目次
生栗の賞味期限の目安は?
秋になると、生栗がスーパーでも並び始めます。栗ごはんなどいろいろな場面で使われる秋特有の食材ですが、賞味期限が書かれていないこともしばしば。
生栗の賞味期限の目安は、以下の通りです。
- 常温…1週間程度
- 冷蔵…チルド室で1か月程度
- 冷凍…半年程度
上記の期限は、正しい方法を守って保存したときを前提としています。そのため、保存の仕方がよくないと腐る可能性があるので十分注意してください。また、茹でるなど水に触れたら賞味期限は短くなり、皮をむいたらさらに賞味期限は短くなります。その点も把握しておきましょう。
生栗が腐るとどうなるのか
生栗が腐ると、以下のような変化が起きます。
1.皮にカビが生えている
皮に白や黒い点が付着している場合、カビの可能性が否めません。カビは一度生えると深く根を下ろすので、カビの部分だけをふき取っても除去できないものなのです。皮にカビが生えている場合、実もカビが生えています。実にカビが生えていないように見えても、菌は既に侵入しているので食べるのは危険です。
2.異臭がする
栗の皮をむく前の段階や、皮をむいて内側から漂ってきたニオイ、実そのもののニオイを確認した際、鼻を突くような異臭や腐敗臭が漂って来たら食べるのは危険!火を通しても食べることはできないので、異臭がしている栗は潔く破棄してください。
3.虫食いの跡がある
虫食いの跡は、以下のようなものが挙げられます。
- 皮の表面に穴が空いている
- 底の部分が黒っぽく変色している
- 皮の表面に白っぽいぶつぶつがあるなど
虫食いそのものは食べても問題ないものの、やはり気持ち的に少し気が引けますよね。実の状態なども確認し、あまりにも実が小さかったり殻の中に虫が居た場合などは破棄対象となります。
4.水につけたら浮く
生栗を洗うため水につけたら、ふわっと浮いてきた場合、中の実の部分が虫に食われていたり腐敗している可能性が高いです。虫食いそのものは劣化ではないので実を食べても問題ありませんが、実が小さくて美味しくないことが多いので無理に食べるのはやめましょう。
5.調理していないのに柔らかい
栗の皮は、手で触れたとき非常に固く、そのままむくのは不可能な状態です。しかし、傷んでいる栗の皮は既に柔らかく、火を入れていなくても皮に爪先が刺さるなど異変を感じやすいです。調理していないのに皮が柔らかい栗は、既に傷んでいる可能性が高いので食べるのはNG。
生栗の適切な保存方法
生栗の適切な保存方法は、以下の通りです。
- 常温…新聞紙などにくるんで冷暗所で保存
- 冷蔵…水洗い後にしっかりと水分を拭き、新聞紙もしくはキッチンペーパーでくるんで保存袋に入れてチルド室で保存
- 冷凍…そのままの状態で保存可能
冷凍すると保存期間が延びるだけでなく、鬼皮が柔らかくなってむきやすくなります。常温保存可能ですが、虫が寄ってきやすいため早めに消費しましょう。適切な保存方法を守らないと、生栗はすぐに傷むデリケートな食材です。注意して保存し、美味しい状態を保ちましょう。
まとめ
生栗の賞味期限は、決して長くありません。そのため、購入後できるだけ早く消費しましょう。腐っているサインと適切な保存方法を把握し、美味しく栗を楽しんでくださいね。