ジェットコースターが苦手な人の心理6選!絶叫系に感じる“怖さ”の正体とは?

ジェットコースターを怖がる心理には理由があります。なぜ怖いのかを理解することで、乗る前の不安を減らすことができます。この記事ではジェットコースターが苦手な人の心理と恐怖をやわらげる方法を詳しく紹介します。

ジェットコースターがどうしても苦手!

ジェットコースター

ジェットコースターは遊園地で特に人気の高いアトラクションです。しかし、乗り物に関する調査では、ジェットコースターを「怖い」と感じる人も少なくないことがわかっています。

日本の調査では約1割の人が絶叫系の乗り物を「絶対に乗れない」と回答し、イギリスの調査でも成人の約6割がジェットコースターを「怖い」と感じていることが判明しています。

このように多くの人が恐怖を感じる理由には、心理的なものや身体的な理由があります。ジェットコースターが苦手な人の気持ちを理解するために、その心理を詳しく見ていきましょう。

ジェットコースターが苦手な人の6つの心理

ジェットコースターが怖いと感じる心理には、いろいろな原因があります。なぜ怖いと感じてしまうのか、その理由を見ていきましょう。

①急降下のときに感じる浮く感覚が苦手

ジェットコースターが急に落ちるとき、お腹がふわっと浮くような感覚があります。この感覚が嫌いな人は多いです。

なぜ浮いた感じがするかというと、体が一瞬無重力状態に近くなり、内臓が浮くような錯覚を起こすからです。この感覚が乗り物酔いの原因にもなります。特に乗り物酔いをしやすい人にとっては、不快感や吐き気を感じることもあります。

②スピードが速すぎて怖い

ジェットコースターの魅力の一つはスピード感です。でも、この速さが怖いと感じる人もいます。スピードが速いと目に入る景色が速く流れ、脳がその状況をうまく処理できず、怖さを感じやすくなります。また、「コントロールできない状況」に置かれることで、心理的に強い不安や緊張を感じるのです。

③高いところが苦手

ジェットコースターは高い位置まで登り、その高さから急に落ちます。高い場所にいるだけで恐怖を感じる人(高所恐怖症の人)は、その恐怖が強くなります。

高所恐怖症は人間が生まれ持った防衛本能であり、転落の危険を本能的に感じてしまうからです。そのため、ジェットコースターを楽しむ余裕がなくなってしまいます。

④逆さまになることが怖い

一部のジェットコースターは体が逆さまになる設計になっています。逆さまの状態では重力感覚が普段と逆になり、脳が混乱します。これが恐怖や不快感を引き起こします。また、逆さまになったときに「落ちるのではないか」という不安も強くなり、苦手になる理由のひとつです。

⑤体を拘束される圧迫感が嫌だ

ジェットコースターでは安全のためにしっかりと体が固定されます。ですが、この固定されることが怖いと感じる人もいます。自

由に動けないという状況に不安を覚え、パニックを起こしそうになる人もいます。また、狭い空間が苦手な閉所恐怖症の人も、拘束されること自体が強い恐怖を生みます。

⑥過去の怖い経験が忘れられない

一度怖い体験をしてしまうと、それが強い記憶として残りやすくなります。ジェットコースターで過去に怖い思いをすると、その怖さがトラウマとして残り、次に乗るときにその恐怖が蘇ってしまいます。この心理的な壁は、本人の意思だけでは簡単に克服できないことも多いのです。

絶叫系乗り物の恐怖をやわらげる方法

ジェットコースターが苦手でも、家族や友人と一緒に乗ってみたいと感じることがありますよね。そんな時、少しでも恐怖をやわらげるために、いくつかの方法を試してみましょう。

乗る前にジェットコースターをよく知る

乗る前にジェットコースターの動きを知っておくと、安心感が生まれやすくなります。どんなルートで走るのか、どれくらいの高さから落ちるのかなどを、公式サイトの動画やYouTubeの体験動画で確認しましょう。次に何が起きるかが分かっていると、突然の動きにパニックになりにくくなります。

座る場所を考えて選ぶ

ジェットコースターでは座る場所によって恐怖感や酔いやすさが変わります。前方の席は進行方向がよく見えて、心の準備がしやすくなります。

ただし景色が怖い人には向きません。中間の席は振動や揺れが比較的少なく、乗り物酔いをしやすい人に向いています。後ろの席は浮遊感が一番強くなるため、苦手な人は避けるのがおすすめです。

乗る前の食事はほどほどにする

ジェットコースターに乗る前の食事は、空腹すぎても満腹すぎてもよくありません。空腹だと気分が悪くなりやすく、満腹だと酔いや吐き気を感じやすくなります。

乗る1時間くらい前に軽く食べるのがベストです。水分はしっかり摂っておきましょう。気分が悪くなりやすい人は、ショウガ入りの飲み物を飲むか、市販の酔い止め薬を飲んでおくと安心です。

呼吸法と体の使い方を工夫する

ジェットコースターに乗っている最中は、呼吸と体の使い方に気をつけましょう。ゆっくり深く呼吸をする(腹式呼吸)ことで緊張を和らげ、心拍数が落ち着きます。

また、急降下の時には軽く足を踏ん張り、背中と頭をシートに押し付けるようにすると、浮遊感が軽減されます。恐怖が強い時は、思い切り叫ぶことも効果的です。叫ぶことで腹筋に力が入り、恐怖が和らぎます。

終わった後は休憩する

ジェットコースターに乗った後は無理をせずに、ゆっくり休憩しましょう。特に気分が悪い場合は涼しい場所で座り、水分と糖分を取って体を回復させるのがおすすめです。

飴やスポーツドリンクなどを用意しておくと、短時間で気分が回復しやすくなります。無理して続けて別の乗り物に乗るのは避けましょう。

まとめ

ジェットコースターの恐怖を感じるかどうかは、生まれつきの体質や過去の経験によるものが大きく影響しています。苦手だと感じることは決して恥ずかしいことではありませんし、無理に乗る必要もありません。

ただし、挑戦したい気持ちがあるなら、少しずつ怖さに慣れる工夫をするとよいでしょう。また、最新のジェットコースターは乗り心地を改善したり、VR技術で恐怖を和らげたりと進化しています。新しいタイプのジェットコースターを試すのもひとつの方法です。

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