お風呂のお湯を『洗濯で使う』メリット・デメリット 衛生的に問題はないの?

風呂の残り湯

浴槽にお湯を張って入浴したあと、そのお湯をそのまま捨てるのはもったいないと感じる人は多いです。残り湯で洗濯をすることは悪いことではありませんが、メリットだけでなくデメリットも発生しやすいので注意しましょう。どういった点に注意すべきなのか、メリットとデメリットをまとめてるので要チェックです。

洗濯でお風呂の残り湯、使っても衛生的に問題ない?

洗濯機

生活の中で欠かせない、洗濯と入浴。入浴の際、湯船にたっぷりお湯を張って入る人は多いですよね。疲労回復効果も見込めますが、お湯をそのまま捨ててしまうのはもったいないものです。節約のため、お風呂の残り湯を洗濯に再利用している人もいるでしょう。

お風呂の残り湯を洗濯に使用すると、衛生面での不安が付きまといます。きれいに使うよう心がければ、問題なく使用できることが多いです。このほかにも、気になるお風呂の残り湯で洗濯をするメリットとデメリットをまとめているので要チェック!

お風呂のお湯を『洗濯で使う』メリット

節約のイメージ

お風呂のお湯を洗濯に使うと、以下のようなメリットが発生しやすいです。

節水につながる

お風呂の湯船に使用するお湯は、各家庭のユニットバスの大きさや設定にもよりますが、おおよそ200Lほどであることが多いです。それをうまく使って洗濯物を洗えば、節水につながります。

ここで注意したいのが、「すすぎ」では使用しない点です。衣類の汚れを取る「洗い」の工程で使用すると、湯船のお湯が持つ温度などを利用して衣類の汚れを効率よく落としやすくなります。しかし「すすぎ」で使用すると湯船の汚れが衣類に付着し、においが発生する恐れがあります。

お湯なので、汚れが落ちやすい

衣類の汚れは、お湯の方が汚れが浮きやすく除去しやすいです。そのため、お風呂から出てすぐの残り湯の利用は非常に有効!水の温度が下がりやすい冬場や、衣類の汚れがひどいときなど、お湯を使用したお洗濯をするときは、残り湯を有効利用すると更なる節約につながります。

環境にやさしい

洗濯のために新しい水を使用する場合、それだけで環境に負荷をかけることになります。残り湯をうまく使用すれば、環境への影響を抑制し節水にもつながります。

お風呂のお湯を『洗濯で使う』デメリット

お風呂のお湯を洗濯で使用するデメリットは、以下の通りです。

衛生面で不安が残る

湯船に入る前に体と頭を洗っても、人間は皮脂や汗が出るので、お湯にそれが溶け込みます。髪の毛汚れやせっけんカスなどは、お湯が汚れる原因です。体を洗わず湯船に入った場合、足裏のホコリ汚れや体に付着している汚れがそのまま湯船に溶け込むことになるので要注意!

子どもが小さい場合、お風呂の中でこっそり尿をする可能性も否めません。

臭いが気になることがある

前述通り、お風呂の残り湯で洗濯する場合は、雑菌が気になるポイントになります。「すすぎ」のときにお風呂の残り湯を使用すると、湯船に溶け込む雑菌が衣類に付着し、乾いたときに嫌なニオイが気になることがあります。

素材によっては生地が劣化したり色落ちすることがある

お風呂のお湯を使用して洗濯することで、色落ちや衣類の劣化が見られることもあります。

  • 色落ちする素材…ジーンズなど色が濃いもの
  • 縮みなどの劣化…ポリエステル・ナイロンなど

冷めたお湯は雑菌が繁殖している可能性があるので、上記の素材のものを洗濯する場合は水道水を使用しましょう。

まとめ

お風呂のお湯を洗濯で再利用する際は、メリットだけでなくデメリットにも注目しましょう。衣類の素材などに注目し、残り湯を使用するか判断してくださいね。

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