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防水スマホでも水没で故障するリスクはある

最近は、スマホの中に「防水」を謳う機種も多く販売されるようになりました。「防水」と聞くと、「水の中に入れても大丈夫なスマホ」という印象を持つかもしれませんが、実はそうではありません。
防水スマホの多くは、ある一定のラインまでならば、耐えることができるという指標であり、完全防水ではないのです。したがって、防水スマホも水の中に落としてしまうと、故障してしまうリスクを抱えています。
では、もしもスマホを水没させてしまった場合、どのように対処すべきなのでしょうか。今回は、スマホを水没させたときに、絶対やってはいけないタブー行為から、正しい対処法までを解説します。
スマホを水没させたときの『6つのタブー』

スマホを水没させたときは、まずすぐに水の中から取り出しましょう。その後、正しい対処をすることが重要です。しかし、以下のような行為をしてしまうと、かえってスマホの状態を悪化させてしまう恐れがあるので気をつけてください。
1.電源を入れる、操作する
水没したスマホを取り出した後、スマホが正常に動作するか確かめたくなる気持ちはよく理解できます。しかし、内部に水が侵入しているかもしれない状態で、電源を入れたり操作したりしてしまうと、基板に電流が伝わりショートする恐れがあります。
最悪の場合、そのまま故障してしまい、スマホが使えなくなる危険もあるので、電源を入れて操作することは控えてください。
2.充電する
水没したスマホを、適切な処置をせずに充電器に差し込んでしまうと、内部に通電してしまい、基板が焼け焦げてしまう恐れがあります。さらに最悪な事態に発展すると、スマホから発火や発煙の危険もあるので、水没したスマホを正しく処置せずに充電することはやめましょう。
3.スマホを振って水を出そうとする
スマホを水没させてしまったとき、うっかり「スマホから水を出さなくちゃ」という考えで本体を振ってしまう人も多くいます。しかし、水没させたスマホを強く振って水を出そうとすると、内部に入った水がさらに奥へと入り込んでしまうことも。
すると、まだ水が侵食していなかった部分にも広がってしまい、余計に故障のリスクが上がるので、水没したスマホは振ったり衝撃を与えたりせず、自然乾燥させてください。
4.ドライヤーで乾かそうとする
濡れているスマホをドライヤーの熱風で乾かそうとしても、内部に入り込んだ水を乾かすことは難しいでしょう。かえって、スマホ本体のプラスチック部品を変形させてしまったり、精密部品を熱で壊してしまう恐れがあります。
スマホが濡れたときは、ドライヤーなど熱で乾かそうとするのではなく、風通しの良い場所で数時間、自然乾燥させるのが正解です。
5.乾燥剤と一緒に密閉容器に入れる
「乾燥剤と一緒に密閉容器に入れたら、中に入った水も乾燥させられるのでは?」と考える人もいるかもしれません。しかし、乾燥剤には「塩化カルシウム」という金属を腐食する成分が含まれていることがあり、スマホとは相性が悪いです。
また、「酸化カルシウム」を含む乾燥剤は、吸水すると発熱する作用があり、スマホについている水を吸水して、異常なほど発熱してしまう危険があります。したがって、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れて乾燥させる方法は悪手でしょう。
6.米袋や米びつに入れる
以前、水没したスマホを米袋や米びつに入れて水分を乾かすという方法がネットで囁かれましたが、この方法はApple社から正式に注意喚起が出ています。生米には、微細な埃やチリが付着しているため、これがスマホを故障させるリスクがあるからです。
スマホを水没させたときの正しい対処法

スマホを水没させてしまったときは、以下の手順で正しく対処しましょう。
- すぐに電源を切る
- SIMカードやSDカード、(可能であれば)バッテリーを取り出す
- スマホに接続しているアクセサリー(充電ケーブルや有線イヤホンなど)を外す
- 柔らかい布で水分を拭き取る
- 風通しの良い場所で最低でも5時間は自然乾燥させる
- その後、起動させて不具合が生じたら速やかに修理店に持ち込む
自然乾燥させるときは、しっかり時間を置いて乾燥させることがポイントです。中に水分が残った状態で操作してしまうと、最初は問題なく動作しても、後々故障してしまうリスクがあります。
もしも上記の手順を踏んでも不具合が生じる場合は、速やかに修理店に持ち込み点検してもらいましょう。正常に動作している場合でも、一度、修理店やメーカーに持ち込んで点検してもらうことで、安心して使い続けることができますよ。
スマホを水没させたときは正しい処置を行って
スマホを水没させてしまったときは、独自の方法で対処するのではなく、正しい手順で処置し、自然乾燥させてください。それでも不具合が生じる場合は、無理に使い続けず、速やかに修理店に持ち込みましょう。









