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なぜマヨネーズは何にでも合うの?

濃厚でマイルドな味わいのマヨネーズは、実は「お酢」「卵」「植物油」という、料理の基本となる要素がバランスよく乳化して作られています。
お酢の酸味は料理の脂っこさをさっぱりさせ、卵のコクは淡白な味に深みを与え、油分は辛味や塩気をマイルドに包み込みます。
単に味を足すだけでなく、料理の尖った部分を丸くするクッションのような役割も果たしてくれるため、和食から中華、スイーツまで、幅広いジャンルの料理とマッチするのです。
意外だけどウマい!マヨネーズと合う食べ物7つ

普段は思い浮かばないかもしれないけれど、マヨネーズと相性が良い食材や料理を集めてみました。普段使っている方法でもマヨネーズは楽しめますが、マヨネーズが大好きな人には、ぜひ試してみてもらいたいです。
1.マグロの赤身(高級トロの味に!)
安価なマグロの赤身やビンチョウマグロも、マヨネーズの力を借りれば高級魚のような味わいに化けます。
赤身に足りない「脂分」と「コク」をマヨネーズが補うことで、口の中でとろける「大トロ」のようなリッチな旨味が生まれます。
- 醤油とマヨネーズを1:1で混ぜる
- わさびを少し多めに溶かす
これを刺身につけてご飯に乗せれば、こってりとしたネギトロ丼のような満足感が得られます。
2.味噌汁(コク旨ラーメン風)
優しい味わいが特徴の和食にも、マヨネーズはよく合います。いつもの味噌汁にお椀一杯あたり小さじ1程度を溶かしてみてください。
味噌とマヨネーズは同じ油分を含む調味料同士で相性が良く、まるで長時間煮込んだ豚汁や、濃厚な味噌ラーメンのスープのような深いコクが生まれます。特にジャガイモやワカメが入った味噌汁におすすめです。
3.カレーライス(チーズっぽいコク)
辛口のカレーが少し辛すぎると感じる時や、二日目のカレーに飽きてきた時の「味変」に最適です。マヨネーズの酸味がスパイスの角を取り、油分がチーズのようなまろやかさをプラスしてくれます。
全体に混ぜてしまうのではなく、スプーンですくうごとに少しずつつけて食べると、酸味とコクのグラデーションが楽しめます。
4.納豆(ふわふわ&臭み消し)
納豆にマヨネーズを小さじ1杯ほど加えてよく混ぜてみてください。マヨネーズに含まれるお酢の働きで、納豆特有のアンモニア臭が和らぎ、苦手な人でも驚くほど食べやすくなります。
さらに、油分が粘りをクリーミーにし、食感が「ふわふわ」に変化します。醤油を少し減らしてマヨネーズを入れるのが黄金比です。
5.焼き魚・干物(居酒屋のおつまみ風)
焼きししゃもやアジの開き、エイヒレといった塩気が強い魚料理にもマヨネーズはぴったりです。干物の凝縮された強い塩味をマヨネーズのまろやかさが中和し、魚本来の旨味を引き立ててくれます。
七味唐辛子を振ったマヨネーズを添えれば、まるでお店で食べるような絶品おつまみに早変わりします。
6.麻婆豆腐(辛さがまろやかに)
中華料理の激しい辛さと油にもマヨネーズは負けません。豆板醤の刺激的な辛さを卵のコクが包み込み、「こくまろ」な味わいに変化します。
辛すぎて食べ進めるのが辛い時でも、マヨネーズを少し垂らすだけで味がマイルドになり、ご飯との一体感が増します。子供用に取り分ける時にも使えるテクニックです。
7.焼き芋(甘じょっぱいスイーツ)
こってりと甘い安納芋のような焼き芋は、そのまま食べても美味しいですが、少しマヨネーズをかけてみると新しい味わいが楽しめます。
お芋の強い甘みにマヨネーズの塩気が加わることで、スイカに塩をかけるのと同じ「対比効果」が生まれ、甘みがより際立ちます。
バターのようなコクも加わり、スイートポテトのようなリッチなデザートになります。
かけるだけじゃない!マヨネーズの「裏ワザ」活用術

マヨネーズは調味料としてかけるだけでなく、調理の段階で「混ぜる」ことでも真価を発揮します。
ホットケーキ(お店みたいに分厚く!)
ホットケーキは、自宅で簡単に作れる朝食やおやつとして人気ですが、生地にマヨネーズを混ぜて焼くと、お店のように分厚くふっくらと仕上がります。
- 生地作りの段階でマヨネーズを加える
- 乳化された油がグルテンの形成を抑える
- 冷めても固くなりにくい
加熱することで酸味は飛ぶため、マヨネーズの味は残りません。いつものホットケーキが劇的にレベルアップします。
チャーハン(パラパラのプロ級に)
家庭で作るとベチャッとしがちなチャーハンも、マヨネーズを使えば解決します。
- 炒め油の代わりにマヨネーズを使用する
- ご飯をマヨネーズでコーティングする
- お米一粒一粒がパラパラになる
油と卵黄の効果で、誰でも簡単にパラパラでコクのあるチャーハンが作れます。
今日の食事に「ちょい足し」してみよう

マヨネーズは、多くの食材や料理に合う万能調味料です。普段試さないような組み合わせで、新しい味わいを発見してみましょう。
まずは少量で試してみて、自分の味覚に合うか確かめてみてください。「これは合わないはず」という先入観を捨てて、冷蔵庫にあるマヨネーズで食卓を少し贅沢に彩ってみてはいかがでしょうか。









