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沖縄・辺野古沖の船転覆事故の報道で『船長の人柄』紹介の取り上げ方に視聴者から疑問の声も
沖縄の辺野古沖で船が転覆し、乗船していた男性船長と女子生徒が亡くなった事故で、今月18日、TBS系『ひるおび』の報じ方に視聴者からさまざまな声が寄せられました。
番組では、今月16日の朝、京都・同志社国際高校の生徒18人などが乗る船2隻が転覆し、男性船長と高校2年生の女子生徒が亡くなったことを報道。埋立が進む辺野古を見る平和学習の最中に起きた事故だったと報じました。
また、番組内では、転覆した2隻の船が人を乗せて運ぶために必要な登録をしていなかったことや、亡くなった船長と女子生徒が乗っていた「平和丸」という船は漁船タイプで、横揺れに弱い構造だったことなどが取り上げられました。
事故の報道の後、番組内では亡くなった船長の人柄を紹介するVTRが流れる場面もあり、船長のことをよく知る人物と名乗る2名の証言が紹介されています。
1人は「非常に穏やかな方でいろんなところで会うような関係だったので……ちょっと受け止められないというのが正直なところです」と語っており、もう1人は「海を大事にする気持ちがないとこの行動(辺野古の米軍基地建設反対の抗議活動)は続かないんだよねと言いながら、さりげなく、多分、今日の高校生たちにも大浦湾・辺野古の美しさを見せていたと思いますね」と船長を追悼する話を紹介しました。
しかし、番組の構成が船長の人柄を強調する流れになっていると違和感を抱いた視聴者が続出し、ネット上では取り上げ方に疑問の声や批判の声が寄せられることになりました。
船の出航判断は、最終的に船長に委ねられていたことが判明しているため、人柄紹介よりも船長としての判断が適切だったのか、また安全管理の面は問題なかったのかなど、他に取り上げるべきことがあったのではないかという声も目立ちます。
今回の事故をめぐっては、学校側の対応や辺野古への基地建設を反対する活動家による『ヘリ基地反対協議会』が船を運行していたことなど、安全面への配慮が不足していたのではという指摘も多く上がっていました。
その中で、ひるおびの人柄紹介を強調する構成が波紋を呼んでいます。
このニュースに寄せられたネットの声

「なぜ事故原因の検証と船長の人柄紹介が同時に扱われている?」
「今回の報道には、本質を隠そうとする気持ち悪さしか感じません」
「ここで問われるのは船長の人柄ではなく安全確認という実務の検証だよ」
「追悼は追悼、検証は検証として、それぞれ別の軸で扱うべきではないでしょうか」
「災害ならば哀れみの内容になるのは分かるが、こうした事故においては船長の人柄をやる前に報じる内容があるはずだ」
ネットでは、「船長の人柄を紹介するよりも、安全面の検証など他に報道するべき事実があるはず」という声が多く上がっています。報道番組で故人の追悼を織り交ぜて報じることは珍しくありませんが、事実や検証といった報道と追悼部分のバランスを慎重に考慮する必要がありそうです。









