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キッチンの換気扇は「つけっぱなし」がおすすめ!

あなたの家では、換気扇をどのように使用していますか。料理のときだけオンにして、終わったらすぐにオフにする。
そんな使い方が一般的かもしれませんが、実は今の住まいにおいて、換気扇は「24時間つけっぱなし」にするのがもっとも効率的です。
電気代は月数百円。つけっぱなしの方がおトク?
一番気になるのは電気代ですが、実は驚くほど安く済みます。電力会社や契約プランによりますが、目安は以下の通りです。
- 最新のDCモーター型(弱運転):1ヶ月で約50円〜100円
- 従来のACモーター型(弱運転):1ヶ月で約400円〜600円
缶コーヒー1、2本分の金額で、住まいの清潔が保てると考えれば、決して高くはありません。むしろ、こまめにオン・オフを繰り返すほうがモーターに負荷がかかりやすく、故障の原因になることも。
トータルの出費で見れば、つけっぱなしの方がおトクと言えるのです。
今の家は、回し続けることを前提に作られている
最近の戸建てやマンションは気密性が非常に高く、昔の家のように「隙間風」が通りません。そのため、意図的に空気を動かさないと、目に見えない汚れた空気や湿気が部屋に居座り続けてしまいます。
キッチンの換気扇は家の中でもトップクラスの排気パワーを持っているため、これを回し続けることが、家全体の空気をリフレッシュさせる大きなポンプの役割を果たしてくれます。
キッチンの換気扇をつけっぱなしにするメリット

換気扇を消さないことで得られる恩恵は、単に「臭いが消える」だけではありません。日々の家事が楽になり、暮らしの質を底上げしてくれる意外なメリットがあります。
家具の「ベタベタ汚れ」を未然に防げる
料理を終えてスイッチを切った後も、空気中には微細な油の粒が漂っています。これらが時間をかけて家具や床に降り積もることで、あの嫌な「ベタつき」が発生します。
- 食後も24時間回し続ける
- 空気中の油をリビングに広がる前に吸い出す
- 結果として、拭き掃除の手間が劇的に減る
「大掃除が楽になる」と考えれば、つけっぱなしにする価値は十分にあります。
ゴキブリなど「イヤな虫」の侵入を防ぐ
キッチンの換気扇は、外とつながる大きな穴でもあります。ここを常に回しておくことは、害虫対策として非常に有効です。ファンが回転する物理的な風圧が壁となり、外からの侵入を押し戻してくれます。
また、虫が好む料理のニオイを高い位置から効率よく拡散させるため、家自体を虫に見つかりにくくする効果も期待できるのです。
換気扇つけっぱなしで気になるデメリット

メリットが多い一方で、実際に回し続けていると「これって大丈夫?」と不安になる場面も出てくるはずです。現実的なデメリットへの向き合い方を整理しましょう。
冬場に「部屋が寒くなる」問題の解決策
冬の朝、キッチンが冷え切っているのは、換気扇が外の冷たい空気を引き込んでいるからです。
「寒いから消す」という判断は正しいですが、もし結露が気になるなら、完全に切るのではなく「弱」や「常時換気」モードへ落としてみてください。
排気のパワーを抑えるだけで、部屋の暖かさを守りつつ、最低限の空気の入れ替えを両立させることができます。
フィルターの「汚れが早まる」点には注意
24時間空気を吸い込み続ける以上、フィルターにはホコリや油がこれまで以上に溜まります。汚れが溜まると吸い込みが悪くなり、無理に空気を吸おうとして電気代が上がる原因にも。
対策は、市販の外付けフィルターを活用すること。汚れたら剥がして捨てるだけの習慣をセットにすれば、換気扇内部を掃除する回数は年に一度でも十分に美しさを保てます。
ずっと回し続けて「故障」しない?
換気扇はもともと長時間の運転を想定して作られているため、24時間回したからといってすぐに壊れることはありません。注意すべきは「音」です。
- キュルキュルという金属音
- ゴーという異常な振動音
これらが聞こえたら、寿命や油切れのサインです。10年以上使っている製品なら、無理に使い続けず、点検や買い替えを検討するタイミングだと判断しましょう。
キッチンの換気扇を賢く使うポイント

ただ回すだけでなく、少しのコツを知っているだけで換気効率はさらに上がります。電気代の無駄を省き、賢く使いこなしましょう。
電気代を抑える「強」と「弱」の使い分け
一番のポイントは、料理が終わった後の切り替えです。
- 調理中:煙を逃がさない「強」
- 食後・就寝中:静かで省エネな「弱」または「常時換気」
「強」のまま24時間回すと電気代がかさみますが、調理が終わって1時間ほど経ったら「弱」に落とす。
このルールを決めるだけで、コストを最小限に抑えながらメリットを最大化できます。
窓を開けるのは逆効果?正しい換気のコツ
「換気扇を回しながら窓も開ける」という方は多いですが、実は換気扇のすぐ横の窓を開けると、入ってきた空気がそのまま吸い込まれるだけで、部屋全体の空気は入れ替わりません。
換気扇の対角線上にある遠くの給気口や窓を少しだけ開けるのが、正しい空気の通り道を作るコツです。窓を閉め切っている方が、実は家全体の空気を効率よく引っ張ってこれる場合もあります。
換気扇のスイッチひとつで変わる、これからの「家の整え方」

換気扇をつけっぱなしにすることは、単なる空気の入れ替えではなく、あなたの家という「大きな箱」の状態を常に最適に保つためのメンテナンスです。
カビや油汚れといった、後から対処すると時間もお金もかかる問題を、スイッチひとつで未然に防いでくれていると考えれば、これほど頼もしい家事の味方はありません。
「料理が終わったら消す」というこれまでの習慣を、「常に回して家を守る」という新しい習慣へ。まずは今夜、キッチンのスイッチを「弱」のままにして、翌朝のキッチンの空気の違いを体感してみてください。









