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お墓の掃除は正しい作法と周囲への配慮を大切に

ご先祖様のお墓は、定期的に掃除しなければ荒れてしまい、ご先祖様に対して失礼ですし、周囲にも迷惑をかけてしまいます。多くのご家庭は、お墓参りの時に掃除して帰るのではないでしょうか。
お墓掃除は正しい方法で行わなければ、墓石を傷つけたり水垢の原因になったりと、かえって汚してしまう恐れがあります。また、お墓掃除の正しいマナーを理解していないと、周囲のお墓に迷惑をかけてしまうことも……。
今回は、お墓の掃除でやってはいけない掃除方法や迷惑行為を紹介します。あらためてチェックしましょう。
お墓の掃除でやってはいけない『6つのタブー』

お墓の掃除をするときは、以下の行動をしないように注意してください。
1.硬いたわしで墓石を強く擦る
硬いたわしや金属製のたわしで墓石を擦り洗うことはやめてください。墓石は丈夫とはいえ、繊細な素材で作られているため、硬いたわしで強く擦ってしまうと、小さな傷がたくさんついてしまいます。
小さな傷がたくさんつくと、傷に汚れが詰まってしまい、墓石が傷んだり汚れて見えたりするので、必ず柔らかいスポンジや布などで拭き洗いしましょう。
2.墓石用ではない洗剤を使う
墓石に強酸性・強アルカリ性洗剤や漂白剤を使うことは控えてください。このような洗剤を使って墓石を洗ってしまうと、墓石が変色したり劣化したりする原因になります。
墓石の掃除は、基本的に水だけで完了します。どうしても頑固な汚れを落としたい場合は、墓石用の洗剤が販売されているので、専用洗剤を使いましょう。
3.除草剤を無断で撒く
お墓を長く放置してしまうと、雑草が周りに生い茂ってしまいます。長期間放置していなくとも、場所によっては短期間で雑草が生い茂るところもあるかもしれません。
しかし、雑草対策をしようと除草剤を勝手に撒く行為は禁止です。霊園側や寺院側に迷惑がかかってしまいますし、隣近所の墓に除草剤が付着し、墓石を劣化させるなどの原因になる恐れがあります。
4.掃除道具を放置して帰る
お墓の掃除をした後は、必ず掃除道具やお供物を片付けて帰りましょう。そのまま放置してしまうと、周囲のご家庭に迷惑をかけてしまいますし、お供物は害虫や害獣、害鳥を呼び寄せる原因になてしまいます。
5.墓石を濡れたまま放置する
墓石を掃除した後、濡れたまま放置してしまうと水垢がついてしまいます。墓石を水洗いした後は、必ず乾いた布で水を拭き取り、埃や塵など空気中に紛れている微細な汚れが付着しないように配慮してください。
6.他のお墓の敷地内に足を踏み入れる
お墓を掃除していると、うっかり隣近所のお墓の敷地内に足を踏み入れてしまうことはありませんか。これはお墓参りの作法としてタブーです。
お墓の敷地は、それぞれ各ご家庭に住所がついていることもあるほどプライベートな空間です。いわば、ご先祖様のお家と言えるでしょう。
そんな他人のお墓(私有地)に勝手に足を踏み入れる行為は非常に不作法です。掃除に夢中になりすぎて隣のお墓の敷地内に入ってしまわないように気を付けてください。
お墓の正しい掃除手順を解説

お墓を掃除する際は、以下の手順で丁寧に掃除を進めていきましょう。
- 墓石周辺の雑草を抜き、落ち葉などを拾う
- 墓石全体に水をかけて、柔らか布やスポンジで上から下に向かって丁寧に洗い流す
- 歯ブラシや軍手で文字の溝などの汚れを優しく落とす
- 線香皿などの付属品を取り、隅々まで洗う
- 最後に乾いた布で濡れた墓石を拭いて仕上げる
墓石についた頑固な汚れを落としたい場合は、石材用洗剤(墓石用洗剤)を使用してください。絶対に一般的な洗剤や漂白剤を使うことはやめましょう。
また、お墓参りが終わったら、使った掃除道具やお供物などは、必ず撤去して持ち帰ってください。
お墓は正しい作法と手順を踏まえて掃除しよう
いかがでしたか。お墓を掃除する際は、正しいマナーや掃除方法を理解しておくことが大切です。今回初回した「やってはいけないタブー行為」には気を付けて、正しい手順と方法でお墓を丁寧に掃除しましょう。









