『離婚しやすい夫婦』の共通点5選 原因となりやすいことや未然に防ぐ解決方法とは

現在、日本では3組に1組の割合で夫婦が離婚していると言われています。本記事では、『離婚しやすい夫婦』の共通点や未然に防ぐ解決方法をまとめました。離婚原因になりやすいことも紹介しているので確認しましょう。

夫婦の離婚原因になりやすいこと

現在、日本の夫婦の1年間の婚姻件数に対し、離婚件数の割合が約35%と言われています。よく言われる「3組に1組は離婚している」という言葉は、この特殊離婚率からきていると考えられるでしょう。

ちなみに、2024年に離婚した夫婦は18万組に登ると言われています。その中には、以下のような離婚原因が挙がりました。

  • コミュニケーション不足
  • 性格の不一致
  • 価値観の違い
  • 精神的・肉体的DV
  • 不倫
  • 金銭問題

最も多かった理由は『コミュニケーション不足』で、会話が足りていなかったことによって価値観のすり合わせができず、性格の不一致や価値観の違いに繋がっていったと考えられます。

また、不倫や金銭問題、最近では精神的DVも離婚原因として上がることが増えてきました。

『離婚しやすい夫婦』の共通点5選

離婚しやすい夫婦には、どのような共通した特徴があるのでしょうか。『離婚しやすい夫婦』の共通点を確認し、自分に当てはまっていないかチェックしてください。

1.会話や基本的な挨拶がない

離婚しやすい夫婦は、共通してコミュニケーションが不足している特徴が見られます。同じ空間にいる時でも会話はなく、朝の「おはよう」から帰宅後の「おかえりなさい」、就寝前の「おやすみ」という基本的な挨拶すらない夫婦も。

会話がないと、お互いの現状を理解することもできず、「相手の考えていることがわからない」「愛情が冷めてきてしまった」という事態に陥りやすくなります。

2.本音を言い合えず話し合いを避けがち

元々本音を相手に伝えることに躊躇いを覚えがちな人は、配偶者に対しても本音を言えず、不満を溜め込んでしまいます。また、違和感や疑問点なども相手に伝えることができないため、相手の真意とは別の受け取り方をしてしまい、すれ違う原因になることもあるでしょう。

また、お互いに譲歩したり歩み寄ったりする姿勢がなければ、喧嘩が増えます。喧嘩が増えると話し合いが無駄だと感じるようになり、しっかり話し合わなければいけないことも見て見ぬ振りするようになってしまう夫婦が多いです。

3.スキンシップがない

夫婦の間に愛情を感じる手っ取り早い方法として、スキンシップがあります。元々話すことが苦手な夫婦であっても、スキンシップを取ることで相手の愛情を感じ、安心感が生まれることもあるでしょう。

反対に、夜の営みどころか手を繋いだり抱きしめたりといった軽いスキンシップすらなくなると、その現状に不満や不安を抱いてしまう人は少なくありません。

実際、離婚原因に「夜の営みやスキンシップがない」といった意見は多く、スキンシップがない夫婦は離婚しやすくなるという結果が表れています。

4.生活における価値観にズレがある

夫婦は家計や生活を共有し、助け合って生きていく存在です。しかし、生活において価値観に大きなズレが生じてしまうと、不満が溜まり、やがて「価値観の違い」で離婚しかねません。

  • お金の使い方
  • 夫婦での休日の過ごし方
  • 家庭内での役割に対する意識

どこにお金をかけるべきか、どのようにお金を使うべきかといった金銭感覚や、休日はお互いに自由な時間を過ごしたいか、あるいは夫婦で一緒に過ごしたいかという休日の過ごし方の違い、さらに部屋をどの程度清潔にしておきたいか、家事をどのくらいの頻度で行うべきかといった家庭内での役割に対する意識などに大きな違いが生まれると、共に生活していくことが難しくなります。

5.相手の状況に理解を示さない

夫婦喧嘩に多い原因は、相手の置かれている状況に対して理解を示したり、寄り添ったりする思いやりの心が欠如していることです。

よくある事例として、女性側は家事や育児を全て負担しており、その状況に不満を抱いている一方、男性側は仕事が多忙な時期に入っており、帰宅した後は家事育児に回す気力が失われている……という状況です。

「私は毎日休みもなく家事育児をしているのに」「家に帰ってきたらスマホやゲームばかりやって」という不満は理解できます。しかし、男性側の「ストレスに押し潰されそうな中、仕事を頑張ってきているのに…」という気持ちも理解できます。

このように、相手の状況を話し合いで把握した上で、お互いに歩み寄り譲歩したり助け合ったりする努力をしなければ、やがて離婚に至ってしまうでしょう。

離婚を未然に防ぐための解決方法

「最近、夫婦仲が冷えている気がするけれど、離婚は阻止したい」と考えている人は、まず配偶者とコミュニケーションを増やすところから始めましょう。

最初から『話し合い』を軸にコミュニケーションをとるのではなく、まずは「おはよう」「おかえりなさい」などの基本的な挨拶や、「ありがとう」「お疲れ様」などの労いや感謝の言葉から始めます。

基本的な挨拶や言葉掛けが習慣づいてくる中で、少しずつ何気ない穏やかな会話を振りましょう。「今日こんなことがあってね〜」「今度近くでこんなイベントがあるみたい」など、一言二言で構いません。相手から思ったような反応がなくても怒ったりせず、諦めずに毎日コミュニケーションを取り続けましょう。

こうした日々の積み重ねによって、コミュニケーションをとることが日常的になり、その中で良い雰囲気のままお互いの気持ちを打ち明けたり、落ち着いて少し踏み込んだ話し合いができるようになるものです。

不機嫌そうな態度で過ごすことは控え、まずは笑顔で、相手も穏やかな雰囲気を作れるようにコミュニケーションを増やすことを目標にしましょう。

夫婦間では日頃から些細なコミュニケーションを大切に

夫婦間のすれ違いの大半は、コミュニケーション不足からきています。「夫婦仲が危うい」と感じている人は、まず夫婦のコミュニケーションを見直して、挨拶や会話を増やしたり、会話の内容を明るい話題を意識して増やしたりと努力しましょう。

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