繰り越し済みの通帳…捨てても大丈夫?取っておくべき期間とやってはいけない捨て方とは

通帳

繰り越し通帳が手元にたくさんあって、どう扱うべきか悩んでいる人は、実は多くいます。すぐに破棄すべきものではないものの、どれくらいの期間のものを取り置きしておくべきか知らないと、ずっと繰り越し通帳をため込む事態につながります。繰り越し通帳を取り置きしておくべき期間と、やってはいけない捨て方をまとめました。

繰り越し済みの通帳…捨てても大丈夫?

ゴミ箱に捨てられた本

繰り越し済みの通帳、どうしていますか?戸棚など中にまとめて保管していて、どんどん増えてしまってどう処分すべきか悩んでいる人は多いです。紙なので燃えるごみとして処分できるのはなんとなくわかるけど、そのまま燃えるごみとして処分するのはNGです。

繰り越した通帳を取っておくべき期間

繰り越した通帳を取っておくべき期間は、さまざまあります。

通常は2~3年分を取っておく

繰り越し済みの通帳は、通常2~3年取っておくと安心でしょう。

  • 家計の見直しで使用する
  • これからローンを組む予定がある

家計の見直しを行う場合は、1年ではなく2年分くらいの通帳を持っておいた方が、いろいろな情報を収集しやすくてなにかと便利です。

ローンを組むときは、6か月以内の収支の情報を提示することがあります。その際通帳のおぴーを提示しなければならないことがあるので、余裕をもって過去1年分くらいの情報が記載されている繰り越し通帳を持っておくとよいでしょう。

7年ほど取っておく必要があるケースも

場合によっては、繰り越した通帳を7年分持っておいた方が良いケースもあります。

  • 贈与や相続の関係で取り置きしておく場合
  • 個人事業主やフリーランスで働いている場合

贈与や相続がる可能性がある場合は、お金の流れがわかるものを取り置きしておく必要があります。繰り越し通帳はその情報がすべて記載されているので、遺産相続などがある可能性がある場合は繰り越し通帳を厳重に保管しておきましょう。また、相続税の申告などにも必要になってきます。

会社に属すことなく、フリーランスなどで働いている場合は、確定申告をしなければなりません。収入金額や必要経費などの詳細情報が記入されているので、繰り越し通帳は7年分ほどを取り置きしておきましょう。

通帳処分後に金融機関の取引明細が必要になったら、証明書を発行することになります。発行手数料が1か月分で550円必要になるので、数多く取らねばならなくなるとその分出費がかさみます。

繰り越した通帳にやってはいけない捨て方

通帳には氏名や給与、銀行引き落としの詳細情報金額などが記入されているので、ただのごみとして捨てるわけにはいきません。

そのままポイッとごみ箱やごみ袋に入れて破棄してしまうと、個人情報の漏洩につながるので非常に危険です。シュレッダーにかけて粉砕したり、黒塗りマーカーで詳細情報を塗りつぶす、詳細情報が人目に触れないよう、袋に入れて処分する方法を取る必要があります。

まとめ

繰り越し通帳は、すぐに処分すべきものではありません。家庭内の状況を見て、どのように取り扱っておくべきかを把握しておきましょう。繰り越し通帳を処分する際の注意点も、しっかりと知っておくべきです。

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