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冬は火災が増える時期

冬は、火災が増える時期です。火事が起きやすくなる行動が増えるだけでなく、小さなボヤや火事が燃え広がりやすい環境が整っていることも、大きな原因といえます。自宅で発生した火災が近所に燃え移ったり、野外作業で火を使ってそれが大規模火災のきっかけになる可能性もあります。
大きな火事を起こさないためにも、冬に火災が起きやすくなる原因を正しく把握しましょう。
冬『火災』が発生しやすくなる4つの原因

冬の時期に火災が起きやすくなる原因は、以下の通りです。
1.空気が乾燥している
冬は、空気が乾燥しています。肌がカサカサしやすくなる時期なので、肌荒れ対策を実施する人が多くなります。空気が乾燥していると、人間だけでなく家財道具が持つ水分量も減少。そのため、ちょっとした火種でも燃えやすくなります。
2.風が強く吹きやすい
冬といえば、北風が強く吹く時期です。冬特有の強風は、小さな火の粉を思いのほか遠くまで飛ばす力を持ちます。空気の乾燥も相まって、火の粉が飛んで乾燥している草や家に燃え移りやすく、一度燃え広がるとどんどん火の勢いが強くなってしまうことも。
冬の風の強さは、人間が寒さを感じるだけでなく、火災が燃え広がる大きな要因にもなります。
3.ほこりが多く発生しやすい
冬になると、裏起毛素材のものを着用したり、長袖で厚手の洋服を着用する人が大半です。厚手の洋服や裏起毛素材の洋服、寝具に使用する毛布やこたつ布団などは、ほこりが発生しやすいので要注意!
掃除した際、夏に比べてほこり汚れが多いと感じる人もいるでしょう。ほこりが多くなると、コンセント周辺などに溜まったものが電気と触れてショートし、火災が起きる原因につながります。
4.火災が起きる可能性がある家電製品の使用機会が増える
冬場使用する、火災が起きる可能性がある家電製品は、以下のものがあります。
- ストーブ
- こたつ
- 電気カーペット・電気毛布
- ヒーターなど
暖房器具の使用が増える他、煮込み料理や揚げ物をする機会も増えるので、コンロの火を長時間使用する機会も増えます。薪ストーブがある家庭であれば、火を使う機会が他の家庭よりも多くなりますよね。このように、火災が発生する可能性が高まる行動が、冬の間は増加しやすいのです。
必ず意識すべき対策

冬の間に意識すべき対策は、以下のものがあります。
- 家電製品やコンロのつけっぱなしに注意する
- 燃えやすいものをヒーターなどの高熱を帯びる家電製品の近くに置かない
- こまめに掃除して、ほこりなど燃えやすいゴミを除去
冬はこたつに入ると動きたくなくなるなど、人間の動きが鈍りやすくなる時期です。そのため、つけっぱなしに注意しなけれなりません。鍋やおでんの煮込み料理を行う際、弱火調理だから問題ないと思い込まず、こまめに料理の様子を確認しに行きましょう。
また、冬場は部屋干しの機会が増えます。ヒーターと洗濯物が接する可能性もあるので、そこにも注意すべきです。寝たばこなど、火の不始末にも十分注意しましょう。
まとめ
冬場は、火災が起きやすくなる時期です。家庭内で火災が起きる原因を把握し、自宅で火災を起こさないための対策を実施しましょう。









