海外でやってはいけないハンドサインとは?旅行前に知りたいNGジェスチャー

海外では、日本で何気なく使うハンドサインが侮辱や拒絶の意味に受け取られることがあります。注意したいNGジェスチャーと、旅行前に確認したい判断基準を解説します。

日本のハンドサインが海外で誤解されることも

日本では何気なく使っているハンドサインでも、国や地域によっては別の意味に受け取られることがあります。

親指を立てる、指で丸を作る、ピースをするなど、日常的な動作ほど無意識に出やすいため注意が必要です。

ただし、ハンドサインの意味は「海外ではすべて同じ」というものではありません。同じジェスチャーでも、国や地域、相手との関係、場面によって受け取られ方が変わります。

旅行先や出張先で誤解を避けるには、「日本では普通だから大丈夫」と思い込まず、渡航先でどう見られやすいかを確認しておくことが大切です。

海外で注意したい代表的なハンドサイン

ここでは、日本人が無意識に使いやすいハンドサインを中心に、海外で注意したい例を紹介します。

どれも世界中で必ず失礼になるわけではありませんが、国や地域によっては侮辱、拒絶、不快感のサインとして受け取られることがあります。

親指を立てるサムズアップ

親指を立てるサムズアップは、日本でも「いいね」「了解」「大丈夫」といった前向きな意味でよく使われます。

欧米圏でも肯定的に使われる場面は多いですが、中東や西アフリカの一部では侮辱的な意味に受け取られることがあるとされています。

写真撮影や会話中に自然と出やすいサインですが、相手の国や地域が分からない場面では、むやみに相手へ向けない方が無難です。

特に、目上の人や初対面の相手に対しては、言葉で「OKです」「分かりました」と伝える方が安心です。

指で丸を作るOKサイン

親指と人差し指で丸を作るOKサインは、日本では「大丈夫」「問題ない」という意味で使われます。

しかし、ブラジルやトルコ、ギリシャなどでは、相手を侮辱する意味や性的な意味に受け取られることがあります。

また、アメリカでは本来の「OK」という意味で使われる一方、近年は一部で白人至上主義的な文脈に悪用された例もあります。

つまり、OKサインそのものが常に悪いわけではありませんが、場面や文脈によって誤解される可能性があるサインです。

海外では、相手に向けて強く示すよりも、言葉で確認する方が安全です。

手のひらを相手に向けるストップサイン

手のひらを相手に向ける動作は、日本では「ちょっと待って」「止まって」という合図として使われます。

しかし、ギリシャでは「ムッツァ」と呼ばれる侮辱的なジェスチャーとして知られています。指を広げた手のひらを相手の顔に向ける動作は、強い不快感を与える可能性があります。

また、国に関係なく、相手の顔の近くで手のひらを突き出す動作は、拒絶や威圧の印象を与えやすいものです。

人を止めたいときは、手だけで制するのではなく、「Please wait」や「One moment」など短い言葉を添えると、誤解を減らせます。

手の甲を向ける裏ピース

日本では写真を撮るときにピースサインをする人が多く、手の向きまで意識しないこともあります。

しかし、手の甲を相手に向ける裏ピースは、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドなどで侮辱的な意味に受け取られることがあります。

通常のピースサインは平和や勝利の意味で使われることもありますが、手の向きが変わるだけで印象が大きく変わる地域があります。

海外で写真を撮るときは、ピースをする場合でも、手の甲を相手に向けないよう意識すると安心です。特に、現地の人に向けてふざけて裏ピースをするのは避けましょう。

日本式の手招き

日本では、手のひらを下に向けて指を曲げ伸ばしする動作を「こっちに来て」という意味で使います。

しかし、海外ではこの動きが「追い払う」「あっちへ行け」という印象に見えることがあります。また、地域によっては、人に対して使うには失礼な呼び方と受け取られる場合もあります。

相手を呼びたいときは、手のひらを上に向けて軽く指を動かす、または名前を呼ぶなど、現地で一般的な方法に合わせるのが無難です。

特に、店員や目上の人を日本式の手招きで呼ぶと、失礼に見えることがあるため注意しましょう。

親指を下げるサムズダウン

親指を下に向けるサムズダウンは、日本でも「よくない」「不満」「失敗」といった否定的な意味で使われることがあります。

海外でも否定や不賛成を示すサインとして知られており、相手に向けて使うと強い拒絶や侮辱として受け取られることがあります。

評価を伝えるつもりでも、相手の行動や作品、人そのものを否定しているように見えることがあります。海外で感想を伝えるときは、サムズダウンで示すよりも、「少し違うかもしれません」「別の方法がよさそうです」など、言葉でやわらかく伝える方がトラブルを避けやすくなります。

三本指やギャングサイン風のポーズは誤解されやすい

代表的なハンドサイン以外にも、国や地域、社会的な背景によって注意が必要なポーズがあります。

特に、政治的な意味を持つサインや、ギャングサインのように見える手の形は、本人にそのつもりがなくても誤解を招くことがあります。

三本指サインは政治的な意味を持つことがある

三本指を立てるサインは、地域や文脈によって意味が変わります。

単なるポーズとして使われることもありますが、国によっては政治的な意思表示や抗議の象徴として受け取られることがあります。

観光中の写真やSNS投稿で何気なく使ったつもりでも、現地の人には別の意味に見える可能性があります。特に、政治的な緊張がある地域では、現地で意味を確認できないサインを安易にまねしない方が安全です。

ギャングサインに見えるポーズは安易にまねしない

手の形を複雑に組み合わせたポーズや、特定の指の形を強調するサインは、地域によってギャングサインのように見えることがあります。

本人は写真映えや冗談のつもりでも、周囲からは挑発や所属のアピールと誤解される可能性があります。

特に、海外の路上やイベント会場、治安に不安がある地域では、意味を知らないサインをまねするのは避けた方がよいでしょう。

流行しているポーズでも、現地でどのように受け取られるか分からない場合は、無理に使わない判断が大切です。

旅行前に意味を確認し、現地では言葉で伝える

海外でやってはいけないハンドサインをすべて暗記するのは現実的ではありません。大切なのは、ハンドサインが世界共通ではないと知り、渡航先ごとに注意点を確認することです。

特に、写真で使いやすいピース、会話中に出やすいOKサインやサムズアップ、相手に向ける手の動きは、事前に意味を調べておくと安心です。

現地では、迷ったときほどジェスチャーだけに頼らず、短い言葉や表情で伝える方が誤解を避けやすくなります。

「待ってください」「大丈夫です」「こちらに来てください」などは、簡単な言葉で伝えた方が相手にも意図が伝わります。ハンドサインは便利ですが、国や地域によって受け取られ方が変わるものです。

旅行先では、相手に向けて強く示さない、意味を知らないポーズをまねしない、困ったら言葉で補うという意識を持っておきましょう。

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