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毛布は乾燥機で乾かして大丈夫?
毛布は家庭用の乾燥機で乾かしても大丈夫です。ただし、乾燥できるかどうかをチェックする必要があります。
乾燥機に入れる前に表示を確認しよう
乾燥機に入れる前にしてほしいことが「表示の確認」です。そもそも持っている毛布が乾燥機に対応していなければ意味がありませんよね。
「でも待って、乾燥機の対応マークってどう確認すればいいの?」乾燥機の表示は四角の中に丸を描いたマークです。丸の中にはそれぞれ「・・」「・」「✖」の3つがあります。
参考元:洗濯表示|消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
「・・」マークの場合は、かなりの高温に耐えられるという意味があります。乾燥機からでる80℃の熱風に耐えてくれるので、威力の強いガス式乾燥機や大型の乾燥機に対応可能です。
次に「・」マークは耐熱性能が少し落ちます。こちらは60℃の熱風までなら対応可能です。今出回っているご自宅用の乾燥機は60℃くらいの熱風を出せるタイプが主です。このマークがついていれば自宅の乾燥機を使えると思ってよいでしょう。
最後に「✖」マークです。正確にはバツが枠から飛び出したデザイン。こちらのマークの意味は見たまんま、「乾燥機に対応していない」という意味になります。熱風にあてがうと毛布が縮んでしまうような繊細な素材を使った毛布なのでしょう。「✖」マークの場合は乾燥機の使用を諦めてください。
自宅の乾燥機に毛布が入るかどうかを確認しよう
ご自宅にある乾燥機は何kgまで対応できるのか、そして毛布が何kgあるのかを確認してから乾燥機にいれましょう。もしも、容量を超えて乾燥機を回してしまうとどうなるのか?
- 熱風が思うように当たらなくて全然乾かない
- 途中で強制停止する
- 故障の原因になる
このようなデメリットがあります。内容量を守って乾燥機に入れてください。ご家庭用の乾燥機はほとんどが3kgくらいだと思われます。ご自宅にある毛布の重量を確認して対応できるかどうか確認しましょう。
失敗しないコツやポイント
乾燥機に入れることができても、上手く乾燥できなかったり乾燥させる時間の目安がわからなければ無駄な時間と労力を使ってしまいます。毛布の乾燥を失敗しないためのコツを見ていきましょう。
毛布単体で乾燥機に入れる
毛布を早く確実に乾かすには、他の洗濯物と一緒に乾燥機に入れない事がポイントです。毛布を乾燥させるときは、毛布だけを入れるのがベストです。乾燥させる衣類が多ければ多いほど乾燥は遅くなります!
特に毛布の様な大きなものは、乾燥機内のスペースをほとんど毛布が占領。そこに別の洗濯物まで入れてしまうと、毛布も洗濯物もどちらも中途半端に乾くでしょう。「なら時間を長くすればいいんじゃない?」確かに、時間を延ばせば大量の洗濯物を乾かすことができるかもしれません。
しかし長時間かけ続けると乾燥にバラつきがでて、毛布は乾いていないのに衣類だけが必要以上に乾燥されて繊維が縮むことになります。また、長時間かけ続けると電気代も心配ですよね?なので、時間と電力を無駄にしないためにも毛布を乾燥機に入れる場合は単体で乾燥させてください。
毛布を洗濯ネットに入れない
「毛布を乾燥機で回すと繊維がダメになるんじゃないか?」と思って洗濯ネットに入れて乾燥したくなる気持ちもわかりますが、毛布を乾燥機に入れるときはネットを外しましょう。洗濯ネットに入れていると乾燥機の熱風が内部まで届きにくいので、乾きが遅くなります。
しかし、自宅用の乾燥機に入れる場合はネットに入れない方がいいですがコインランドリーの乾燥機に入れる場合は逆です。コインランドリーの乾燥機は温度が高すぎするので素材によっては綿が縮んでしまいます。
乾燥機の設置場所は換気する
乾燥機を使う時は、設置場所を換気しましょう。設置場所の部屋の通気性が良いと乾燥も早くなります。逆に、換気が出来ていないと乾燥機から排出される熱気がこもり上手く乾燥が進みません。
空気をこもらせないようにするには、扇風機を使って部屋の外へ空気を逃がしたり除湿器などで湿気や熱気を吸い取りましょう。窓を開けて家全体の通気性を良くするのもありです。
乾燥時間は約90分!
毛布を自宅の乾燥機で乾かす時間は90分です。乾燥機の出力や毛布の素材によってこの時間は変わります。必要以上に乾燥させると繊維を傷めてしまうので、初めて乾燥機に入れる毛布は定期的に乾いているかどうかチェックしてください。
短すぎるのもいけません。生乾きになって乾燥機内で雑菌が繁殖してしまいます。乾燥させるベストな時間をご自分で探してみましょう。
自宅の乾燥機を使って毛布を乾かす方法
自宅の乾燥機で毛布を乾かすための手順です。難しい事も複雑なこともありません。ただ、毛布を入れるだけです。後は乾きやすいようにちょっと一手間くわえるだけ!手順を見ていきましょう。
乾燥機の設置場所を換気する
乾燥機のある場所が換気できていれば、自然と乾燥スピードも上がります。できれば乾燥機を回す前から換気したり除湿器で湿気を取り除いておくといいでしょう。
毛布を折りたたむ
毛布をぐちゃぐちゃに入れてしまったら乾きが遅くなります。キレイに折りたたんで乾燥機に入れましょう。折りたたみ方は「びょうぶ状」がおすすめです。乾燥機内にすっぽり入るし、全体にしっかり熱風が行き届きます。
びょうぶ状にするには、まず床に毛布を広げます。中央に向かって折り曲げ観音開き状態にしてください。それを二つに折りたためば細長い毛布になります。後はジグザグに曲げていけばびょうぶ状の出来上がりです。
乾燥機を回す
毛布がすっぽり乾燥機に入ったらいよいよ乾燥に入ります。乾燥させる時間は大体90分が目安です。自動で乾燥具合を見てくれる機能がついていれば、その機能にお任せしましょう。他の家事をしている間にしっかり乾かしてくれます。
湿っていたら追加で乾燥
仕上がりを確認します。ふっくらと乾いていたら完了です。まだ湿っているなと感じたら追加で10分程度乾かしてみましょう。
コインランドリーでも毛布の乾燥はできる!
「自宅に乾燥機が無い…」「毛布が大きすぎて乾燥機に入らない…」という方はコインランドリーを活用するのはいかかですか?コインランドリーに設置された乾燥機は業務用なので内容量も大きくて毛布が2枚以上入るし、出力が強いので乾きも早い。業務用ならではのメリットを紹介します。
コインランドリーの乾燥機なら40分で済む
コインランドリーの乾燥機からでる熱風は自宅用のそれとは出力が違います。なので乾く時間もかなり早く、大きな時間短縮になりますね。
自宅と同じように90分で設定してしまうと、毛布は熱で縮んでしまうわ出費がかかるわでもう大変!大きな痛手です。2枚以上の毛布を乾燥させる場合でも50分で十分ですよ。
大きな毛布も簡単に入る
家庭用乾燥機だと、大きな毛布はなかなか入らないし小さな毛布でも折りたたむ必要があります。しかしコインランドリーの業務用乾燥機はそんな心配はいりません!大型なのでそのままポイッと投入するだけでOK。
さらに毛布を一度で2枚以上乾燥させることが可能です。2枚に増やしても料金はそこまで変わらないので、素早くたくさんの毛布を乾かしたい時にとてもコスパが良いです。
殺菌・消臭効果が優れている
業務用乾燥機なら天日干し以上の殺菌効果が得られます。高温熱風で毛布内に潜んだダニや雑菌をまとめて駆除することができます。また、毛布には寝ている間にかいた汗や体臭が染み込んでいます。そういった臭いも消臭してくれます。
さいごに
以上が毛布を自宅の乾燥機で乾かす方法やコツでした。毛布はただでさえ乾きにくい上に、一度干したら場所を大きく奪ってしまうので天気の良い日しか干せないですよね。
「他の洗濯物もたくさんあるのに、毛布が邪魔で洗濯物が進まない…」という方は、家庭用乾燥機をぜひ活用しましょう。素材によっては乾燥機禁止の毛布もありますが、家庭用乾燥機なら温度が低いので対応できる毛布も多いはずです。
温度が低いという事は裏を返せば乾きにくいともとれますが、乾きやすくするためのコツを実践すれば乾燥効果はかなりあがります!
どうしても自宅の乾燥機を使えない(あるいは所持していない)という場合はコインランドリーの乾燥機を使ってください。ちょっと料金はかかりますが家庭用では得られないメリットが揃っています。