大きな病気を患った人にかけるべきではない『言葉』6選 適切な言葉選びとは?

本記事では、大きな病気を患った人にかけるべきではない言葉をまとめました。大病を患った人には、負担になる言葉や相手が不快に感じる言葉を避け、気持ちや状況に寄り添った言葉を選びましょう。

大きな病気を患ってしまった…告知直後の心境とは

体調に違和感を覚え、病院へ行った結果、大病を患っていることが判明——大きな病気を告知された直後は、多くの人が以下のような心境を抱えています。

  • 今までの日常が崩れ去ることへの衝撃と恐怖
  • 日常を失うことに対する喪失感と悲しみ
  • 「なぜ自分が」という理不尽な怒り
  • 治療や金銭事情への不安
  • 先が見えないことに対する不安
  • 社会から取り残されることへの孤独感

今まで積み上げてきた日常や当たり前のように過ごしていた日々が崩れ去ることへ恐怖、先行きの見えない未来への不安、「なぜ自分が……」と理不尽さを感じて怒りを覚えるなど、さまざまな感情が複雑に絡み合っている状態です。

この状況の中、家族や親しい知人、会社の同僚などに、大病を患ったことを報告しなければいけません。伝えられた側は、病気を患った人に対して、どのような言葉をかけるべきなのか、またどのような言葉は避けるべきなのかを慎重に見極めましょう。

大きな病気を患った人にかけるべきではない『言葉』6選

大きな病気を患った直後は、非常にナイーブな心境です。以下のような言葉は、心に負担をかけたり、より悲しみや不安、怒りを増幅させてしまうため、かけるべきではありません。

1.「頑張って」「頑張ろう」と鼓舞する言葉

これから病気を治療していく——という状況下で、うっかり「頑張ってね」「一緒に頑張ろう」と鼓舞する言葉をかけてしまう人もいるでしょう。

悪意がないことは理解できますが、すでに心が精一杯な状態でかけられる「頑張って」という言葉は、「これ以上頑張らないといけないんだ……」「しんどいな」と余計に心を疲弊させてしまいます。

2.「かわいそう」と過度に同情する言葉

大きな病気を患った人に、つい「かわいそうに……」と同情するような言葉をこぼしてしまう人もいます。しかし、すでに心が落ち込んでいる状態で「かわいそう」と同情されると、余計に惨めな気持ちになったり、悲しい気持ちが増幅する原因になりかねません。

「かわいそう」と本人に対して過度に同情する言葉は、本人にとって余計に心が重くなります。楽観的な声かけも注意すべきですが、深刻すぎる同情心もタブーです。

3.他人事に聞こえる「大変だね」

病気を患った人に「大変だね」と言葉をかける人は多くいるでしょう。一見すると、相手に寄り添っている言葉のように聞こえます。実際、言葉をかけた本人も寄り添っているつもりでかけたはずです。

しかし、大きな病気を患った人は、今までの日常が崩れ去り、絶望の中にいます。「大変だね」と言われると、人によっては「何もわからないのに」「まるで他人事のよう」と不快に感じてしまうことも。

また、「大変だね」という言葉よりも「大変“だった”ね」の方が告知された時の悲しみに寄り添ってもらえたように感じた、という声もありました。

4.「大丈夫だよ」と根拠のない励まし

大病を患った人を励まそうと「大丈夫だよ!」「きっと治るよ!」と根拠のない励ましで元気づけようとする行動は、逆効果に働きやすいので注意しましょう。

「大丈夫だよ!」と励まされた側は「大丈夫じゃない」「これから症状が悪化するかもしれなのに他人事だな」と理不尽な怒りを抱いてしまいます。根拠のない励ましはかけず、「できることがあったら言ってね」など、相手に寄り添う言葉をかけましょう。

5.今の病状を詮索するような問いかけ

病気を患ったことを伝えられると、つい現在の病状が気になってしまいますよね。大切な人であれば尚更です。しかし、興味本位な姿勢で病状を詮索するような行動は控えてください。

  • 「余命はどのくらい?」
  • 「今のステージは?」

特に、生死に関わるような詮索は、悲しみに襲われている患者にとって、心にさらに重石を乗せられるような気分になります。気になったとしても、直接的な表現での詮索は控え、「今は体調辛くない?」など、現在の状況に寄り添う言葉を選びましょう。

6.「あれだけ言ったのに…」と過去を責める言葉

大病を患ったことを告知された患者は、非常に心がナイーブです。その状況で、「あれだけ注意していたのに……」「あの習慣を続けていたから……」などと過去の行動を責めるような言葉をかける人がいます。

これはすでに心に深い悲しみを背負っている患者の心を突き刺す“トゲ言葉”です。過去を悔いても仕方がありません。責めるような言葉は絶対に口にせず、寄り添う言葉を選んでください。

大きな病気を患った人への適切な言葉とは

大きな病気を患った人へは、どのような言葉かけが適切なのでしょうか。

  • 「つらかったね」
  • 「ゆっくり休んでね」
  • 「無理しないでね」
  • 「私にできることがあったらなんでも言ってね」
  • 「味方だからね」

無理に励ましたり鼓舞したりするのではなく、そっと静かに寄り添い、絶対的な味方であることを伝える言葉を選ぶことが大切です。また、相手の心に余裕が出てきたら、回復した後の明るい未来のことを話すことで、ポジティブな気持ちを促すこともあります。

しかし、患者によって性格や捉え方はさまざまです。相手の性格や普段の考え方、人生に対するスタンスや状況などを考慮して、負担にならず、ほっと心を和らげるような言葉を選択してください。

大病を患った人には負担をかけない“寄り添い言葉”を

大病を患った人は、先行きの見えない未来への不安や、今まで当たり前にあった日常が崩れ去ることへの恐怖を感じています。この状況では、心に負担をかけてしまう言葉を避けて、少しでも心が和やかになるような寄り添い言葉を選びましょう。

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