて意識すると違いに気づくことがあります。
食べるのが早くなる理由

食べるのが早いと、「せっかちな性格だから」と考えたくなるかもしれません。しかし、食べる速度には食べ物の状態や食事に使える時間、普段の食べるペースなども関係します。
柔らかいものは速く食べやすい
柔らかく口の中で処理しやすい食べ物は、硬く噛み応えのある食べ物より食べる速度が上がりやすいことが研究で示されています。
つまり、同じ人でも食べ物の硬さや食べやすさによってペースは変わります。早食いを「その人の性格」とだけ結びつけるのではなく、何を食べているかにも目を向ける必要があります。
なお、「早食いの人は柔らかいものを好む」という意味ではありません。食品名だけで決まるものでもなく、硬さや調理方法などによって口の中で処理する時間は変わります。
食事をゆっくり取る時間がない
仕事や家事などで食事に使える時間が限られていると、ゆっくり食べにくくなる場面があります。生活の時間的なゆとりと、ゆっくりよく噛んで食べることとの関連も報告されています。
同じ人でも、急いでいる昼食では食べるペースが速くなり、時間に余裕のある日はゆっくり食べることがあります。普段から食事を短時間で済ませることが多いなら、性格より先に食事時間を確認してみてもよいでしょう。
早食いがいつものペースになっている
食べる速度は、その人の普段の食事ペースとして続くことがあります。
本人は急いでいるつもりがなくても、周囲と一緒に食べたときに初めて「自分は食べるのが早い」と気づくこともあります。
毎日の食事で同じようなペースが続いているなら、それが自分にとって自然な食べ方になっている可能性があります。
なぜ早く食べるのかを考えるときは、特別な心理を探すだけでなく、いつもの食べ方そのものを振り返ることも大切です。
早食いだけでは性格や育ちはわからない

食べるのが早い人について、「せっかち」「負けず嫌い」「効率を重視する」といった性格を連想することがあります。
しかし、食べる速さだけを根拠に、その人の性格や心理、育ちの良し悪しまで判断することはできません。
「食べるのが早い人は仕事も速い」「周囲への配慮が足りない」といった評価も同様です。早食いという一つの行動だけから、その人全体の特徴を決めることは避けた方がよいでしょう。
自分の早食いが気になるなら、一口の量や噛み方、食事に使える時間など、実際に確認できる部分を見る方が役立ちます。
身近な人の食べる速さが気になる場合も、いつも同じ速さなのか、急いでいるときだけ速いのか、食べ物によってペースが変わるのかを見てみましょう。
性格を推測するより、食べる場面や条件を見る方が状況を捉えやすくなります。
早食いは太りやすさと関係する

早食いだから必ず太るわけではありません。ただし、食べる速度と食事量やBMIには関連があり、速く食べる人ほどBMIが高い傾向が複数の研究で報告されています。
食べる量が増えやすい
食べる速度と摂取量を調べた研究をまとめた分析では、ゆっくり食べた場合の方が、速く食べた場合より摂取エネルギーが少なくなる傾向が示されています。
食事量は料理の内容や量、空腹の程度などにも左右されるため、早食いだけが食べ過ぎの原因とは言えません。それでも、体重が気になるときに確認しておきたい食習慣の一つです。
BMIが高い傾向がある
日本人を対象にした調査を含め、速く食べる人ほどBMIが高い傾向が報告されています。
早食いをすれば必ず太るわけではありませんが、体重が気になっているなら食べるペースを見直す価値はあります。食事内容や運動など、ほかの生活習慣とあわせて考えましょう。
早食いを直す3つのコツ

早食いが気になるからといって、性格そのものを変えようとする必要はありません。一口の量や噛み方など、実際の食べ方から変えていく方が取り組みやすくなります。
一口を小さくする
一度に口へ入れる量を普段より少し小さくしてみましょう。一口が小さくなれば、同じ量を食べるときに口へ運ぶ回数も増え、一口ごとの食べ方を意識しやすくなります。
最初から食事全体を大幅にゆっくりにしようとせず、「今日は一口を少し小さくする」と一つだけ決めて試す方法でも構いません。
いつもよりよく噛む
一口あたりの噛む回数が少ないと感じるなら、普段より少し多く噛むことを意識してみましょう。食育では「一口30回以上噛む」ことを目標とする取り組みもあります。
30回は全員が毎回必ず守らなければならない基準ではありません。まずは自分が普段どれくらい噛んでいるかに気づき、無理のない範囲で増やしてみることが大切です。
一口ごとに少し間をあける
食べ物を飲み込んだらすぐ次を口へ入れるのではなく、一口ごとに少し間をつくります。箸やスプーンをいったん置く方法なら、食べる動作を区切りやすくなります。
一口を小さくする、いつもよりよく噛む、少し間をあけるという3つを、すべて同時に始める必要はありません。自分の食べ方で気になる点を一つ選び、できそうな方法から試してみることが最初の一歩です。









