乾燥機にかける時間が目安より長い原因6選!乾燥機の時間を短縮するコツ

乾燥機 コインランドリー

家庭用乾燥機やコインランドリーの乾燥機の乾燥時間は、コツを知っていれば短縮できると言われています。そこでこの記事では、光熱費の節約のためにも乾燥時間を短縮したい人に向けて、方法を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

乾燥機の時間の目安とは

乾燥機

乾燥機の時間には、目安があります。平均的な乾燥時間を知っておくと、自分の場合が適正な時間なのか、それとも時間がかかり過ぎなのかを確認できます。時間が長いとわかれば、効率的な方法を考えることも可能です。

家庭用乾燥機とコインランドリーの乾燥機では、目安となる時間も異なります。そこで、それぞれについて目安となる時間を見ていきましょう。

家庭用乾燥機

家庭用乾燥機の場合、目安となる時間は6キロの衣類を乾かす場合で2時間から4時間程度です。メーカーや機種、乾かす洗濯物の種類、乾燥機が置かれている場所などの条件によって乾燥時間は変わるので、目安となる時間の幅が広くなっています。

運転音を抑えるナイトモードで乾燥したり、水分を含みやすい洗濯物が多かったりすると、乾燥時間が長くなります。

コインランドリーの乾燥機

コインランドリーの乾燥機の乾燥時間の目安は、衣類を乾かす場合30分から40分です。マット類も同じくらいですが、毛布や羽毛布団を乾かす場合は40分から60分程度が目安となります。こたつ布団は、50分から60分程度です。

コインランドリーの乾燥機は家庭用乾燥機よりも容量が大きくパワーもあるので、短時間で乾かせます。ただし、容量や乾燥するものの素材などによって乾燥時間は異なります。

【種類別】乾燥機の特徴6選

洗濯機

乾燥機は、種類によって衣類の乾かし方が違います。特徴を知って選ぶとライフスタイルに合わせやすいので、便利に利用することも可能です。

乾燥機には洗濯機と乾燥機が一緒になったものや乾燥機のみのもの、浴室に設置されている浴室乾燥機などがあり、それぞれに特徴があります。では、どのような特徴を持っているのか、6つの乾燥機について詳しく見ていきましょう。

乾燥機の特徴1:縦型洗濯乾燥機

縦型洗濯乾燥機の特徴は、ヒーターで乾燥することです。槽内の温度が高くなるので、運転中に蓋の開閉はできません。ヒーターによる乾燥方法にも、いくつかタイプがあります。

水冷・除湿タイプは冷却水を利用して湿気が含まれた温風を除湿する方法で乾燥します。排気タイプのヒーター乾燥を行う乾燥機は、湿気を空気中に排出する方法で乾燥します。衣類を舞い上げて位置を入れ替えることで、効率的に乾燥させる機種もあります。

乾燥機の特徴2:電気乾燥機

電気乾燥機は乾燥専用の乾燥機で、電気の力で衣類を乾燥させます。

ヒーター乾燥で熱風を使って洗濯物を乾かす機種もあれば、熱に弱い衣類を乾かすときには熱を使わずに風で乾燥させる方法を選べる機種もあります。さらに、ヒートポンプを利用して電力や水を使う量を減らしながら乾燥できる商品もあります。

少し湿っぽい衣類を乾かす際にも使えて、便利です。

乾燥機の特徴3:ヒートポンプ式ドラム型洗濯機

ヒートポンプ式ドラム型洗濯機は、ヒートポンプの力を利用して効率よく熱交換ができる洗濯乾燥機です。効率が良いので、光熱費が抑えられることが特徴です。

湿気が含まれた空気を除湿して機外に排出し、乾いた温風を当てることで衣類を乾燥させます。低温で乾燥できるので、乾燥の途中でも蓋の開閉が可能です。

ドラムが回転するので、衣類が広げられることによって効率的に乾燥できます。

乾燥機の特徴4:ヒーター式ドラム型洗濯機

ヒーター式ドラム型洗濯機は、ヒーターで槽内の温度を上げて衣類を乾燥させるタイプの乾燥機です。冷却水を利用して湿気を含む温風を除湿し、乾燥するときに発生する水蒸気は水に戻すことで機外に出しています。

乾燥中は高温になっているので、乾燥が終わらないと蓋を開閉することはできません。

槽内の温度をヒーターの力で上げるので、ヒートポンプ式よりも電気代が高くなってしまいます。

乾燥機の特徴5:浴室乾燥機

浴室乾燥機は、浴室に取り付けられている乾燥機です。お風呂場に干した状態で乾燥するので、衣類がしわになりにくいメリットがあります。

衣類の乾かし方には、いくつかの種類があります。ヒートポンプ式の浴室乾燥機はエネルギー効率が良く、乾燥能力も高く便利です。電気ヒーター式の浴室乾燥機は、風を循環させ、換気機能も持たせることで乾燥能力を高めています。

洗濯乾燥機より時間はかかりますが、衣類が縮む心配はありません。

乾燥機の特徴6:ガス乾燥機

ガス乾燥機は、ガスを利用して衣類を乾燥させる乾燥機で、パワフルなことが特徴です。5キロの衣類を50分程度、8キロの衣類を80分程度で乾かせる機種もあり、乾燥時間が大幅に節約できます。

ガスで発生させた高温の温風を当てることで、生乾きの時のにおいの原因となる菌を減少させる効果もあり、においも気になりません。パワーは強いのにコストは安く、コインランドリーに行く必要もなくなるので、おすすめです。

乾燥機の時間が長い原因6選

白い壁の近くに洗濯物を備えたモダンな洗濯機

乾燥機の時間が長くなるのには、何らかの原因があります。それを知って対処すれば、乾燥にかける時間を短くできる可能性もあります。そこで、乾燥機の時間が長くなる際に考えられる6つの原因について、詳しく見ていきましょう。

乾燥機の時間が長い原因1:乾燥機の寿命

1つ目の原因として考えられるのは、乾燥機の寿命です。家電製品には寿命がありますので、長く使っていると寿命を迎えます。衣類乾燥機なら10年程度使えることもありますが、洗濯機と一体型の洗濯乾燥機の寿命は6年から8年程度です。

寿命が近づくと、乾燥に関係するパーツの劣化によって乾燥機能が弱まります。長年使用していて、フィルターの掃除をしても乾燥機能が回復しない場合は、寿命を疑いましょう。

乾燥機の時間が長い原因2:水分を含みやすい洗濯物が多い

水分を含みやすい種類の洗濯物が多いことも、乾燥機の時間が長くなる原因の一つです。

水分を含みやすい洗濯物には、厚手の衣類や綿素材の衣類などがあります。水分が多く含まれていると、どうしても乾かすのに時間がかかってしまいます。衣類の種類も乾燥時間に影響するのです。

水分を含みやすいものとそうでないものを分けて乾燥すると、乾燥時間が短縮できます。

乾燥機の時間が長い原因3:洗濯ネットに衣類を詰めている

洗濯ネットに衣類を詰めていると、洗濯物が乾燥機の温風に当たる部分が偏るので、乾き方にムラが出ます。乾燥機は衣類が乾いていないと自動的に運転時間を調整するので、洗濯ネットの影響で乾いていない部分があると乾燥にかかる時間が長くなるのです。

小物類は乾燥ドラムに入るのを防ぐためにも洗濯ネットに入れた方が安心ですが、それ以外の場合は洗濯ネットから出して乾燥するようにしましょう。

乾燥機の時間が長い原因4:湿度が高い場所に置いている

乾燥機を置く場所も、乾燥機の時間に影響します。湿度の高い場所に乾燥機が置かれていると、乾燥機の性能が十分に発揮されず効率が悪くなります。その結果、乾燥に時間がかかってしまうのです。

風通しのいい場所を選んで乾燥機を置いたり、換気をしっかりしたりといった工夫をすることで、改善される場合があります。

乾燥機の時間が長い原因5:フィルターの目詰

乾燥フィルターの目詰も、乾燥機の時間が長くなる原因の一つです。

乾燥フィルターが目詰していると、温風がうまく流れずに乾燥効率が悪くなります。効率が悪いと時間がかかりますし、場合によっては生乾きで運転が終わってしまうこともあります。

フィルターの目詰を避けるには、乾燥機を使った後毎回フィルターの掃除をしておく方法がお勧めです。運転前に埃に気づいた時も、取り除いてから運転した方が乾燥の効率が良くなります。

乾燥機の時間が長い原因6:給水口・排水口にゴミがたまっている

給水口や排水口にゴミがたまっている場合も、乾燥に時間がかかってしまいます。ゴミがたまっていると水の流れが悪くなり、排水がうまくいかないため、乾燥の効率が下がることが原因です。

乾燥の際に出た埃は、流れて排水口にもたまります。乾燥フィルターだけではなく給水口や排水口の掃除もきちんとすると、スムーズに衣類を乾かすことができます。

乾燥機を使う時のポイント4選

洗濯表示

乾燥機を使うときには、知っておきたいポイントがあります。ポイントを押さえて乾燥機を使うことで、効率よく乾燥させて時間を短縮できたり、衣類を傷めることなく乾燥できたりします。

では、どのようなことに気を付ければいいのか、乾燥機を使うときに知っておきたいポイントを4点お伝えします。

乾燥機を使う時のポイント1:乾きやすさで衣類を分別

1つ目のポイントは、乾きやすさで衣類を分別して乾燥させることです。乾きにくい種類の衣類が入っていると、どうしても全体の乾燥時間が長くなります。

そこで、乾きやすさに合わせて衣類を分別してから乾燥機を使うと、短時間で済むものは早く乾きます。薄手の衣類・綿素材の衣類と、薄手の衣類・化繊の衣類といったように、分けて乾燥させるようにしましょう。

乾燥機を使う時のポイント2:刺繍やプリント柄は使用を避ける

乾燥機を使う時は、刺繍やプリント柄の衣類を乾かさないこともポイントです。

刺繍などの装飾が入っている場合、色が落ちたり切れたりしてしまいます。装飾を傷めるので乾燥機の使用は避けましょう。ボタンやビーズがついていると、取れる可能性もあります。

プリント柄は熱に弱いので、高温で乾燥する乾燥機に入れるとはがれます。プリント柄は40度以下で洗濯や乾燥をしなければいけないので、乾燥機に入れることはできません。

乾燥機を使う時のポイント3:洗濯表示の確認

乾燥機を使うときには、洗濯表示の確認をすることも重要なポイントです。タンブル乾燥に関する洗濯表示があるので、それを確認してから乾燥機が使えるか判断しましょう。

タンブル乾燥とは熱をかけて衣類を乾燥させる方法です。家庭用乾燥機もコインランドリーの乾燥機もタンブル乾燥なので、乾燥できないものは入れられません。

表示には、タンブル乾燥可能・低い温度であればタンブル乾燥可能・タンブル乾燥禁止の3つがあります。

乾燥機を使う時のポイント4:デリケートな素材の物は使用を避ける

デリケートな素材の衣類は、乾燥機の使用を避けましょう。衣類の素材によっては、乾燥機の熱や回転で型崩れしたり、縮んだりします。また、風合いが損なわれる場合もあります。

デリケートな素材は熱に弱く、乾燥機にかけると着られないほど傷む可能性もあるので注意しましょう。ニット素材のセーターなどのように目が粗い衣類も、隙間が縮むことによって全体的に縮む恐れがあります。

【用途別】乾燥機の時間を短縮するコツ5選

ポイントの単語と人差し指

乾燥機は、使い方を工夫することで時間を短縮することが可能です。家庭用乾燥機とコインランドリーの乾燥機ではやり方が違うので、それぞれに合わせた方法を選ぶ必要があります。

そこで、家庭用乾燥機の場合とコインランドリーの乾燥機の場合に分けて、乾燥機の時間を短縮するコツを見ていきましょう。

家庭用の乾燥機の時間を短縮するコツ3選

自宅で家庭用の乾燥機を使う場合、光熱費も気になるところです。乾燥機はとても便利ですが、時間がかかると光熱費がかさむので、少しでも時間を短縮するコツを知っていると便利でお得です。

そこで、家庭用の乾燥機の時間を短縮するコツを3つ、お伝えします。

乾燥機の時間を短縮するコツ1:乾いたバスタオルを入れる

乾燥機の時間を短縮するコツの1つ目は、乾いたバスタオルを一緒に一枚入れることです。乾いたバスタオルが濡れた衣類の水分を吸収するので、乾燥時間が短縮されます。

水分を含みやすい衣類があって乾いていないと判断すると、乾燥時間は自動的に延びます。バスタオルを入れることで水分がバスタオルに移るので、乾いたタオルがない場合と比較して早く乾きます。

普通のタオルでも効果はありますが、バスタオルの方がより効果的です。

乾燥機の時間を短縮するコツ2:柔軟剤で乾燥を早める

柔軟剤を使うことも、乾燥を早めるコツです。柔軟剤には衣類に水分が含まれる量を少なくする効果があるので、使用することによって衣類が乾きやすくなります。

脱水直後にどれだけ水分を含んでいるかは、乾燥時間を変える要因の一つです。柔軟剤を使用すると、脱水直後の水分が使わない時に比べて5%程度減るという実験結果があります。特にバスタオルやデニムなど乾きにくい衣類で効果が高く、水分量が8%減ります。

乾燥機の時間を短縮するコツ3:天日干しと併用

天日干しまたは部屋干しと併用することで、乾燥機の時間を短縮することも可能です。天気や季節によっては天日干しをしても十分に乾かないこともありますが、まずは干してみて、乾燥が足りない場合に乾燥機を使いましょう。

先に干しておくと、生乾きの衣類だけを選んで乾かせますし、すでに衣類の水分量が減っていることもあって、乾燥させる時間はかなり短くて済みます。自然乾燥のみより時短にもなり、生乾き臭も抑えられます。

コインランドリーの乾燥機の時間を短縮するコツ2選

コインランドリーの乾燥機は家庭用乾燥機と違って大型で、多くの人が利用するという特徴があります。その特徴を生かして、コインランドリーの乾燥機の時間を短縮するコツがあります。

2つのコツをご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

乾燥機の時間を短縮するコツ1:余熱が残っている乾燥機を選ぶ

コインランドリーの乾燥機の場合、余熱が残っている乾燥機を選ぶことが1つ目のコツです。前の人が使った後の、まだ温かく感じられる乾燥機を選ぶようにしましょう。

乾燥機は熱で乾かすものなので、余熱が残っているとすぐに乾燥機が温まり、早く効率的に衣類を乾燥させることができます。

乾燥機の時間を短縮するコツ2:乾燥機の容量の3分の1を目安にする

衣類を多く入れると、乾燥の効率が悪くなります。効率が悪くなると必要以上に時間がかかってしまうので、容量を少なめにすることが乾燥器の時間を短縮するためのコツです。

コインランドリーの乾燥機には、適量ラインがあります。それよりも衣類を少なめにすることが重要です。できれば容量の3分の1を目安にすると、乾燥しやすくなり時間も短縮されます。

乾かしたい衣類が多い場合は、大型乾燥機を選ぶと余裕をもって乾かせます。

乾燥機の時間短縮は光熱費の節約にも効果的!

LED電球とミニチュアの家

家庭用乾燥機を利用する場合は電気代やガス代がかかりますし、コインランドリーの乾燥機を使う場合は料金が必要です。乾燥機の時間短縮ができれば、これらの費用を減らせます。

バスタオルを一緒に一枚入れる、天日干しと併用する、コインランドリーでは余熱が残っている乾燥機を使うなど、それほど手間をかけずに実行できるコツもあります。光熱費の節約に効果的なので、ぜひ試してみてください。

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