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一人の時間を大切にする人は多い
意外にも、普段から「一人の時間を大切にしたい」と考える人はたくさんいます。一人でいる方が気を遣わずにすむので気楽で楽しい、と感じるのでしょう。もちろん「一人でいるよりもみんなでいる方が楽しい」という人もいます。
しかし場面や状況によっては、「その場から逃げたい」「一人になりたい」と思ってしまうことがあります。一人になりたいと思う気持ちは、誰にでも起こりうる心理状態なのです。
一人の時間が欲しい時の心理とは?
無性に一人の時間が欲しい、と思う時、その裏にはどんな心理が隠れているのでしょうか。とても気になりますね。ここで、一人の時間が欲しい時の心理について、5つにまとめました。
家庭がうまくいっていないので一人になりたい
子育てに疲れていたり、夫婦間でいざこざがあったりすると、すべてを投げ出して現実逃避したくなりますよね。共働きなら、なおさら一人の時間は必要です。仕事と家事、育児で一日が終わってしまったら、気持ちにゆとりがなくなり、いつもピリピリしてしまいます。
そのまま無理をしていると溜まったものが爆発して、意味もなく配偶者に八つ当たりするようになり、最悪の場合「別れたい」「離婚したい」と思ってしまうかもしれません。そうなる前に、まずは自分に余裕がないことを認識する必要があります。
そして少しでも一人になりたいと感じたら、どうにかして自分の時間を確保しましょう。そうすることで、 夫婦間・家族間のトラブルを回避することができます。自分を大切にすることで、まわりにも広い心で接することができるのです。
悩み事を抱えていて人と話す余裕がない
心に余裕がないと、誰かとコミュニケーションをとることさえ億劫になります。また、誰にも言えないような悩みを抱えていると、どんどん心を閉ざし、人と距離をとりたくなるもの。悩みがあって辛いときには、あえて誰かと会って悩みを吐き出すのも楽になる方法のひとつです。
一人で閉じこもり、思い詰めないように気を付けなければいけません。どうしても人と会いたくない場合は、映画を観たり買い物をしたりして気分転換するといいでしょう。
考え事があるので一人でいたい
何か問題を抱えていたり、解決しなければならないことがある時には、一人になってじっくり考えたいもの。仮に誰かと一緒にいたとしても、上の空になってしまいます。
この場合は「ちょっと考え事があるから、一人になりたい」と、角が立たないようにハッキリ伝えましょう。きっと、相手も理解してくれるはずです。
同棲してみたら一人でいるときの気楽さが恋しくなった
「大好きな恋人と同棲し、はじめのうちは楽しいことばかりでとっても幸せ…。でもしばらく経つと、パートナーのことをわずらわしく思うようになってしまった」。このようなケースはよくあること。相手の嫌な面が見えてくると、次第に一人でいた頃が恋しくなるのです。
これは、新婚の夫婦にも言えること。しかし、相手の嫌な面ばかりに目を向けても仕方ありません。ほどよい距離感を保ち、お互いのパーソナルスペースを確保しておくことで、極端に「一人になりたい」とは思わなくなるはず。
同棲したての時期や新婚ホヤホヤの時期は、四六時中パートナーと一緒にいたいかもしれませんが、それが永遠に続くことはないのです。そのことを心得ておけば、同棲生活や結婚生活もうまくいきますよ。
生まれつき一人でいるのが好き
子供の頃から、友達と遊ぶより一人で遊ぶのが好き、というタイプの人もいます。一人でいるのが当たり前なので、買い物や映画、外食も一人。
このタイプの人は不器用なので、誰かといることでストレスを感じ、上手に距離感をつかめずに相手を傷つけるような態度をとってしまうことがあります。
なので、はじめから一人でいることを選ぶのですね。一人でいることが好きな人は、無理をしてわざわざ人と一緒にいる必要はありません。マイペースに、自分らしくいられるのが一番です。
男女で心理に違いはある?
性別によって、一人でいたいと思う気持ちに違いはあるのでしょうか。性別に関係なく人それぞれの性格には違いがあるので一概には言えませんが、性別によって異なる分かりやすい傾向を2つ例にあげて、検証してみましょう。
悩みがあると男性は一人で抱え込み、女性は周りに相談したがる
基本的に男性よりも女性の方がおしゃべり好き。誰かとおしゃべりすることでストレス解消になる、という女性が多く、ママ友会や女子会を開いて楽しんでいます。
悩み事がある時も、男性はあまり他人には相談しませんが、女性は女友達にグチったり誰かに相談したりして早めに解決させようとします。この傾向から見ると、女性よりも男性の方が一人でいたいと思う人の割合が多いのかもしれませんね。
男性は一人でこっそりエッチなものを見たい時がある
パートナーの有無に関わらず一人でエッチなものを見る時間を大切にしたい、と考える男性は多いです。性欲は生理現象なので、抑えるわけにはいきません。中には、「その時間はストレス発散のためにとても重要」と考える男性もいるでしょう。
女性には、そのような傾向はあまり見られませんよね。この観点から考えると、男性には一人で過ごす時間が必須といえます。
自分の時間を増やすことはメリットもある
自分一人で過ごす時間を増やすことで、限られた時間を有意義に使うことができます。一人の時間を過ごすことで得られる大きなメリットを、2つ見てみましょう。
スキルアップできる&人間的な幅が広がる
一人で過ごす時間に、資格の勉強や興味のあることに没頭することでスキルアップし、自分の能力を伸ばすことができます。何か伸ばしたい分野がある方は、一人で過ごす時間は絶対に確保するべきです。一人でコツコツと努力することで、身に付くものはとても多いですよ。
気を遣わずにすむのでストレス解消になる
どんな相手でも、一緒にいると多かれ少なかれ気を遣うものですよね。とくに、自分よりも相手を優先するタイプの人は、誰かといる間ずっと無理をしてしまうことに。
たまには意識的に一人になって、自分だけのために時間を使うようにしましょう。知らず知らずのうちに溜まってしまったストレスを解消させることで、気分もリフレッシュし、エネルギーを蓄えることができますよ。
一人の時間を作る方法とは?
一人の時間は工夫して捻出しなければ、なかなか作れません。ここで、一人の時間を作る方法を2つ紹介します。
帰宅するまでの隙間時間に一人の時間を過ごす
例えば、仕事を早めに切り上げてカフェに行ったり、一人で落ち着ける場所に行くなどして、帰宅する前にワンクッションおくのも一つの方法です。
この時間に自分だけの時間をゆっくりと過ごすことで、だいぶ気持ちにゆとりが生まれます。車通勤の方は、ちょっとドライブしてから帰宅するのもおすすめ。気分転換になりますよ。
職場の仲間や友達付き合いに振り回されないようにする
会社の同僚や友達に飲みに誘われたとしても、一人で過ごしたい場合は、勇気を出して断りましょう。仲間とのコミュニケーションも、ときには必要かもしれません。しかし、自分を犠牲にしてまで他人に振り回される必要はないのです。自分を大切にすることは、とても大事です。
一人の時間が作れない時の対処法
仕事が忙しく、家に帰っても家族がいてなかなか一人の時間が作れない…という場合は、気持ち的にも行き詰ってしまいますよね。そんな時におすすめの対処法を2つ紹介します。
有給休暇をとる
思い切って有給休暇をとれば、たっぷり自分だけの時間を過ごすことができます。有給休暇をとるのは勇気がいる、という方も多いかもしれませんが、無理をすると心身ともに疲れてダウンしてしまいます。
前もって勤務先に申請しておけば、問題ないでしょう。有給休暇がない場合は、理由を考えて休んでもバチは当たりません。一日ゆっくり一人で過ごせば、だいぶリフレッシュできますよ。
「一人になりたい」とハッキリ伝える
家族やパートナーに「今日は自由にやらせて!」と、一人になる宣言をして、無理矢理一人の時間を作るのもいいでしょう。一人になりたいのに我慢を続けていると、イライラしてケンカになってしまう可能性も。自分の気持ちに素直になり、無理をせず自分自身をいたわってあげましょう。
溜めこみすぎはNG!一人の時間でリフレッシュを
「一人の時間が欲しい…」心底そう思う時は、心が疲れているのかもしれません。一人で過ごす時間は、自分とじっくり向き合えるとても貴重なひととき。心の栄養になり、仕事や家事の張り合いになります。
自分を高めるための勉強をしてもよし、ただただボーッと過ごすのもよし、何をやっても自由です。一人の時間をしっかり作ることで心身ともにリフレッシュされ、再び人と接したときに楽しい時間を過ごせるのです。
いつも誰かに気を遣っていては、身が持ちません。心身のバランスを保つためにも、意識的に一人の時間を作って、自分だけのために使いましょう。