目次
草むしりをするときの準備
お庭の雑草が抜いても抜いてもすぐに生えてきてうんざりしていませんか?草むしりの道具を片手に長時間草むしりをしていると腰は痛くなるし、虫には刺されるし、夏には熱中症の心配もでてくるし、とても大変な作業ですよね。効率よく少しでもラクに草むしりをするには、草むしりの道具がポイントになります。まずは草むしりをするために万全の準備をしましょう。
草むしりの前に準備するもの
ゴム手袋
ゴム手袋をはめることで、汚れやケガから手を守ることができます。100均で安く購入できる軍手ですが、軍手を使用すると、抜き取った雑草が絡みついたり、細かい作業がしづらいので、軍手よりは薄手のゴム手袋が重宝します。ゴム手袋でしたら草むしりの道具が手から滑り落ちることも防げますね。
長袖・長ズボン
紫外線対策や虫さされ防止に、また草のアレルギー対策として、長袖・長ズボンをおすすめします。夏の暑い時期には、熱がこもらないような工夫をこらした素材の衣類などで、なるだけ皮膚を守るように注意しましょう。汚れてもいいような要らない服があれば、捨てずに庭仕事用に寄せておくといいですね。
ゴミ袋
抜いた雑草を入れるゴミ袋は草むしりの必需品です。土の上にそのまま積んで放置しておくと、そこからまた根が生えてきてしまいますので、その都度ゴミ袋に入れましょう。
日焼け止め
雑草が生い茂る季節は夏です。この時期の草むしりは、紫外線にさらされますので、その対策として日焼け止めは必需品です。
虫よけスプレー
草むらには虫がいっぱい生息していますので、虫に刺されないよう虫よけスプレーでしっかりガードしてください。蜂を見かける場所では、ハチ撃退スプレーを常に近くにおいておくとよいでしょう。
帽子
紫外線対策として、つばの広い帽子が必要です。地面を向いて作業する為、首の後ろ側(背中側)まで、しっかりとカバーする帽子があれば、それに越したことはありません。釣りや登山をするとき、また 農作業やアウトドア作業用として販売されている、 通気性がいいものをおすすめします。
飲み物
長時間、日光にさらされる草むしりでは、熱中症対策として、水分を補給することが大切です。水やお茶、もしくは吸収が早いスポーツドリンクがオススメです。頻繁に水分補給できるよう、飲み物は必ず用意しておきましょう。
タオル
夏場は特に汗を拭くのはもちろんのこと、首に巻いておくことで、日差しや虫から皮膚を守ってくれます。
携帯電話
特にご年配の方は、体調不良や熱中症になってしまった場合に、すぐに連絡できるよう、携帯電話を、落ちないような深めのポケットに入れるなどして身に着けておきましょう。
効率良く草むしりができる道具
では、おすすめの草むしり道具を紹介します。
定番の「鎌」で根を切り抜く
ネジリ鎌
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B002SW31H2
ネジリ鎌さえあれば他の道具はいらないと言われているくらい、雑草を一気に片付けるネジリ鎌は、あたり一面に根付いている雑草を一気に片付けたり、硬い地面に生えた雑草を抜くのに重宝します。先端が細いので草の根を切りながら草を抜くことができるうえに、小さい草は土をかくことで綺麗に取れます。
鋸鎌(のこぎりかま)
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B003VURPC2
ギザギザしているので、稲刈りから一般除草まで、草が切りやすいです。刃の部分は特殊な鋸状になっています。
高齢者や女性でも簡単に使える
モンブラン 草抜くぞう
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0081CGS6E
草の深い根元を挟んで根こそぎ抜くことができます。軽い力でグリップを握れますので、高齢者や女性の方でも簡単に使えます。
横に広がる雑草を根ごと抜く
草取りフォーク
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B013RY5WVC
雑草は根っこからしっかり抜かないとすぐに生えてきます。フォーク状になっている草取りの用具は、根が横に広がる雑草を根ごと抜くのにとても役立ちます。
立ったまま腰を痛めず草むしり
ロングタイプの草削鍬
出典(左):https://www.amazon.co.jp/dp/B00BGMZFTC
出典(右):https://www.amazon.co.jp/dp/B000ET0L7Y
中腰で行う草むしりが大変な方には、立ったまま草を抜くことができるこちらの道具はいかがでしょうか?先端の部分に3本の矢が取り付けられており、草の上からブスッと刺して、クルクルとねじって草を抜く商品です。
隙間の雑草をしっかり抜く
根さばき
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0147WJPCA
コンクリートやレンガの隙間にびっしりと生えた小さい草を刈りたいときは、盆栽でよく使う「根さばき」という道具がとても便利です。
台車に座って移動する
台車・カート
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B01MRAFOKD
中腰での作業が苦手な方には、座ったままコロコロと移動できる台車が活躍してくれます。タイヤ付きで移動が楽なので、腰や膝への負担が軽減されます。中はガーデニング用の道具などを収納できるので、とても便利です。
抜いた雑草を集める
熊手
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B003VUPNEY
雑草を集めるための熊手は、抜くだけ抜いた雑草を熊手でかき集めてゴミ袋に入れると、作業が効率的です。
除草バイブレーターで根こそぎ抜く
除草バイブレーター
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B072DVB11Z
ラクに早く除草を終わらせたい方には、振動の力で根こそぎ除草できる「電動除草バイブレーター」がおすすめです。根こそぎ雑草が抜けるので、草が生えづらくなります。
草むしりをするときの注意点
草むしりは道具を持ってしゃがんで下を向いたままで作業することが多いので、頭上や周囲への注意がおろそかになりとても危険です。頭や身体をぶつけない様に注意しながら作業してください。
草木のトゲが刺さると怪我をしたところから雑菌が入りやすく、ひどい時は化膿してしまうこともあります。ゴム手袋や軍手を使用して、ケガのないように気をつけましょう。
長時間にわたる草むしりは、体力を使う作業なので、特に夏場は熱中症などを予防するためにも、作業の合間に水分補給をするようにしましょう。
草むしりをするときのコツ
面倒な草むしりを簡単にするにはどうすればいいのかを考えてみましょう。
雑草は生え始めに抜いておく
春先の段階で、まだ数センチしか伸びてないうちに草むしりをしておけば、短時間で済みますし、後の手間も軽減されます。花やタネをつけてから草むしりをすると、タネが飛び散って広がってしまうので、その前段階で抜いておけば翌年以降の管理も楽になります。
抜かずに葉っぱだけをちぎったり刈ったりする方もいるようですが、雑草の繁殖力は強力なので、極力根こそぎ抜くようにしましょう。おまけに、蚊や蜂もまだ出てきていない春先のうちに草むしりをしておけば、作業する人も安全です。
雨の後が抜きやすい
雨が降って地面が柔らかくなっていると、草は地面から抜き取りやすくなっています。雨が降るのを待って、その後にやぶ蚊に注意しながら根こそぎ抜いた方が、雑草が再生しにくいです。
雑草が生えないようにする対策
除草剤でしっかり防ぐ
玄関周りなどで雑草が生えて欲しくない場所や草むしりの頻度を減らす便利なものとして、除草剤を使うという方法があります。
雑草を枯らす除草剤には「粒タイプ」と「液体タイプ」がありますが、どちらのタイプの除草剤も、人や土壌に及ぼす影響を心配している方が多いと思います。人には安全というものの、小さいお子さんやペットがいるご家庭では、十分に説明書を読んでから使うようにしましょう。
除草剤の「粒タイプ」
雑草出てくる前や一度雑草を刈った直後に、直接地面に撒きます。雨上がりや水を撒いてから除草剤を撒くと、じんわりと土にしみ込んでいくので効果的です。
除草剤の「液体タイプ」
雑草の葉や茎に撒く液体タイプは、雨で流れやすいので天気を確認して撒くようにしましょう。持続性はないものの、即効性には期待できます。
除草剤を使わない対策法
除草剤の他にも草を生えにくくする便利グッズはいくつかあります。砂利、防草シート、防草土、グランドカバーなどを敷き詰める方法もありますが、費用がかかり、雑草が永久に生えてこないというわけではありません。
草むしりの頻度を減らすため補助的な用途として使うようにするのがよいでしょう。
プロの業者に依頼する
ご自分で草取りができそうにないと思った場合には、専門の業者にお願いする方法もあります。庭の広い家では大変だし、子育てや家事、仕事や介護で忙しいなど草取りに時間がとれない方には、これも一つの手段です。
草むしりを業者に頼んだ場合の一般的な費用の相場は、職人1人あたり、1日で1万円前後ですが、草むしりをお願いする広さ、作業の複雑さ、そして地域によっても違ってきます。面倒ですが、まずは各社から資料や見積をもらって料金を比較しましょう。