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重要なものを保管すべきではない『ダメな場所』7選

現金や通帳、印鑑、パスポートなど、貴重品は盗難や紛失のリスクが低い場所に保管してください。近年、昔よりも凶悪な強盗事件も増加傾向にあるため、より貴重品の保管方法には細心の注意を払うべきでしょう。
ここでは、重要なものを保管すべきではない場所を7箇所ご紹介します。心当たりのある方は今すぐに保管場所を変更しましょう。
1.タンスやクローゼットの引き出し
昔はタンスやクローゼットの引き出しに貴重品を保管していた人が多かったため、「タンス預金」などと呼ばれることもありました。
しかし、タンスやクローゼットは、今や秘密の隠し場所ではありません。家に侵入した犯罪者も、最初の段階でタンスやクローゼットを漁ることが多いと言われています。したがって、タンスやクローゼットに貴重品を隠すことは避けましょう。
2.玄関周り
玄関周りに財布や通帳、印鑑などの貴重品を「持ち出しやすいから」という理由で、ポンと置いたり保管したりしていませんか。これは非常に危険です。
玄関から泥棒が侵入したとき、すぐに持ち去られてしまうリスクが高いですし、住人が玄関付近に貴重品を置いているところを盗み見された場合、「防犯意識の低い家」として泥棒のターゲットになるリスクが高まります。
3.ポストの中
ポストの中に鍵を入れておいて、家族が帰ってきたら家の中に入れるようにしているーーというご家庭も多くあります。しかし、ポストの中は、鍵付きであってもセキュリティ面が弱いため、簡単に盗まれてしまうでしょう。
家の鍵を盗まれてしまえば、泥棒は家に侵入し放題です。複数回に分けて、あらゆる金目のものや貴重品を盗まれる可能性があるため、ポストの中に大切なものを保管することは絶対にやめましょう。
4.パッと見て目につく場所
泥棒が空き巣に入ったとき、パッと目につくテーブルの上やカンターの上などに貴重品が置かれていたら、当然のごとく持ち去られてしまいます。
また、パッと見て目につくところに財布や通帳などを置きたくなりますが、このような場所に放置してしまうと、自分がどこに何を置いたのか忘れてしまい、紛失につながりかねません。必ず保管する定位置を決めておきましょう。
5.バッグの中
バッグの中に、財布や通帳を入れっぱなしにしている人も多いでしょう。しかし、これも紛失のリスクが高まるので危険です。
どのバッグに貴重品を保管していたか忘れてしまったり、うっかり外出に持ち出した際、盗まれたり落としてしまうリスクも懸念されます。
6.湿気の多い場所
水回りなどの湿気の多い場所は、通帳や現金などの紙類をダメにしてしまうので避けてください。印鑑も湿気によってカビが生えたり、変形したりする恐れがあり、銀行印として使えなくなってしまうことも……。必ず湿気の影響を受けない場所に保管しましょう。
7.持ち出し可能な家庭用金庫
家庭用金庫はセキュリティ面でも人気が上昇しています。
しかし、持ち出し可能な小さい軽量タイプの金庫では、泥棒が家に侵入した際、簡単に金庫ごと持ち去られてしまうので、あまり意味がありません。むしろ「金庫だからこの中に貴重品があるはず」と目印になってしまうことも……。
家庭用金庫を活用する場合は、簡単に持ち運べない重要タイプのものを用意するか、壁や床に固定できるタイプの金庫を使いましょう。
重要なものはどこに保管しておくべき?

貴重品などの重要なものは、どこに保管しておくと安全なのでしょうか。
- 銀行の貸金庫
- 固定できる家庭用金庫
- 壁に埋め込みタイプの金庫
- 隠し金庫(カモフラージュ金庫)
本当に大切なものや資産となるようなものは、銀行の貸金庫を利用するのが最も安全な保管方法です。しかし、通帳や財布、印鑑などの日常的に使うものであれば、固定したり壁に埋め込んだりするタイプの金庫を使いましょう。
印鑑と通帳は別々の場所に保管して

印鑑と通帳はセットで使うイメージがあるため、同じ場所に保管したくなると思います。しかし、この2つをセットで保管してしまうと、泥棒に侵入された際、どちらも速やかに持ち逃げされてしまい、銀行からお金が不正に引き出されるリスクが懸念されるでしょう。
したがって、通帳と印鑑は必ず別々の場所に保管し、どちらかが盗まれてしまっても、すぐにお金が引き出されないように対策してください。
貴重品は盗難や紛失リスクの低い金庫に保管しよう
いかがでしたか。貴重品は盗難や紛失のリスクが低い貸金庫や固定式の家庭用金庫に保管してください。また、通帳と印鑑をセットで保管すると危険なので、必ず別々の場所に保管しましょう。









