納豆のタレは『最初に入れるべきではない』って本当?納豆に関する豆知識7選

日本の国民食とも言える『納豆』に関して、どのくらいご存じですか。本記事では、意外と知らない納豆に関する豆知識をまとめました。美味しく食べるコツや栄養素を効率的に吸収する方法なども紹介しています。

日本の国民食として愛される『納豆』

日本の国民食として古くから愛されている納豆。多くの栄養素を持ち、1日1パック食べるだけで健康を維持できると言われることもあるほど、栄養価の高い食品です。

そんな私たち日本人にとって身近な食品“納豆”ですが、皆さんは納豆に関してどのくらい知識を持っていますか。意外と含まれている栄養素や効果、納豆の起源や正しい食べ方など、問われるとはきりと答えられない人もいるかと思います。

今回は、そんな納豆に関するさまざまな豆知識をみていきましょう。

納豆に関する豆知識7選

私たち日本人にとって身近な食品である『納豆』。そんな納豆に関する豆知識を紹介します。もしかすると、今まで「なんとなく」で実践していた食べ方は、間違っていたかもしれません。

1.ネバネバの正体は『納豆菌』

納豆といえば、ネバネバとした粘り気が特徴的ですよね。このネバネバの正体は何かというと、『納豆菌』と呼ばれる大豆を発酵させて納豆を作る際に使われる細菌の一種です。

実は、この納豆菌は一種類ではなく多くの種類があり、納豆菌の種類によって味やネバネバの度合いなども変わります。

2.多くの健康効果が得られる食品

納豆といえば、健康食品の代表と言われるほど栄養価の高い食品です。具体的にどのような効果が期待できるのかというと、以下の通りです。

  • 血栓予防(心筋梗塞予防、脳梗塞予防)
  • 骨粗しょう症予防
  • 腸内環境の改善
  • 免疫力向上
  • 生活習慣病の予防(血糖値の上昇抑制により中性脂肪を下げる)
  • 疲労回復効果
  • 美肌・美髪効果

なんと、納豆だけでこれほど多くの健康効果を得られます。健康面ではもちろん、美肌や美髪といった美容面にも良い影響が期待できるので、老若男女問わず積極的に食べたい食品です。

3.納豆の種類

納豆には、主に3つの種類があると言われています。

  • 糸引き納豆:一般的なネバネバのある納豆
  • 寺納豆:麹菌で発酵させた糸を引かない塩辛い納豆
  • 甘納豆:豆類を砂糖で煮詰めて砂糖をまぶして乾燥させた和菓子

普段、私たちが食べているネバネバとした納豆は、『糸引き納豆』と呼ばれる種類です。糸引き納豆の中にも「丸大豆納豆」や「ひきわり納豆」「五斗納豆」などの種類があり、粒の大きさや味、ネバネバ度合いなども異なります。

4.タレは納豆をかき混ぜた後に入れる

皆さんは納豆を食べる際、付属しているタレをどのタイミングで入れていますか。多くの人は、名等のパッケージを開けた直後にタレを入れ、その後、納豆をかき混ぜていると思います。

実は、納豆のタレはかき混ぜた後に入れた方が粘り気が強くなり、ふっくらとした食感を楽しむことができるのです。そのため、納豆本来の旨味を感じたい人は、納豆をかき混ぜた後にタレを入れた方が良いと言われています。

ただし、かき混ぜる前にタレを入れることで、かき混ぜやすくなる、味がマイルドになるという意見もあるので、お好みでタレを入れるタイミングを切り替えましょう。

5.薬味によって栄養素の吸収や効果上昇が期待できる

納豆を食べる際に薬味を添えて一緒に食べる人も多いでしょう。実は、入れる薬味によって栄養素の吸収や効果の上昇が期待できます。

  • ネギ:ビタミンB1の吸収を促進
  • しらす:カルシウムの補強
  • 生姜:血行促進
  • しそ:納豆に含まれない栄養素を補う
  • 納豆:ダイエット効果促進、便秘解消

より美味しく、栄養素を効率的に吸収したり、栄養効果を上昇させたいと考える人は、ぜひ上記の薬味ごとの効能を参考に納豆に添えて食べてみてください。

6.調味料によって美味しさが変わる

納豆に入れる調味料によって、食感や味が変わるのも面白いポイントです。

  • 砂糖:ネバネバ感が上がる
  • 酢:ふわふわとした食感になる
  • マヨネーズ:コクが出てまろやかな味になる

ネバネバとした食感が好きな人は砂糖を少しだけ、ネバネバ感よりふわふわとした食感が好みの方はお酢を入れるなど、自分の好みに合う調味料をほんの少量だけ加えてみましょう。

7.納豆の起源にはさまざまな説がある

最後に、納豆の起源には様々な説が唱えられています。

  • 縄文時代末期から食べられていたという説
  • 煮た大豆が藁に包まれたことで偶然発酵したという説
  • 実は大陸から伝わってきた食品という説

具体的には、縄文時代にはすでに大豆が伝わっていたという記録や、室町時代の書物には糸引き納豆が登場しているなど、この頃にはすでに納豆が食品として親しまれていることが窺えます。

さらに、江戸時代後期には、現代の日本人も実践するご飯の上に納豆をかけて食べる方法を実践する人がたくさんいたとの記録もあるそうです。

納豆の豆知識を活かして美味しく健康生活をサポートしよう

いかがでしたか。すでにご存知の知識もあれば、「こんな食べ方があるんだ」「こんな効能が……」と初めて見知った豆知識もあったでしょう。ぜひ今回ご紹介した納豆に関する豆知識を活かして、より美味しく、そして健康的な生活をサポートしてください。

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