エアコンの冷房は何月までつける?暖房はいつから?切り替えの目安を解説

2025年は残暑が長引き、冷房を10月上旬まで使う家庭も多くなりそうです。この記事では、今年のエアコン切り替え時期や判断基準、地域ごとの目安をわかりやすく解説します。

エアコンの冷房はいつまで使う?

リモコンを持ちながら考える女性

2025年は例年と比べて残暑が長引く見込みです。毎年9月下旬頃には冷房を止める家庭が多いですが、今年は10月上旬まで暑い日が続く可能性があります。

実際に、気象庁の予測でも9月から10月にかけての気温が平年より高くなると発表されています。そのため、例年以上に暑さ対策や熱中症予防に気をつける必要があります。

冷房を使い続ける目安は気温と湿度

冷房をやめる時期を判断するには、日付や月だけでなく、気温や湿度をチェックするのが大切です。室温が28℃以上、湿度が60%を超える日が続く場合は、無理に我慢せず冷房を使った方が安全です。

室温や湿度は家の構造や日当たり、地域によっても大きく違います。外が涼しくても室内は意外に暑いことがあるため、家の中に温湿度計を置いて確認することをおすすめします。

地域別で見る冷房の使用目安

日本国内でも、北海道と沖縄では冷房を使う期間が大きく異なります。ここでは、大まかに地域別の目安をまとめました。

  • 北海道・東北地方:6月下旬~9月中旬
  • 関東・中部・近畿地方:6月上旬~10月上旬
  • 九州・沖縄地方:4月中旬~10月下旬

特に2025年は、本州から沖縄にかけては10月上旬以降も暑さが残る可能性が高いため、9月になっても気を抜かずに冷房を利用しましょう。

冷房の使い過ぎや我慢による健康リスク

冷房の使用期間を決めるとき、暑さを我慢しすぎたり、逆に冷房を使い過ぎたりすると体調不良につながることがあります。

暑さを我慢し過ぎると、熱中症になる可能性があります。特に小さな子どもや高齢者は体温調節が難しいため注意が必要です。一方で、冷房の効かせすぎは「クーラー病」と呼ばれる体調不良を引き起こすこともあります。クーラー病になると、次のような症状が現れます。

  • 頭痛
  • だるさ
  • 食欲がなくなる
  • 眠れなくなる

冷房は無理なく適切な温度(目安は26~28℃)に調整して使いましょう。

暖房はいつから使い始める?

暖房を使い始める時期は、地域差や個人差がありますが、一般的には10月下旬から11月上旬です。ただし、2025年は残暑が長引く予想で、暖房の開始が遅くなる可能性があります。

室温が18℃を下回る日が続くようなら暖房をつけ始める目安です。特に、高齢者や小さな子どもがいる家庭では、室温が20℃を下回った時点で暖房を使い始めるのが安全です。

地域別で見る暖房の使用目安

暖房についても、地域差があります。地域別に暖房を使い始める一般的な時期をまとめました。

  • 北海道・東北地方:10月上旬〜4月下旬
  • 関東・中部・近畿地方:10月下旬〜4月上旬
  • 九州・沖縄地方:11月中旬〜3月下旬(沖縄は暖房が不要な家庭も多い)

暖房の使用期間についても、その年の気象状況や室内温度を考えて柔軟に判断しましょう。

冷房から暖房に切り替える時のポイント

冷房をやめて暖房に切り替えるタイミングは、気温が大きく変動する時期と重なります。切り替えの時期は、朝晩と日中の寒暖差が大きいため、エアコンの使い方にも工夫が必要です。

冷房を止める時期は、室温が25~27℃に落ち着き、湿度が60%以下に安定したら目安です。一方、暖房の使い始めは、室温が18~20℃以下になったタイミングが良いでしょう。

エアコンの切り替えの時期には、以下のことを行うと快適で安全です。

  • フィルターの掃除をする
  • エアコンを暖房モードに切り替えて試運転する
  • 異音や異臭がないかを確認する

また、この時期にエアコンが故障すると修理に時間がかかることがあります。故障を防ぐためにも、早めの試運転をおすすめします。

季節の変わり目に役立つ室温の調整方法

エアコン以外の方法を組み合わせると、季節の変わり目も快適に過ごせます。特に秋口や春先など、まだエアコンを使うかどうか迷う時期は以下の方法がおすすめです。

  • 扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる
  • 加湿器で室内の湿度を適切に保つ(湿度50~60%を目安)
  • 厚手のカーテンで室温を調整する

これらを上手く組み合わせることで、エアコンの使い過ぎを防ぎ、電気代の節約にもなります。

まとめ

エアコンの冷房と暖房を切り替える時期は、月だけを基準にするのではなく、室温や湿度などをチェックして判断するのが一番です。

特に最近では季節の変わり目が曖昧になりつつあります。部屋に温湿度計を置くと正確な判断ができるでしょう。また、家庭にいる高齢者や子どもの健康状態を見ながら、早め早めに冷暖房を使い分けることで、健康管理にも役立ちます。

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